Azure Advisor スコアで Azure のワークロードを最適化する

2020年10月7日 に投稿済み

Senior Program Manager, Azure

アジャイルや DevOps といった最新のエンジニアリングの慣行では、セキュリティ、運用、コスト管理の所有権が、集中管理型のチームからワークロード所有者に変えられているため、従来のデータ センターよりも速いスピードでイノベーションが促進されます。この新たな世界では、安全で信頼性があり、高性能かつコスト効果の高いクラウド ワークロードの構築、デプロイ、管理がワークロード所有者に求められます。ワークロード所有者は、適切に設計されたデプロイが必要ですので、現在の状態がどのようなものかを知りたいと思っているかもしれません。実行できるすべての処置のうち、Azure のワークロードに対して最も大きな違いを生むのはどれでしょうか? また、進展しているかどうかを知るにはどうすればよいでしょうか?

これが、Azure Advisor スコアが作成された理由です。Azure のワークロードがどの程度ベスト プラクティスに従っているかを把握し、問題の修復がどの程度有益かを評価し、デプロイを最適化するために実行できる最も影響の大きい推奨事項を優先するのに役立ちます。

Advisor スコアの概要

Advisor スコアを利用すると、Azure リソースのコスト、セキュリティ、信頼性、オペレーショナル エクセレンス、パフォーマンスの最適化に向けた監視と取り組みのための一元化されたダッシュボードを使用して、Azure への投資を最大限に活用できます。

Advisor スコアは以下に役立ちます。

  • Azure AdvisorMicrosoft Azure Well-Architected Framework によって定義されたベスト プラクティスにどの程度従っているかを評価する
  • 最も影響の大きい処置を最初に実行することで、デプロイを最適化する
  • 適切な設計の経時的な進展について報告する

Azure portal における Azure Advisor スコアのエクスペリエンスのスクリーンショット

基準の設定は、お客様で既に見られる優れたユース ケースの 1 つです。Advisor スコアを使用して自身で基準を設定し、スコアの毎日、毎週、または毎月の傾向を確認することで、目標に対する進展を経時的に追跡できます。次に、目標を達成するために、最も影響の大きい個々の推奨事項とリソースに関する処置を最初に実行してください。

Advisor スコアのしくみ

Advisor スコアでは、既に従っている Advisor の推奨事項とまだ実装していないものの影響が比較および定量化されて、Azure のベスト プラクティスをどの程度取り入れているかが測定されます。デプロイされた Azure のワークロードのギャップ分析だと考えてください。

総計と個別 (コスト、セキュリティ (近日公開予定)、信頼性、オペレーショナル エクセレンス、パフォーマンス) の両方の全体的なスコアが、0% から 100% の範囲で計算されます。スコアが 100% の場合は、すべてのリソースが Advisor で推奨されているすべてのベスト プラクティスに従っていることを意味します。範囲のもう一端である 0% のスコアは、推奨されているベスト プラクティスに従っているリソースがないことを意味します。Advisor スコアでは、すべてのリソース (アクティブな推奨事項があるものとないものの両方) が、総支出に対する個別のコストで重み付けされます。これは、Azure に対する総投資のより多くの割合を占めるリソースがワークロードにとってより重要であるという前提に基づいています。Advisor スコアでは、長期にわたって推奨事項があるリソースにも重みが追加されます。これは、それらの推奨事項に対処しない期間が長くなるほど、その積み重なった影響が増大するという考え方です。

今すぐ Advisor スコアを確認する

Azure portal で Azure Advisor にアクセスして、Advisor スコアを今すぐチェックしてください。Advisor スコアの背景にあるモデルの詳細と、スコアの計算方法の例をご覧になるには、Advisor スコアのドキュメントと、データ サイエンス チームによる Advisor スコアの開発に関するこちらの舞台裏のブログをご確認ください。