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Azure Ultra Disk Storage の一般公開に関するお知らせ

2019年8月15日 に投稿済み

Corporate Vice President, Microsoft Azure for Operators

本日、Microsoft Azure Ultra Disk Storage の一般公開 (GA) についてお知らせいたします。これは新しいマネージド ディスク オファリングであり、並ぶもののない非常にスケーラブルなパフォーマンスと、かなりのリソースを必要とする Azure 仮想マシンやコンテナー ワークロードのためのミリ秒未満の待機時間を提供します。Ultra Disk Storage を使用することで、お客様はミッション クリティカルなエンタープライズ アプリケーションをクラウドにリフトアンドシフトできるようになりました。これには SAP HANA などのアプリケーション、SQL Server、Oracle DB、MySQL、PostgreSQL などの最上位階層の SQL データベース、MongoDB や Cassandra などの NoSQL データベースが含まれます。Ultra Disk Storage の導入により、Azure では、Ultra Disk Storage、Premium SSD、Standard SSD、Standard HDD の 4 種類の永続ディスクが提供されることになります。このポートフォリオによって、お客様にはあらゆるワークロードに対応する広範囲なディスク サービスが提供されます。

Ultra Disk Storage は、お客様がそれぞれのワークロードに適したパフォーマンス特性を選択する際に、非常に高い柔軟性が得られるように設計されています。お客様は固有のパフォーマンス要件を満たすために、Ultra Disk Storage のサイズ、IOPS、帯域幅を細かく制御できるようになりました。組織は仮想マシン (VM) の最大 I/O 制限を、複数のディスクをストライプする必要なく Ultra Disk Storage を利用して実現できます。詳細については、Azure の最高技術責任者である Mark Russinovich が投稿したブログ記事「Azure Ultra Disk Storage: Microsoft's service for your most I/O demanding workloads (最も I/O を必要とするワークロード向けに Microsoft が提供するサービス)」をお読みください。

Ultra Disk Storage のプレビューは昨年の 9 月に開始されたので、お客様はこの機能を Azure 上で幅広いワークロードに対して使用し、新たなレベルのパフォーマンスとスケールをパブリック クラウド上で実現して、その仮想マシンのパフォーマンスを最大化することができました。

プレビュー プログラムに参加されたお客様のコメントの一部を次に引用します。

「Ultra Disk Storage により SEGA はオンプレミス データセンターを Azure にシームレスに移行して、柔軟なパフォーマンス制御を利用できるようになりました。」

– SEGA の執行役員/クリエイティブ オフィサー、瀬川隆哉氏

「Ultra Disk Storage により、最もリソースを必要とする PostgreSQL データベース ワークロードで信じられないような書き込みパフォーマンスを達成し、Azure でアプリケーションを拡張できるようになりました。」

– Online Trading Academy のシニア IT マネージャー、Andrew Tindula 氏

Ultra Disk Storage のパフォーマンス特性

Ultra Disk Storage は、4 GiB から最大 64 TiB までの各種ディスク サイズの範囲から細かな増分で選択できます。さらに、ディスク上でそのキャパシティに関係なく IOPS と帯域幅を動的に構成することができます。

お客様は以下を利用することで、ディスクのパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

  • GiB あたり最大 300 IOPS、ディスクあたり最大 160K IOPS
  • ディスクあたり最大 2000 MBps

価格と可用性

Ultra ディスクを複数のリージョンで使用できるようになりました。最新のサポート対象リージョンについては、こちらのドキュメントをご覧ください。Ultra Disk の価格の詳細については、料金ページを参照してください。 

Azure Ultra Disk Storage の利用を開始する

ポータル、ARM、SDK を使用して Ultra を使い始めるには、こちらの手順をご覧ください。