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お客様のフィードバックに基づき Azure Monitor のメトリックス エクスプローラーに新機能を追加

私たちは数か月前、オンラインの調査を実施し、Azure Portal のメトリックをご利用中のお客様に対してフィードバックをお願いしました。

私たちは数か月前、オンラインの調査を実施し、Azure Portal のメトリックをご利用中のお客様に対してフィードバックをお願いしました。その結果、貴重なご意見を多数いただくことができました。お客様のご協力に深く感謝申し上げます。

こちらの記事では、その調査から得られた洞察を共有すると同時に、お客様からのフィードバックに基づいて開発した機能をいくつかご紹介します。追加した機能は以下のとおりです。

  • リソースの選択時に、複数のリソースを指定
  • グラフの表示時に、折れ線の本数と並べ替え順序を変更
  • グラフで大量のデータポイントを表示
  • グラフ凡例を改善

リソース選択時に複数のリソースを指定

フィードバックで主にご指摘いただいた点として、リソース選択パネルがありました。お客様からは、範囲を指定するとき一度に 1 つのリソースしか選択できないというのは、機能的に制限がありすぎるという声が寄せられました。今ではそれが改善され、サブスクリプション内のリソース グループにまたがって、複数のリソースを選択できるようになっています。

複数のリソースを一度に選択

グラフ表示時に折れ線の本数と並べ替え順序を変更

データの値に基づいて並べ替え順序を変更したい、あるいはグラフに表示される線の本数を制限したいという声も多く寄せられました。具体的には、利用可能なメモリやディスクの空き容量などのメトリックでは昇順のグラフを表示させたいが、CPU 使用率やエラー数のようなメトリックでは、降順に表示できた方が便利だという意見がありました。お客様のフィードバックにお応えして、マイクロソフトでは表示項目を選択するインターフェイスを拡張し、並べ替え表示数制限を行えるようにしました。
  メトリックの種類の選択、並べ替え順序の指定、折れ線の本数の制限を行ったグラフ

グラフで大量のデータポイントを表示

短い間隔で長期間収集したデータを基に、多数の折れ線を表示するグラフもあります。そのようなグラフは、大量のデータポイントを返すクエリに基づいています。しかしながら、処理するデータポイントが非常に多い際に、グラフの操作が重くなる場合があります。軽快なパフォーマンスを確保するため、マイクロソフトでは各グラフで表示できるデータポイントの数に制限を設け、クエリがあまりに大量のデータを返す場合には、時間の範囲を縮めたり、データの間隔を広げたりすることをユーザーに促してきました。

こうした従来の動作を好まれないというご意見もありました。たとえパフォーマンスに支障があっても、大量のデータポイントを含むグラフを表示させたい場合があるとのことでした。お客様からのご提案に基づき、マイクロソフトはデータポイント数の制限の扱いを変更しました。今後はグラフを描画できないようにするのは止め、その代わりに、メトリックを求めるクエリにより大量のデータが返されますが処理は続行できます、という旨のメッセージ (実際には、グラフの表示まで時間が掛かりますというリマインダー) を表示するようにします。
  大量のデータポイントについての警告と、それを無視して続行するためのボタン 
大量のデータポイントを含む密度の高いグラフは、下図の例のように外れ値を可視化したいときに便利です。
   大量のデータポイントを含む密度の高いグラフで、外れ値を表示

グラフ凡例を改善

凡例がグラフ内に収まりきらず、データを確認しづらいことが多いというフィードバックもいただきました。私たちはこのご指摘から、小規模ですが有益な改善を実施しました。グラフをダッシュボードに固定していて、ダッシュボード タイル内の限られたスペースに表示させている場合や、解像度の低いモニターで表示させている場合は、必ずと言っていいほどこの問題が生じていました。これを解決するため、私たちは凡例をスクロールして、必要なデータを探し出せるようにしました。
   凡例のスクロールが可能となったメトリックのグラフ

フィードバック

製品へのご意見やご要望をお寄せください。今回ご紹介した機能や、その他の新機能の詳細については、数か月以内に改めてご紹介する予定です。マイクロソフトでは常に課題に向き合い、お客様からのご意見を基に改善を行っています。

次回の調査を待たずにご質問やコメントを送られる場合は、メトリックのブレードに設置されているフィードバック ボタンをご利用ください。新機能や開発の方向性を気に入っていただけた場合は、その旨をお伝えくだされば幸いです。高評価も低評価も、開発のための貴重なご意見とさせていただきます。

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