メイン コンテンツにスキップ

将来に向けて、インテリジェント クラウドとインテリジェント エッジを活用しようとする傾向が強まっています。インテリジェント クラウドは、考え得るあらゆる種類のアプリケーション向けの、パブリック クラウドと AI の能力を活用する極めて大規模なユビキタス コンピューティングです。インテリジェント エッジは、エンドユーザーに近いデータや生成されたデータを収集して分析する、相互接続されたシステム/デバイスの集合として拡大し続けています。これらを組み合わせると、新しい種類の分散型コネクテッド アプリケーションを作成し、画期的なビジネス成果を生み出すことができます。

このトレンドをさらに推進するために、本日、Azure Cognitive Services コンテナーのプレビューを発表いたします。これにより、クラウドとエッジにまたがるインテリジェント アプリケーションの作成が可能になります。開発者は AI やデータ サイエンスのスキルと知識を直接身につけていなくても、Azure Cognitive Services を使用することで、物体検知、ビジョン認識、言語理解などのコグニティブ機能を簡単に追加できます。既に 120 万以上の開発者が Azure Cognitive Services について調べ、それを使ってインテリジェント アプリケーションを作成/実行する試みを始めています。コンテナー化は、アプリケーションやサービスをパッケージ化するソフトウェア配布手法です。これにより、わずかな変更で、または変更を加えずにコンテナー ホストにそれをデプロイできます。

コンテナー サポートを使用すると、データの保存場所にかかわらず、お客様はインテリジェントな Azure Cognitive Services 機能を利用できます。つまり、コンテンツをクラウドに送信しなくても顔認識、OCR、テキスト分析の操作を実行できます。こうしたインテリジェント アプリはポータブルかつスケーラブルで、エッジと Azure のどちらで実行される場合も高い整合性を発揮します。

エッジで AI を実行する

さまざまな組織で生成されるデータ量がかつてなく増加している今、お客様は、多様な環境で AI 機能をデプロイできる柔軟性を求めています。コンテナーで Cognitive Services をデプロイすると、お客様はデータが保持されている物理世界の近くで情報を解析し、応答性に優れたコンテキスト対応型のリアルタイム分析情報や現実的なエクスペリエンスが得られます。お客様がオンプレミスでデプロイする Cognitive Services コンテナーは、顧客データ (解析対象の画像やテキストなど) を Microsoft に送信することはありません。 

クラウドとエッジで整合性のあるアプリ アーキテクチャをビルドする

Cognitive Services コンテナーを使用すると、堅牢なクラウド機能とエッジのローカリティの両方を活用するよう最適化された単一のアプリケーション アーキテクチャをビルドできます。コンテナーを利用すると、ソリューションにデプロイ済みの AI モデルをアップグレードするタイミングを決定できます。また、エッジと Azure のどちらで実行される場合も、新しいモデル バージョンを運用環境にデプロイする前に、整合性のある方法でテストできます。

多くのお客様やパートナーの皆様がこうした拡張機能を既に利用して、ビジネスを前進させています。

Psiori では Cognitive Services コンテナーを使用して、実験レポートや画像などの医療ドキュメントをエッジで直接解析し、保険金の支払い処理を自動化および合理化しています。「これまで、高品質の AI 機能を備えると同時に各病院の現場でコンプライアンスを満たすことのできるソリューションを懸命に探してきました。コンテナー用の Cognitive Services サポートはまさに求めていたものでした」- パートナーであり Psiori 社でシニア ソフトウェア開発者として働く Jona Boddinghaus 氏はこう述べています。

専門的なサービスを提供するグローバル企業アバナード は、Cognitive Services コンテナーを使用して、接続が限定される場所のお客様向けに新しいインテリジェント エッジ アプリケーションをビルドしています。「コンテナーや Cognitive Services を利用することでお客様の障害点を軽減できる分野とは、遠隔地の石油掘削基地、沿岸から離れた海洋上の船舶、工場フロアなどの接続しにくい環境です」とアバナード社の AI 担当 CTO、Amit Bahree 氏は述べています。

Intel は Linux コンテナーのセキュリティを確保するハードウェア ソリューションを扱っています。「Azure Cognitive Services コンテナーのおかげで、オンプレミスとオフプレミスのどちらでも AI ソリューションを開発してデプロイできるオプションが増え、しかもパフォーマンスが安定しています。ワークロードが激しく増えたときにスケールアップしたり、エッジにスケールアウトしたりできます」- Intel 社のソフトウェアとサービス担当 VP、Andy Vargas 氏はこう述べています。

今すぐお試しください。

Azure Cognitive Services コンテナーを今すぐ活用して、インテリジェント アプリケーションをビルドしましょう。詳細については、「Getting started with Azure Cognitive Services in containers (コンテナーで Azure Cognitive Services を開始する)」という技術的なブログをご覧ください。

エッジ ソリューションの詳細については、Julia White によるエッジ コンピューティング ブログをご覧ください。

  • Explore

     

    Let us know what you think of Azure and what you would like to see in the future.

     

    Provide feedback

  • Build your cloud computing and Azure skills with free courses by Microsoft Learn.

     

    Explore Azure learning


Join the conversation