Azure Modular Datacenter - 野外での任務における回復性
任務に不可欠なコンピューティングの必要性 防衛および国家安全保障の任務は本部から離れた野外で行われることが多く、そこでは物事が急速に起こり、迅速な意思決定が成否につながる可能性があります。 Microsoft は、Azure Modular Datacenter (MDC) によって、Azure クラウドの重要な側面をエッジに導入し、エンタープライズクラスのコンピューティング、ストレージ、Azure サービスを、任務でそれらを必要とするどのような場所にも提供できるようにしました。 野外向けの設計 野外で IT ソリューションを提供する従来の方法には、次のようないくつかの課題があります。 ネットワーク接続が限定的、断続的、または存在しない ハードウェアの制限とコストの制約 多種多様なネットワークの条件でのアプリケーションの統合、オーケストレーション、クラウド サービスの提供 Azure Modular Datacenter は完全な非接続状態で稼働させたり、接続モードから非接続モードに円滑に切り替えたりできるので、野外における IT ソリューションの従来の課題が解決され、ネットワークが利用できるかどうかに関係なくどこにでもデプロイしやすくなります。 さらに、Azure MDC のハードウェア構成によって、ユーザーは単一のモジュールで最大 3 種類の機密レベルを利用してデータの保存とネットワークへの接続ができます。これにより、管理、運用、インテリジェンスの各ワークロードをサポートするインフラストラクチャのセットを複数設定するために必要なハードウェアの量とコストが大幅に削減されます。 Azure Modular Datacenter の仕様 Azure Modular Datacenter には、政府機関の幅広い任務をサポートするための柔軟性と性能が備わっています。お客様には、複数のハードウェア ラック全体で、数千コアのコンピューティング能力と、何ペタバイト (PB) もの三重冗長ストレージが提供されます。異なるレベルのデータとワークロード用にエンクレーブを分離するようにラックを構成でき、各エンクレーブは非接続モードで稼働させるか、Azure クラウドに接続させるか、お客様のローカル エリア ネットワークに接続させることができます。 ハードウェアは頑丈かつ運搬可能な 40