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Azure in CSP

 クラウド ソリューション プロバイダー (CSP)  パートナーは、Microsoft の各種クラウド サービス (Azure、O365、Enterprise Mobility Suite、および Dynamics CRM Online) を単一のプラットフォームで使用できます。CSP では、パートナーは、エンドツーエンドに顧客のライフサイクルおよび関係を所有し、価格および契約条件を設定して顧客に直接請求を行い、サブスクリプションを直接プロビジョニングして管理し、付加価値サービスを追加するとともに、顧客のサポートにおける最初の接点となることができます。
顧客の方は、パートナーと直接的に連携して、固有のニーズに合ったソリューションを設計し実装することができます。Microsoft パートナーに問い合わせて、クラウドがお客様のビジネスにどのようなメリットをもたらすかをお調べください。パートナーを探す必要がありますか?  Microsoft ソリューション プロバイダー検索 にアクセスして、今すぐ開始しましょう。
 

CSP の新しい Azure オファー (Azure プラン)

お客様が Microsoft CSP の新規顧客またはパートナーである場合、すべての新規顧客およびパートナーが CSP での新しい Azure オファー (Azureプラン) の取引に招待されていることをご承知おきください。確立されたリセラー関係を持ち、共に有効な従来の Azure オファーのサブスクリプションを持っている既存のお客様とパートナーのみが、以前の Azure オファリングを継続して取引することができます。

新しい Azure オファー (Azure プラン) の詳細については、次を参照してください:  概要:Azure プラン

CSP における従来の Azure オファーに対し今後変更される点について、よく寄せられる質問をここでご確認ください:  CSP の提供状況における従来の Azure オファーの変更点

CSP での従来の Azure オファーに関する重要な日程

従来の Azure オファーには、3 つのフェーズでの変更があります。1 月に発表されたように、フェーズ 1 の開始日は 2021 年 7 月 21 日です。フェーズ 2 の開始日は 2022 年 2 月 1 日の予定です。フェーズ 3 の開始日はまだ設定されていません。

第 1 フェーズは 2021 年 7 月 21 日に開始され、CSP での従来の Azure オファーの既存のアクティブなサブスクリプションは継続されますが、純新規の Azure クラウド ソリューション プロバイダー プログラムのビジネスはすべて、新しい Azure オファー (Azure プラン) にする必要があります。

第 2 フェーズは 2022 年 2 月 1 日に開始され、従来の Azure オファー サブスクリプションにはパートナー インセンティブが提供されなくなり、価格は推定小売価格 (ERP) となります。PEC およびインセンティブの対象となるのは、新規の Azure オファー (Azure プラン) のサブスクリプションのみです。

これらの変更に関する詳細なルール。

フェーズ 1: 2021 年 7 月 21 日より、Azure クラウド ソリューション プロバイダー プログラムの純新規ビジネスは、すべて新しい Azure オファー (Azure プラン) になります。 

  • クラウド ソリューション プロバイダー プログラムにおけるパートナーとお客様との間の既存のリセラー関係については、お客様が以前の Azure オファー (MS-AZR-0145p) を既に購入している場合、パートナーは取引を継続することができ、お客様はそのパートナーから以前の Azure オファーを購入することができます。
  • 従来のAzure オファーは、クラウド ソリューション プロバイダー プログラムで取引を行う純新規パートナーにはご利用いただけません。
  • 従来の Azure オファーは、クラウド ソリューション プロバイダー プログラムのパートナー経由で純新規に購入されるお客様にはご利用いただけません。
  • すべての新規リセラー関係または新規顧客の獲得について、パートナーは新しい Azure オファー (Azure プラン) のみを取引することができます。
  • フェーズ 1 のポリシーは、 チャネル パートナーの変更要求 にも適用されます。
    • 2021 年 7 月 21 日より、パートナーが以前の Azure オファーのサブスクリプションの課金所有権を他のパートナーから引き継ぎ、同時に新しい Azure オファー (Azure プラン) に変換するための 新しいセルフサービス ツール が登場しました。
  • パートナーとお客様の間のすべての既存のリセラー関係において、お客様が以前に Azure を購入したことがない場合、パートナーは取引のみを行い、顧客はそのパートナーから新しい Azure のオファーを購入することができます。
  • Government Community Cloud (GCC) のお客様は、従来の Azure オファー (MS-AZR-0145p) を継続して利用できます。GCC のお客様向けの Azure プランと課金の移行ツールは現在計画中であり、追加情報が入手でき次第、すべてのパートナーに最新情報をお送りします。
  • インダイレクト リセラーに移行し、その顧客をインダイレクト プロバイダーに移行するダイレクト パートナーは、フェーズ 1 の変更が免除されます。
  •  Azure Partner Shared Services  (APSS MS-AZR-0159p) については、フェーズ 1 に引き続き、変更はありません。

フェーズ 2: 2022 年 2 月 1 日より、従来の Azure のオファーからインセンティブが削除され、価格は推定小売価格 (ERP) に設定されます。

CSP での従来の Azure オファー:

  • CSP での従来の Azure オファーに関連するパートナー インセンティブは削除されます。
  • CSP の従来の Azure オファーの価格は、Azure の推定小売価格 (ERP) の価格と同じになります。

CSP の新しい Azure オファー (Azure プラン):

  • パートナーは、CSP の新しい Azure オファー (Azure プラン) において、引き続きパートナー獲得クレジットの対象となります。
  • Microsoft Commerce Incentives (MCI) に登録されているパートナーは、CSP の新しい Azure オファー (Azure プラン) に関連するインセンティブを引き続き受けることができます。
  • シルバーのクラウド プラットフォーム コンピテンシーをお持ちのパートナーは、CSP の新しい Azure オファー (Azure プラン) に関連する追加のインセンティブを受けることができます (2021 年 10 月発効)。

概要

CSP では、パートナーは Microsoft Azure に関する顧客のライフサイクルと関係について、エンドツーエンドの所有権を持つことができます。つまり、パートナーは販売を管理し、請求についての関係を所有し、技術および課金のサポートを行うとともに、顧客との唯一の接点になることができます。さらに、CSP では、セルフサービス ポータルや API など、顧客とサブスクリプションに対する請求を簡単にプロビジョニングおよび管理し、提供できるようにするツール一式を用意しています。

プログラムの特徴

完全なエンドツーエンドの顧客管理

CSP パートナーは、顧客のニーズとの最初の接点であり、顧客との関係の中心になります。エンドツーエンドのエクスペリエンスを管理することで、より強固な顧客との関係を構築することができます。

  • 販売 – 価格、契約条件、課金をコントロールしながら独自のソリューションとサービスのバンドル化や Azure の再販売を行うことができます。
  • 付加価値サービス – CSP を活用して、Azure サービスに加えてマネージド サービスやサードパーティ アプリケーションを追加することができます。
  • プロビジョニング – 顧客およびサブスクリプションを直接プロビジョニングして、新型のポータルと付随する API によりサービスを管理できます。
  • 管理 – マルチテナント機能により、サービス全体ですべての担当顧客のサブスクリプションを管理することができます。
  • 請求 – Microsoft が、すべての顧客の使用量に対してパートナーに直接請求を行います。このため、顧客に対するすべての請求はパートナーが行います。
  • サポート – 最前線での顧客のサポートを担当し、ビジネス継続性を確保します。

パートナー センターおよび API

 パートナー センター は CSP 取引パートナーが使用するポータルであり、新規顧客のプロビジョニング、サブスクリプションの注文と管理のほか、顧客に代わって管理タスクを行うことができます。新しいポータルの主要な利点は次のとおりです。

  • 使いやすさ – 新しいポータルと API を使用することで、顧客およびサブスクリプションのプロビジョニングと管理をシームレスに行うことができます。
  • 顧客 & サブスクリプションのプロビジョニング – 単一の使いやすいポータルで顧客とサブスクリプションのプロビジョニングを行うことができます。
  • 顧客の代わりの管理 – シングル サインオン機能により顧客のサブスクリプションを管理できます。
  • 豊富な CSP クラウド サービス製品 – Azure だけでなく各 CSP 製品を使用できます (詳細はパートナー センターを参照してください)。
  • マルチチャネル & マルチ CSP パートナー – パートナーは、マルチチャネル機能により、既存のテナントを持つ顧客に対して CSP サブスクリプションをプロビジョニングすることができます。一方で顧客は、マルチパートナー機能により、複数の CSP パートナーと取引して、自身のニーズに最も合うソリューションを見つけることができます。
  • 請求書の確認 – 請求書および請求履歴を確認できます。
  • CSP API によるアクセスとオンボーディング – CSP API を使用して、顧客とサブスクリプションを管理し、規模を拡大し効率性を高めることができます。

主要な概念

パートナーによるアクセス制御

既定では、顧客のテナントで新しい Microsoft Azure サブスクリプションが作成されると、顧客ではなくパートナーにこのサブスクリプションの所有権が付与されます。このため、顧客は、Microsoft Azure 管理ポータルにログインして特定のサブスクリプションで新しい Azure サービスを作成/開始/停止することはできません。顧客に代わり、パートナーがこれらの操作を行う必要があります。パートナーは、Microsoft Azure 管理ポータルのサブスクリプション設定で、サブスクリプションの所有者権限または共同作成者権限を顧客に付与することもできます。顧客は、サブスクリプションの所有者権限または共同作成者権限を付与されると、ポータルにログインしてそのサブスクリプションで新しい Azure サービスを作成/開始/停止できるようになります。重要なのは、顧客はサブスクリプションの所有者権限または共同作成者権限が付与されると、使用量に影響を及ぼす可能性がある変更をそのサブスクリプションの各サービスに加えることができるようになることです。パートナーはこの事に留意し、サブスクリプションの管理権限を顧客に付与する場合は、その顧客との契約、管理、サポート、請求を適切に行う必要があります。アクセス許可はサービス レベルでも適用可能です。

利用可能なサービス

Azure in CSP は、Azure のデプロイ モデルである Azure Resource Manager (ARM) をベースにしています。ほとんどのサービスは ARM で使用可能であるため、Azure in CSP でも利用できます。各サービスは ARM をサポートするように更新され続けているため、これらのサービスを CSP でも利用できるようになります。 Azure CSP ドキュメントで利用可能な Azure サービスの一覧をご確認ください

サードパーティの ISV によって公開されたアプリケーションは、Azure CSP サブスクリプション経由ではまだ購入できないことに注意してください。ただし、サードパーティの Bring Your Own License (BYOL) と無料イメージは、CSP サブスクリプションで利用できます。

利用可能なプログラム

CSP プログラムは こちら に市場別に掲載されている国/リージョンにオフィスのある企業で利用できます。CSP プログラムのパートナーは、同じ市場内であれば国外でも販売活動が可能です。その地域にオフィスがなくてもかまいません。

従量課金制課金モデル

Azure in CSP は従量課金制のサービスです。つまり、パートナーが支払うのは、顧客のサブスクリプション内で使用されたサービスの使用量の分のみです。最低購入額や義務は存在せず、サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。未払いの料金が発生した場合は、支払いが必要です。

パートナーによるサポート

CSP パートナーは、担当するリセラーおよび顧客向けに技術および課金のサポートを行います。CSP パートナーは、Microsoft からのサポートを必要とする場合、パートナー センターで問い合わせを行うことができます。Microsoft のサポートを直接受けることができるのは CSP パートナーだけであり、リセラーおよび顧客は受けられないことに注意してください。

CSP のモデル

企業顧客と直接接するリセラー向けに、2 つのモデルの CSP プログラムが用意されています。

  • レベル 1 クラウド ソリューション プロバイダー:  MSP、または顧客に対し大規模な請求およびサポートを行うことができるソリューション ビジネスを有するパートナー向け。
  • レベル 2 リセラー:  レベル 2 クラウド ディストリビューション パートナーの請求、サポート、付加価値サービスを活用して Microsoft クラウド サービスの再販売を行う予定があるパートナー向け。

Microsoft は、クラウド リセラー チャネルを大規模に採用、実現、成長させる レベル 2 クラウド ディストリビューション パートナー も認定しています。このオプションは、確かな実績があることを Microsoft が把握しており、高い評判を誇るパートナーのみが利用できます。選出は推薦によります。

パートナー契約と他のプログラムの要件については、 CSP に関するドキュメントと学習リソースを参照してください。

支払い条件

パートナーには、すべての顧客のサブスクリプションでの全使用量について毎月請求が行われます。顧客は、担当パートナーから請求を受けます。

オファーの可用性

Azure in CSP は、 ここのリストにある国/リージョンで使用可能です。パートナーの通貨は、Microsoft との契約により決まります。顧客の通貨は、担当パートナーとの契約により決まります。

レベル 1 CSP パートナー:

レベル 1 CSP パートナー:

  • Microsoft は、CSP パートナーに対し、パートナーの所有権下にあるリセラーと顧客のサブスクリプションで消費された使用量すべてについて、毎月請求を行います。パートナーには、全料金の請求書、および詳細が記載された添付の照合ファイルが送られます。請求の詳細については ここをご覧ください。

  • Azure in CSP の価格は、使用するサービスにより異なります。パートナーは、Azure サービスの価格の詳細を、パートナー センターの価格とプランに関するページまたは  RateCard API で確認できます。

  • パートナーは、使用可能なサービスの詳細について記載された Azure in CSP のリリース ノートを、パートナー センターの価格とプランに関するページでご覧いただけます。こうした情報は、リセラーや顧客と共有できます。

  • 既定では、サブスクリプションにアクセスできるのは CSP パートナーのみですが、顧客 (グループまたはユーザー) をサブスクリプションに追加することができます。アクセスの管理方法の詳細については ここ をご覧ください。一般に、所有者のロールのメンバーはユーザーの追加と削除を行うことができるため、このロールに顧客は追加しないことをすすめします。

  • サブスクリプションは、Microsoft Azure 管理ポータル、PowerShell、X-Plat CLI、リソース管理 REST API などのさまざまな方法で管理することができます。

CSP ディストリビューターと取引するレベル 2 リセラー:

  • リセラーに対する請求は CSP ディストリビューターが管理します。請求については、担当ディストリビューターに問い合わせてください。

  • リセラー向けの価格は CSP ディストリビューターが管理します。価格については、担当ディストリビューターに問い合わせてください。

  • Microsoft では、利用可能なサービスについて記載した Azure in CSP のリリース ノートを公開しています。利用可能なサービスについては、担当ディストリビューターに問い合わせてください。

  • 顧客のサブスクリプションへのアクセスを入手する手順は 2 段階になっています。まず、CSP リセラーが、顧客と 再販売についての関係 を構築する必要があります。関係が成立すると、ディストリビューターが、顧客のサブスクリプションの適切なロールにリセラーのグループを追加できるようになります。