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Azure Traffic Manager — 高速フェールオーバーと TCP プローブ

公開日: 6月 30, 2017

Azure Traffic Manager の 2 つの新機能、高速フェールオーバーと TCP プローブの一般提供が開始されます。

高速フェールオーバーを使用すれば、ユーザーを異常なエンドポイントから切り離し、より速くリダイレクトできるようになります。とりわけ、次のことが可能になります。

·        Traffic Manager でエンドポイントの正常性状態をチェックする間隔を、既定の 30 秒より短い 10 秒にすることができます。

·        エンドポイントが異常と判断されるまでに連続的に発生しても許容されるエラーの数 (0 から 9) を設定できます。

·        各プローブの試行のタイムアウト間隔を設定できます (プローブ間隔が 10 秒なら 5 から 9 秒、プローブ間隔が 30 秒なら 5 から 10 秒)。

·        Time to Live (TTL) 応答を 0 にまで設定できます。

正常性チェックの間隔を 10 秒にすると、エンドポイントごとの月額追加コストが、Azure エンドポイントの場合には $1、外部エンドポイントの場合は $2 発生します。詳細については、Traffic Manager の価格に関するページをご覧ください。

TCP プローブを使用すると、TCP 接続要求に対する応答をリッスンすることで、お客様のエンドポイントの正常性を Traffic Manager で判別できます。また、HTTP 正常性チェックに応答する機能のないエンドポイント (バックエンド データベースなど) を Traffic Manager プロファイルに追加できます。この機能はたいていオーバーヘッドが比較的低いため、エンドポイントでのリソース使用量を削減するのに役立ちます。この機能の使用に対する追加料金はありません。

高速フェールオーバーと TCP プローブの設定には、Azure Portal、PowerShell、CLI、REST API/SDK を使用してアクセスできます。

これらの機能を使用開始するには、「Traffic Manager エンドポイントの監視」のドキュメントをご覧ください。

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