このたび、Docker Desktop の新たな安定版リリースに Azure Container Instances - Docker 統合 (英語) が含まれるようになりました。今すぐに、最新リリースをインストールするか、または最新リリースに更新して、Azure Container Instances (ACI) へのコンテナーのデプロイを開始してください。

Azure Docker 統合

Azure Docker 統合では、同じ Docker コマンドライン (CLI) コマンドを使って、ローカル開発から Azure Container Instances (ACI) にサーバーレス コンテナーをデプロイできます。単一コンテナーをスピンアップするには docker run を使用し、Docker Compose ファイルで定義したマルチコンテナー アプリケーションをデプロイするには docker compose up を使用します。また、ACI で稼働しているコンテナーに対して、ローカルで稼働しているコンテナーと同じように、ログの表示、シェルの接続、その他のアクションを実行することもできます。さらに、Compose を使って、ローカルと ACI のコンテキストのどちらのコンテナーにも Azure ファイル共有ボリューム マウント (英語) を接続できるようになりました。

Azure Container Instances (ACI) を使用すると、インフラストラクチャの設定をまったく必要とすることなく、開発/テスト用のコンテナーや運用コンテナーをクラウドで実行することができます。ACI は、最小限の運用オーバーヘッドでクラウドでコンテナーをすばやく実行する必要がある開発者のニーズに対応しているため、インフラストストラクチャやプラットフォーム管理のオーバーヘッドはまったく発生しません。ACI は、運用ワークロードのニーズを満たすために、その他の Azure サービスに統合されます。たとえば、データ保持のための Azure ファイル共有ボリュームとの統合や、監視のニーズを満たすための Log Analytics との統合があります。ACI は、従量課金制の価格モデルに対応しています。このモデルでは、CPU とメモリの課金がコンテナーの実行中のみ行われ、それ以外の時間はいっさい課金されません。 

Visual Studio Code の Docker 拡張機能

Docker による Docker Desktop の更新のリリースに加えて、マイクロソフトも、Visual Studio Code の Docker 拡張機能 (英語) の更新をリリースしました。この拡張機能の新たな 1.6 リリースでは、Azure Container Registry (ACR) または Docker Hub (英語) からイメージを右クリックして、イメージを Azure Container Instances (ACI) に直接デプロイできるようになりました。

次のアニメーションが示すように、この拡張機能では、まず既存の ACI コンテキストを選択するか、新しいコンテキストを作成するように求められます。その後、このコンテキストがアクティブ コンテキストとして設定され、docker run コマンドを使って ACI にコンテナーがスピン アップされます。コンテナーの実行前には、この拡張機能によりイメージが検査され、いずれかのポートを開くべきかどうかが判定されます。それにより、必要なポートで実行中のコンテナーにアクセスできるようになります。

これまでの Docker 拡張機能のリリースで導入された Azure Container Instances (ACI) の機能に加えて、この新たな機能が利用可能になりました。この最新のリリースでは、ACI でのコンテナーの作成、デプロイ、および診断を Visual Studio Code 内から行うための完全なツールセットを提供しています。

今すぐ試用

Visual Studio Code の Docker 拡張機能 (英語) と Docker Desktop の安定版リリース (英語) をまだダウンロードしていない場合は、ぜひダウンロードして、Docker CLI または Visual Studio Code を使った Azure Container Instances (ACI) へのコンテナーのデプロイを開始してください。すばらしい開始方法の 1 つは、Azure Container Instances (ACI) クイック スタートを使用することです。以下にコメントを残すか、GitHub リポジトリで問題を送信 (英語) することをお勧めします。