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Recovery Services コンテナーの一般提供開始: Azure Backup で ARM VM をサポート

Resource Manager VM のバックアップをサポートする Azure Backup Recovery Services コンテナーの一般提供が開始されました。

このたび、Recovery Services コンテナーの一般提供開始が発表されました。Recovery Services コンテナーは Azure Resource Manager のリソースであり、クラウドでネイティブに行われる必要のあるバックアップやディザスター リカバリーの管理を行います。Recovery Services コンテナーは新しい Azure ポータルに統合されている資格情報コンテナーで、Backup コンテナーおよび Site Recovery コンテナーに替わるものです。この発表には、次の機能のセットが含まれています。Azure Backup による ARM VM バックアップ (v2 VM バックアップ) の一般提供のサポート、クラウド ソリューション プロバイダー サブスクリプションのサポート、Premium Storage VM のパブリック プレビュー、新しい Azure portal におけるオンプレミスの Windows サーバー、SCDPM、Azure Backup Server から Recovery Services コンテナーへのバックアップのサポート。

お客様のメリット

Azure Backup のクラウド ファーストのバックアップ戦略には以下のようなメリットがあります。

  • VM をシャットダウンすることなく、アプリケーションで一貫した Windows Azure VM のバックアップとファイル システムで一貫した Linux Azure VM のバックアップが可能
  • Recovery Services コンテナーは容量無制限であるため、複雑なバックアップ ストレージ管理が不要
  • クラウドへのバックアップとクラウド内でのバックアップを高い信頼性で効率よく実施可能
  • バックアップ インフラストラクチャの保守が不要

 

クラウドへのバックアップとクラウド内でのバックアップ

機能

Resource Manager VM のサポート

数か月前に Azure Backup による クラシック VM のバックアップ サポートが一般提供されましたが、今回 Recovery Services コンテナーでも Azure Resource Manager VM のバックアップがサポートされました。これにより、従来型の VM と同一のバックアップ機能が提供されるようになります。

Premium Storage VM のパブリック プレビューを提供開始

Azure Premium Storage では、入出力処理の負荷が高いワークロード向けの高パフォーマンス、低レイテンシのストレージを使用できます。Premium Storage で実行される VM が Azure Backup でサポートされたため、VM を不用意に削除しても VM が破損しても安全が確保されます。

PowerShell が Recovery Services コンテナーをサポート

Azure VM のバックアップ エクスペリエンスの自動化に加え、Recovery Services コンテナー用 Azure Backup PowerShell コマンドレットを使用することで、Windows サーバー、Windows クライアント、System Center Data Protection Manager、Azure Backup Server など、オンプレミス資産のクラウド バックアップ作業の管理を自動化できます。

新しい Azure ポータルの操作がより簡単に

新しい Azure portal と同じように、Recovery Services コンテナーではシンプルな設計を目指しています。新しい Azure ポータルでは、ウィザードに従って 3 ステップの操作で VM セットをバックアップできるようになりました。また、バックアップされた VM は、2 つの操作で簡単に復旧することができます (Azure Backup では業界標準の GFS スキーマで長期間の保持をサポートしています)。

クラウド ソリューション パートナーのサブスクリプションのサポート

Azure では、クラウド ソリューション プロバイダー (CSP) プログラムを使用してパートナーに魅力的な価値を提供しています。新しい Azure ポータルでは、Recovery Services コンテナーを作成する ARM リソース モデルにより、CSP のサブスクリプションを使用したバックアップがサポートされました。パートナーは、オンプレミスで実行されている Windows サーバーや Windows クライアント、アプリケーションのファイルやフォルダーなどのオンプレミスのデータと同時に、自社が提供するクラウドの IaaS VM も 1 つのソリューションで保護できます。

使用を開始するには

Azure VM のバックアップを開始するには、次の 3 つの手順に従います。

  • Recovery Services コンテナーを作成します。
  • バックアップ保護ポリシー (スケジュール設定やバックアップ コピーの保持期間など) を指定します。
  • バックアップ対象の仮想マシンを指定します。

 

下記のビデオでは、Corey Sanders が Azure Backup について説明しています。併せてご覧ください。 

 

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