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当社のお客様にとって最重要の懸念事項は、予期せぬ出来事や災害の発生時にもアプリケーションおよびデータのワークロードの稼働状態を維持し、回復可能にすることです。たとえば、COVID-19 で IT 部門は困難な課題に直面しており、ランサムウェアや技術および運用上の障害に関連した後退によるますます増大する脅威のために状況はさらに悪化しています。これらの懸念事項は、ビジネスの継続性を確保する計画の重要性を浮き彫りにします。IT 管理者はビジネス継続性戦略の一環として、クラウド ベースのバックアップおよび障害復旧ソリューションを検討しています。その理由として、このソリューションは、迅速なオンボード、ストレージのニーズに基づいたスケーリング、リモート管理の能力があり、オンプレミスへの追加投資を回避してコストを削減することができるからです。

Azure は、オンプレミスまたは Azure 上の場所を問わず、アプリケーションとデータに対してシンプルかつセキュリティで保護された、コスト効率に優れたビジネス継続性および障害復旧 (BCDR) 戦略を実装するためのネイティブのクラウド ソリューションをお客様に提供します。有効にされると、お客様は最小限のメンテナンスと監視のオーバーヘッド、リモート管理機能、強化されたセキュリティ、およびタイムリーに調整された方法でサービスを回復する機能を享受できます。お客様は、当社のさまざまなパートナー ソリューションから希望のバックアップおよび障害復旧プロバイダーを使用して、オンプレミスの BCDR ソリューションを Azure に拡張することもできます。

これらは、構成や管理のための新しいツールを学習する必要がなく実現できます。Azure Storage アカウントを作成するだけで、わずか数分でペタバイト規模のオフサイト記憶域をお客様の BCDR ソリューションに追加できます。

Azure ソリューションによる複雑さとコストの低減とセキュリティの向上

Azure Backup はデータのバックアップと復元を行うよう設計されたサービスで、Azure Site Recovery はシームレスなアプリケーションの障害復旧のために設計されています。これらのサービスを組み合わせることで、わずか数回のクリックで実装および拡張できる、より包括的なバックアップと回復のソリューションが実現します。

オンプレミスのソリューションを構築したり、コストのかさむセカンダリ データセンターを維持する必要がないため、ユーザーは障害復旧インフラストラクチャのデプロイ、監視、および修正プログラムの適用にかかるコストを削減できます。Azure Backup では、柔軟なポリシーを使用してストレージを自動的に割り当ておよび管理し、コストを最適化してビジネス目標を達成します。Azure Backup と Azure Site Recovery は共に、基盤となる Azure の高可用性ストレージのパワーを活用して、お客様のデータを格納します。これらのネイティブの機能は、消費したストレージに対してのみ支払う従量課金モデルで利用できます。

Azure Backup および Azure Site Recovery のための Azure の一元化されたインターフェイスにより、Azure Virtual Machines、SQL および SAP データベース、Azure ファイル共有、およびオンプレミスの Windows Server や Linux VM などのさまざまなエンタープライズ ワークロードをネイティブで保護するためのポリシーを定義するのがシンプルかつ容易になります。Azure Site Recovery を使用して、ユーザーは Azure Portal からレプリケーション、フェールオーバー、およびフェールバックを設定して管理できます。また、お客様は Windows Admin Center の Azure ハイブリッド サービス ハブを活用してオンプレミスの仮想マシン (VM) を保護したり、Windows Admin Center コンソールから直接 Azure Backup と Site Recovery を有効にすることもできます。

マイクロソフトは、お客様の Azure 上のリソースを保護するために、クラス最高のセキュリティ機能を提供するよう全力で取り組んでいます。Azure Backup は、ソース データからバックアップ データを分離し、多要素認証 (MFA) や、悪意を持ってまたは誤って削除されたバックアップ データを復旧する機能と組み合わせることで、オンプレミスのバックアップおよびクラウド リソースをランサムウェアによる攻撃から保護します。Azure Site Recovery により、お客様は VM をクラウドに、またはクラウド データセンター間でフェールオーバーして、ネットワーク セキュリティ グループを使用して保護することができます。

予期しない出来事からの復旧に関して、安心感を持てることは非常に重要です。中断、誤った削除、またはデータの破損が発生した場合でも、お客様はビジネス サービスとデータをタイムリーに調整された方法で復旧できるという安心感をもつことができます。これらのネイティブ機能は、あらゆる重要なワークロードの、低い回復ポイントの目標 (RPO) と目標復旧時間 (RTO) をサポートします。このように Azure はお客様が強化された BCDR 戦略に転換できるようお手伝いをします。

マイクロソフトの信頼できるパートナー エコシステムで Azure にソリューションを拡張する

私たちは、お客様が他のテクノロジ プロバイダーが提供するオンプレミス BCDR ソリューションを使用されていることを理解しています。たくさんの人気がある BCDR ソリューションが Azure に統合され、お客様が既存のソリューションをクラウドに拡張できるようになっています。

以下に、いくつかの例を示します。

  • Commvault (英語) は、オフサイトのバックアップおよびデータ管理の対象として Azure Storage のすべての層をサポートし、オンプレミスから Azure へ、そして Azure VM のバックアップと回復を可能にします。お客様は、アプリケーション、ワークロード、およびデータを、コスト効率の良い障害復旧 (DR) サイトとして Azure にすばやく簡単に復元し、Commvault Live Sync を使用して低い回復ポイントの目標 (RPO) を達成できます。
  • Rubrik (英語) は、スマート階層化による Azure への簡単なバックアップ、希望の層でのコスト効率の高いデータ ストレージ、および障害やランサムウェアによる攻撃の発生時、または開発/テスト環境でのデータとアプリの Azure へのインテリジェントな即時回復といった、Azure に組み込みの機能を提供します。Rubrik は、オンプレミスから Azure へ、および Azure VM のバックアップと回復を可能にします。
  • Veeam (英語) Backup & Replication は Azure と統合して、オンプレミスの VM、物理サーバー、およびエンドポイントを保護し、Azure に回復することを容易にします。Veeam Backup for Microsoft Azure は、ネイティブの Azure 機能と組み込みのコスト計算ツールを活用して、Azure VM に統合された、シンプルでコスト効率の高いバックアップ機能を提供します。
  • Veritas (英語) の NetBackup および Backup Exec は、Azure へのバックアップ、障害復旧、および移行を提供します。NetBackup CloudCatalyst と CloudPoint は、それぞれオンプレミス資産の Azure へのバックアップおよび回復と、Azure VM の保護を可能にします。NetBackup Resiliency は、Azure リージョンおよび Azure Stack 間での Azure への障害復旧と移行の統合されたエクスペリエンスを可能にします。

Azure Marketplace で利用可能なパートナー ソリューションを見つけましょう。

詳細情報

以下のステップに進んで、お客様の BCDR 戦略を強化しましょう。

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