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マイクロソフトでは、Azure のブロックチェーン関連ミッションにおいて、お客様に選択肢と柔軟性を提供することを重視しています。そこでこのたび、Azure Blockchain Service にマネージド サービスとして Corda Enterprise (英語) を導入することになりました。

Azure にマネージド サービスとして Corda Enterprise を導入することになった経緯

2016 年、マイクロソフトは R3 と協力し、Azure Marketplace で仮想マシン イメージとして提供することによって Azure に Corda Enterprise を取り入れました (英語)

2017 年にはその関係をパートナーシップ (英語) へと発展させ、その後数年にわたってお客様、コンソーシアム、独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) と緊密に連携しながら、それぞれが Corda ベースのソリューションを Azure に展開するお手伝いをしてまいりました。そしてお客様やパートナー様と連携する中で、2018 年の Insurwave の立ち上げ (英語) や、最近では 2019 年 9 月の TradeIX 社による Azure での Marco Polo Network (英語) の立ち上げなど、Azure で複数の Corda コンソーシアムの立ち上げを目にしてきました。

お客様がエンド ツー エンドのソリューションを構築される際の重要なご要望の 1 つとして、「Corda を会社のデータやシステム、サービスとしてのソフトウェア (SaaS) とより簡単に統合できるようにしてほしい」というご意見が寄せられました。そのため今年、当社は 30 年間培ったエンタープライズ統合経験を Corda に注ぎ込み、Corda 用のロジック アプリと Flow コネクタをリリースしました。Flow と PowerApps により、一般の開発者の皆様がわずかなコードを記述するだけで、またはコードを記述せずに、Corda に対応する Web アプリやモバイル アプリを開発できるようにもなりました。

しかし、お客様から寄せられた最大のご要望は、「Corda を Azure のマネージド サービスとしてリリースしてほしい」というものでした。具体的には、Corda ノードに対して、適切な Corda ネットワークに接続し、ノードの正常性を管理し、ノードとその基本のソフトウェアの両方を更新するための設定を行うことができる、サービスとしてのプラットフォーム (PaaS) オファリングです。

そしてこのたび、CordaCon (英語) において、Azure Blockchain Service でプレビュー版の Corda Enterprise にサインアップしていただけるようになったことを発表しました。

Corda ノードを簡単に展開

Azure Blockchain Service の Corda では、ノードのプロビジョニングとホストを行う場所を Corda Network (英語) (Livenet、Testnet、UAT (英語)) とプライベートの Corda ネットワークのいずれかから選択していただけます。

プレビュー期間中、Azure Blockchain Service でサポートされるのは、最新の Corda Enterprise バージョン (現在は 4.X) です。ノードのプロビジョニングに加えて、Azure Blockchain Service では、お客様が利用されている Azure Blockchain Service に応じて Corda ノードが適切なネットワークに自動的に接続されます。Azure Blockchain Service の一環として、Corda ノードの構成と展開は Azure ポータル内で行うことも、REST API、CLI、または PowerShell を使用してプログラムによって行うこともできます。これにより、Corda ノードの展開と接続が劇的に簡素化されます。

マネージド型の Corda ノードと Corda 分散アプリケーション

Corda ノードのプロビジョニングと展開のほかにも、Azure Blockchain Service では、Corda ノードと Corda 分散アプリケーション (CorDapp) の管理に役立つマネージド API を提供します。Corda ノードの管理では、ノードへのアクセスの制御や、ノードのスケールアップ/スケールダウン、フロー ドレインの促進などを実行できます。一方 CorDapp の管理では、ノードでの CorDapp の追加、管理、バージョン管理などを容易に実行できます。

ノードと CorDapp の正常性、監視、およびログ機能を搭載

Azure Blockchain Service の Corda には、Azure Monitor を利用して Corda ノードと CorDapp の正常性、監視、ログ情報に容易にアクセスできる機能が用意されています。Azure Monitor では、ログやイベントに基づいてアラートやアクションをカスタマイズすることが可能です。Corda と CorDapp のすべてのログにすぐにアクセスできるので、その正常性と監視データに基づいてカスタムの視覚エフェクトやダッシュボードを作成できます。

次のステップ

Corda Enterprise でソリューションを構築される予定で、プレビューへの参加にご興味をお持ちの方は、こちらのフォーム (英語)に入力してください。

また、今週 CordaCon に参加される予定で、詳細情報をお求めの方は、マイクロソフトのブースにお立ち寄りいただくか、10 月 24 日に行われる当社の「Fully Managed Corda Enterprise with Azure Blockchain Service」セッションに参加して、Azure Blockchain チームのメンバーにお声掛けください。

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