Azure Cache for Redis は、高速でスケーラブルなアプリケーションを実現するために使用されるインメモリ データ ストアです。現在プレビューで提供されている新しい Azure Cache for Redis の Visual Studio Code 拡張機能 (英語) を使用すると、Azure サブスクリプションの下にあるすべてのキャッシュにアクセスして、そのデータを確認できます。
この新たな統合により、Visual Studio Code (英語) を使って、キャッシュの確認、テスト、デバッグを、1 つのエクスペリエンス内で効率的に行えるようになります。キャッシュに接続するために接続とアクセス キーを手動で追跡する必要がなくなるので、開発が容易になります。Azure アカウントを使用して認証を行うだけで、ご自分の Azure Cache for Redis インスタンスに即座にアクセスできます。
この拡張機能では、一般的な構成 (クラスター化されたキャッシュと、クラスター化されていないキャッシュ) だけでなく、Redis のすべてのデータ型 (文字列、リスト、ハッシュ、セットなど) もサポートされています。そのため、Redis キーを一致式によってフィルター処理することができます。最終的に、この拡張機能により、アプリケーションの開発、デバッグ、テストに集中する時間を、より多く、思いのままに取れるようになります。
インストールと使用方法
この Azure Cache for Redis の拡張機能は、Visual Studio Code マーケットプレース (英語) からダウンロードすることも、Visual Studio Code 内の [extension] (拡張機能) タブで「Azure Cache」を検索してダウンロードすることもできます。
マーケットプレースでは、Visual Studio Code を開いて拡張機能をインストールするよう求められ、インストールが完了すると、Visual Studio Code の左側にある [Azure] タブの下にキャッシュのドロップダウンが表示されます。そのドロップダウンを展開すると、Azure アカウントにログインするよう求めるメッセージが表示されます。
アカウントがリンクされると、お客様のすべての Azure サブスクリプションが含まれたリストが表示されます。任意のサブスクリプションを展開することで、そのサブスクリプションに属するすべての Azure Cache リソースを確認できます。キャッシュ インスタンスを選択したら、すべてのデータベースとデータベース内のデータを確認できるようになります。クラスター化されたキャッシュの場合は、代わりにシャードが表示されます。
そこから任意のキャッシュ リソースを展開すると、そのキャッシュ リソース内のすべてのキーを確認できます。任意の Redis キー名をクリックすることで、新しいエディターのタブにそのすべての内容が表示されます。コレクション型の Redis キーの場合、そのキーをクリックすることで、そのキー名の下にある個々の要素が明らかになります。各要素をクリックすると、新しいエディターのタブにその内容が表示されます。
Redis キーは一致式を使ってフィルター処理できます。たとえば、式「key*」でフィルター処理すると、「key」で始まるすべてのキーが表示されます。ハッシュ キーについては、ハッシュ フィールド名でフィルター処理することも可能です。また、キャッシュ名を直接選択すると、キャッシュのプロパティ (ホスト名、SKU、場所、接続文字列、アクセス キー、Redis バージョンなど) を確認することもできます。
接続文字列に素早くアクセスするには、キャッシュ名を右クリックして、[Copy Connection String] (接続文字列をコピー) を選択するだけです。
Azure Visual Studio Code 拡張機能の導入
この拡張機能をインストールして新しい統合を体験したら、ぜひ GitHub リポジトリ (英語) を確認してオープンソース プロジェクトにご協力ください。当社のリポジトリでは、あらゆる問題、機能リクエスト、バグを送信いただけます。また、バグ修正、機能、設計変更などで当社のリポジトリにご協力いただくこともできます。
このオープンソースの Visual Studio Code 拡張機能での皆様とのコラボレーションを楽しみにしています。
さらに、今後発表されるすばらしい新機能もお見逃しなく。今回の新しい拡張機能が、皆様のコード作成を促進する統合開発エクスペリエンスをもたらすものとなれば幸いです。
この新しい拡張機能についてのご意見・ご感想をぜひお寄せください (英語)。
その他のご質問や、今後のバージョンでのご希望の機能についてフィードバックがありましたら、以下にコメントを残してください。