Stream Analytics の新機能:Azure Functions への出力、組み込みの異常検出など。

2017年9月25日 に投稿済み

Principal Program Manager, Azure Stream Analytics

本日、Microsoft Ignite で、Azure Stream Analytics の魅力的な新機能の一部をプレビューとして発表いたします。組み込みのインライン機械学習ベースの異常検出、Azure Functions への出力、圧縮データ形式のサポート、JavaScript ユーザー定義集計、Visual Studio ツールでの CI/CD のサポートなどの機能です。これらの新機能は、これから数週間をかけて公開される予定です。今週の Microsoft Ignite カンファレンスに参加されている場合は、セッション BRK3302 と BRK3303 に参加すると詳細情報が得られます。

組み込みの機械学習ベースの異常検出

組み込みの機械学習ベースの演算子 "ANOMALYDETECTION" は、Azure Stream Analytics でアプリケーションやデバイスのデータをリアルタイムに監視するユーザーや、想定したパターンを逸脱するイベントや観測結果を簡単に検出する手段を求めているユーザーの助けとなることを目指して設計されました。

これまで、産業用 IoT のお客様や、ストリーミング データを監視するお客様は、カスタムの機械学習モデルに頼っていました。実装するには、シナリオと問題領域に精通している必要がありました。また、このようなモデルをストリーム処理メカニズムと統合するには、複雑なデータ パイプライン エンジニアリングが必要でした。

本日発表した新機能を利用すると、複雑な機械学習が、機械学習モデルを呼び出す 1 つの SQL 関数呼び出しにまで単純化されます。基本となる汎用の機械学習モデルは抽象化されており、入力ストリームに適合するように時間をかけて継続的に学習します。この新しい機能は、数値の時系列データを対象としており、異常や、好ましい傾向と好ましくない傾向を検出するために役立ちます。詳細については、こちらの異常検出に関するドキュメントを参照してください。

Stream Analytics

Stream Analytics クエリで関数を使用するための複数の方法

Azure Functions に出力する

Azure Functions は Azure の "サーバーレス" コンピューティング サービスです。Azure Functions を利用すると、インフラストラクチャを明示的にプロビジョニングまたは管理することなく、オンデマンドでコードを実行できます。また、Azure またはサードパーティ サービスで発生するイベントによってトリガーされるコードを実装できます。このように Azure Functions はトリガーに応答できるため、Azure Stream Analytics の出力先としてうってつけです。

現在 Stream Analytics を使用しているお客様の多くは、まず出力を Service Bus キューに書き込み、そこから Azure Functions にアクセスするという方法で、Azure Functions が提供する豊富な機能を利用しています。Azure Functions とさらに直接的に統合するために、本日は Azure Stream Analytics から Azure Functions への出力アダプターを発表します。この出力アダプターは、ユーザーが Stream Analytics を Azure Functions に接続し、スクリプトまたはコードの一部を実行してダウンストリームのワークフローをトリガーし、主なイベントに高速に応答できるように設計されています。

たとえば、特定の事前に定義された条件 (過熱など) が製造現場で確認された場合、開発者がメールで警告や通知を送信する処理がはるかに簡単になります。また、カスタムの後処理ロジックを開発して、Azure Stream Analytics を他のさまざまな Azure サービスや、Azure エコシステムに含まれないアプリに接続することもできます。

出力の詳細

入力圧縮形式のサポート

お客様が圧縮入力フォーマットのサポートを必要とする主な理由として、帯域幅の問題とメッセージ サイズの制限があります。既存のお客様と潜在的なお客様の多くからいただいた多数に基づき、Azure Stream Analytics で GZIP および Deflate ストリームのサポートを開始することを発表します。

本日の発表は、このような制限に現在直面している多くのお客様にとって Azure Stream Analytics が実行可能な選択肢であることをお知らせするものです。

継続的インテグレーションと継続的配信のための Visual Studio ツール

可能な限り短時間での改善とコード更新を推し進めると共に、運用環境のコードの安定性を管理するために、開発チームはコードの統合と展開 (CI/CD) プロセスの構築に多くの時間を費やす必要があります。このようなチームをさらに支援するために、Stream Analytics Visual Studio Tools 内から CI/CD のネイティブ サポートを展開しています。お客様は、新たにリリースされた NuGet パッケージを使って、自動ビルドを実行し、スクリプトをテストして、それらを Stream Analytics Visual Studio プロジェクトでデプロイすることができます。この新機能を使用すると、Stream Analytics ジョブの継続的 CI/CD パイプラインを、開発者の環境や他の自動プロセス内で簡単に設定できるようになります。

JavaScript ユーザー定義集計

JavaScript ユーザー定義関数のリリース後、Azure Stream Analytics では JavaScript ユーザー定義集計 (UDA) がサポートされるようになりました。ユーザー定義集計を使用すると、時間加重平均、累積密度、配列累積など、独自のステートフルな計算を実行できます。

Microsoft Ignite (9 月 25 日 - 29 日)

動作しているこれらの機能を確認されたい場合、今週の Microsoft Ignite に参加するのであれば、火曜日の次のセッションにぜひ出席してください。また、展示会のホールで私たちのチームに会いに来てください。

  • BRK3303 - リアルタイム ビッグ データ分析:最新技術の利用
  • BRK3302 - IoT 分析の未来:クラウドを完成させる Edge

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