Premium Files で新しくなる Azure Files

5月 14, 2019 に投稿済み

Principal Program Manager, Azure Files

Premium Files は Azure Files にとってスケールとパフォーマンスの新しい指標となり、開発者や IT 専門家にさらなる力を与えます。

今日は、Azure Premium Files プレビューの一般公開をご報告できることをうれしく思っています。Premium Files はパフォーマンスのレベルを次に進める新しいパフォーマンス レベルであり、クラウドでファイルを完全管理するサービスが提供されます。Premium レベルは、高いスループットと短い待ち時間を必要とする IO 集中型ワークロードに一貫したパフォーマンスを届けるように最適化されています。Premium Shares では、データが最新のソリッドステート ドライブ (SSD) に保存されます。ファイル サービス、データベース、共有キャッシュ ストレージ、ホーム ディレクトリ、コンテンツ リポジトリ、コラボレーション リポジトリ、コンテナー用の永続ストレージ、メディアと分析、変動の大きいバッチ ワークロードなど、さまざまなワークロードに適しています。標準レベルでは、パフォーマンスの変動性の影響をそれほど受けないワークロードに信頼できるパフォーマンスを引き続き提供します。また、標準レベルは、汎用ファイル ストレージ、開発/テスト、アプリケーション ワークロードに適しています。

プロビジョニングされるパフォーマンス - 動的な拡大縮小と一貫性

Premium Files では、ワークロード ニーズに合わせてファイル ストレージのパフォーマンスをカスタマイズできます。Premium Files Shares では、Premium Shares のスケールをダウンタイムなく、動的に増減できます。Premium Shares の IOPS とスループットのスケールは、プロビジョニングされた容量の変更に合わせて瞬時に変化します。待ち時間は引き続き、一貫して短くなります。

Premium Shares パフォーマンスの定義:

ベースライン IOPS = 1 * プロビジョニングされた GiB (最大 100,000 IOPS)。
バースト IOPS = 3 * プロビジョニングされた GiB (最大 100,000 IOPS)。
エグレス レート = 60 MiB/秒 + 0.06 * プロビジョニングされた GiB
イングレス レート = 40 MiB/秒 + 0.04 * プロビジョニングされた GiB
例:プロビジョニングされた共有が 10 TiB の場合、ベースライン IOPS は 10K、バースト IOPS は最大 30K、エグレス レートは毎秒 675 MiB、イングレス レートは毎秒 450 MiB になります。IOPS とエグレス/イングレス レートは、アクセス パターンと IO サイズに基づいて変化する場合があり、100 TiB 共有でピーク パフォーマンスに達します。

それでは、どのくらい速くなるのでしょうか?待ち時間を見てみましょう。

ヒストグラムで表した待ち時間の平均と待ち時間のパーセンタイル データ

上記のサンプル テスト結果は、1 台の仮想マシン (Standard F16s_v2) で実行された、8 KiB IO サイズの読み書きの社内テストに基づいています。このテストの際、サーバー メッセージ ブロック (SMB) で Premium Shares に接続されていました。このテストによって、Premium Shares の読み書きの待ち時間が一貫して短いことが明らかになりました。つまり、IO サイズが 64 KiB 未満と小さい場合、2 ミリ秒から 3 ミリ秒の間になります。並列スレッドの数を変えても (最大 10) 結果は同じです。

Premium Shares では、パフォーマンスのスケールを変えることができます。100 TiB の共有に対してターゲットのエグレス レートを毎秒 6 GiB、イングレス レートを毎秒 4 GiB とするとき、最大 100K IOPS まで大幅にスケールアップできます。大量のスループットを必要とするワークロードに対処するため、Premium Share ではスループットのレベルをさらに上げました。最初に Premium Files を導入したときと比べ、2 倍の合計スループットを得ることができます。基本的に、100 倍の IOPS と毎秒 10 GiB の合計スループットを得ることができます。これは、現行の標準ファイル サービスと比較したとき、170 倍の改善です。

アクセス パターンが変わるときのワークロードについてはどうですか?アプリケーションの場合、集中的な IO のピークは短いことが多く、たいていは IO パターンが予測しやすくなります。そのような場合、Premium Files は面倒な設定なしで最高の体験を届けます。Premium Shares はすべて、フル バースト クレジットと毎秒 100 MiB の最小合計スループットから始まり、バースト モードで運用することができます。

バースト モードがどのように動作するのかを見てみましょう。.使用されていないベースライン IO はすべて、バースト クレジット バケットに蓄積されます。十分な IO クレジットが蓄積されている場合、共有はベースライン IOPS を最大 3 倍までバーストできます。ベスト エフォート基準で、すべての共有はプロビジョニングされた GiB ごとに最大 3 IOPS を最大 60 分までバーストでき、50 TiB より大きい共有では 60 分より長く持続できます。詳細については、バーストに関するドキュメントをご覧ください

価格 - シンプルで予測可能なコスト

Premium File Shares は、使用されたストレージではなく、プロビジョニングされたストレージに基づいて請求されます。プロビジョニングした GiB 単位に対してのみ料金を支払います。手数料やスループットとバーストに対する追加料金はありません。そのため、Premium Files ベースのデプロイの総保有コストを非常に簡単に決定できます。Premium レベルに必要なコストは GiB ストレージ単位では標準ストレージの場合より高くなりますが、手数料がゼロで、バースト機能が組み込まれており、また、プロビジョニング サイズを自由に調整できるため、IO 集中型ワークロードの場合、標準レベルより費用対効果の高いソリューションとなることがあります。詳しくは、価格のページをご覧ください。

可用性 - 広範囲でグローバル

この告知の時点で、Azure Premium Files のプレミアム プレビューは、米国東部 2、米国東部、米国西部、米国西部 2、米国中部、北ヨーロッパ、西ヨーロッパ、東南アジア、東アジア、東日本、西日本、韓国中部、オーストラリア東部リージョンで利用できます。サービスを提供する Azure リージョンは今後も増やす予定です。利用可能なリージョンの最新情報については、Azure 製品の可用性ページからご確認ください。

使用開始 - 簡単で時間がかからない

Premium Files は 2 分で使い始めることができます。Premium レベルは専用ストレージ アカウント タイプである FileStorage で提供されます。利用できるリージョンで新しい FileStorage アカウント タイプを作成し、ワークロード パフォーマンスに基づき、プロビジョニングされたサイズで新しい共有を作成します。Azure portal、PowerShell、または CLI を使用して Premium Shares を作成し、普段お使いの Azure Files クライアント ツールやライブラリを使用してデータにアクセスできます。Premium File Share 作成方法の詳しい手順はこちらをご覧ください。

現在のところ、Azure portal では、最大 5 TiB の Premium Share を作成できます。近日中、5TiB 以上作成できるようにポータルが更新される予定です。それまでは、Azure PowerShell または CLI を使用し、5 TiB 以上の共有を作成したり、ポータル経由で作成されている共有のサイズを 5 TiB 以上に変更したりできます。

次のステップ

Azure Premium Files ドキュメントに詳細があります。アクセスしてみてください。

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