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本日、Microsoft Azure の一般提供が、南アフリカのケープタウンとヨハネスブルグの新しいクラウド リージョンで開始されたことを発表いたします。Nedbank、Peace Parks Foundation、eThekwini 水道局は現在 Microsoft クラウド サービスを利用しているアフリカの組織のごく一部ですが、これらの組織は新しいクラウド リージョンによるコンピューティング リソースと接続性の増強の恩恵を受けることになります。

アフリカで初のエンタープライズ級のデータセンター開設となり、アフリカ大陸のデータセンターからクラウド サービスを提供する最初のグローバル プロバイダーとなるため、これらのリージョンの始動は Microsoft にとって重要な節目となります。Microsoft は、デジタル トランスフォーメーションや、AI、クラウド、エッジ コンピューティングなどの先進テクノロジをアフリカ全土に行き巡らせるために継続的な投資を行っており、この新しいリージョンはその最新の事例です。

Microsoft は、Azure、Office 365、Dynamics 365 から成る包括的な Microsoft Cloud を特定の地域のデータセンターから提供することで、スケーラブルで可用性や回復性があるクラウド サービスを企業や組織に提供するとともに、データ所在地、セキュリティ、コンプライアンス上のニーズに対応します。Microsoft には、データ保護に関する専門知識に加え、世界中のお客様が広範なセキュリティおよびプライバシー要件を満たすのに役立つ深い専門知識があります。これには、業界で幅広い種類のコンプライアンス認定と構成証明の提供も含まれます。

他のどのクラウド プロバイダーをも上回る世界各国 54 のリージョンを公開している Microsoft グローバル クラウド インフラストラクチャは、ビジネスの機会が増えつつある南アフリカの新しいリージョンに接続することで、国際的な新しい投資を加速させ、アフリカ全体でのクラウドおよびインターネット サービスへのアクセスを向上させます。

アフリカにおけるデジタル トランスフォーメーションの推進

Microsoft は、拡大戦略を実施するにあたり、現地提供のクラウド サービスに対する需要や、市場におけるデジタル トランスフォーメーションの機会を考慮に入れます。IDC の調査によると、南アフリカでのパブリック クラウド サービスへの支出はこの先 5 年間で約 3 倍に増加し、クラウド サービスの採用により、2022 年末までに南アフリカで 112,000 件近い新たな仕事が最終的に創出される見通しです。パブリック クラウド サービスのさらなる活用と、プライベート クラウドやハイブリッド クラウドのソリューションへの追加投資が進むことにより、南アフリカの組織は、イノベーションと大規模なデジタル ビジネスの構築に注力できるようになります。

Nedbank は、南アフリカおよびアフリカの他の地域で多様な顧客基盤にサービスを提供するアフリカの主要銀行で、デジタル化を実現するため、Azure クラウド プラットフォームを利用してトランスフォーメーション戦略を促進しています。Microsoft と Nedbank とはこれまで長い関係があり、その際立った成果の 1 つは、競争力、アジリティ、顧客志向を高めるのに役立つクラウドへの移行を実現したことです。Azure は、Nedbank の顧客、規制監督当局、投資家にとって最重要関心事となっているデータ プライバシーとセキュリティの強化に役立つコンプライアンス テクノロジも提供しています。Nedbank は、ハイブリッドのマルチベンダー クラウド戦略を採用しており、Microsoft はその主要なパートナーです。

Peace Parks Foundation は、Cloudlogic とのコラボレーションで Azure を使用して、広範囲の保護地域にインフラストラクチャとソリューションを迅速に導入し、数千キロメートルにわたって散在する複数の保護地域内の絶滅危惧種や野生生物に関する膨大な量のデータの計算を行っています。繊細なエコシステムと、クロサイやシロサイなどの重要な種の保全のため、Peace Parks Foundation では遠隔地の野生動物カメラで毎月撮影される最大で何万枚にも及ぶ画像を処理して、密猟が疑われる行為を監視しています。今後、Peace Parks では、遠隔地の無線通信改善という、ローテクな問題のハイテク ソリューションとなる RoIP (Radio over Internet Protocol) に、この新しいクラウド インフラストラクチャを使用する予定です。

eThekwini 水道局は、南アフリカのダーバンにある eThekwini Municipality の部署であり、2,000 平方キロメートル以上に及ぶサービス提供エリア内の住人 350 万人の生命維持に不可欠な水と公衆衛生サービスを提供しています。Cloudlogic と提携して、eThekwini 水道局は、サイトのフェールオーバーやディザスター リカバリー構想に加えて、重要なアプリケーション監視にも Azure を使用しています。クラウド サービスが現地提供されることで、年中無休で行われている水道インフラストラクチャのリアルタイムなレポートと監視のパフォーマンス改善の恩恵を受けることになります。

アフリカ全土の人々と組織に活力を

Microsoft は、経済や環境の持続可能性だけでなく、水不足や食糧不足など、人類が直面している最大の問題のいくつかを解決することが期待されているアフリカの組織、地元のスタートアップ企業、NGO の支援に、長年にわたって取り組んできました。

2013 年に、Microsoft は Microsoft 4Afrika を立ち上げ、アフリカ大陸のスタートアップ企業、パートナー、中小企業、政府、若い人材への投資を始めました。このプログラムの主眼は、手頃なインターネット アクセスの提供、熟練した労働力の育成、地元の技術ソリューションへの投資にあります。アフリカには、技術革命をもたらす潜在能力があります。このため、Microsoft は組織と人々に活力を与えて、経済発展、包括的な成長 (Inclusive Growth)、デジタル トランスフォーメーションを推進しています。4Afrika は、Microsoft がアフリカ大陸で事業と市場を開発する推進力となっており、クラウド テクノロジの採用に向けてマーケットを整える役割を果たしています。

Microsoft は、FarmBeats と呼ばれる、農場経営者が最先端の技術イノベーションから恩恵を受けることのできるエンドツーエンド アプローチも、ケニアのナイロビまで拡大しました。FarmBeats は、データ駆動型の農業を実現するためのものです。データは、農場に関する農場経営者の知識や直感と組み合わせることで、収穫増と経費削減に役立てることができるはずです。ナイロビでの新たな努力は、アフリカの他の国々への拡張を視野に、アフリカの農業に特有な課題への対処を目的としています。

アフリカに完全なクラウドをもたらす

アフリカの新しいクラウド リージョンは、世界最大かつ最も革新的なネットワークの 1 つである Microsoft のグローバル ネットワークを通じ、その他のリージョンとつながっています。100,000 マイル (161,000 キロメートル) を超える地上ファイバーおよび海底ケーブル システムによりお客様にサービスを提供しています。そのネットワーク拠点もエジプト、ケニア、ナイジェリア、南アフリカにまで既に拡張されており、アンゴラへの拡張も予定されています。Microsoft のアラビアを横断するインドおよびヨーロッパ間のパスや、大西洋を横断するケーブルとして最大容量を誇る Marea などの大西洋横断システムによって、アフリカの企業や市民にグローバル クラウドがより身近になります。

Azure は、南アフリカの新しいデータセンターから提供される Microsoft のインテリジェント クラウド サービスのうち、最初のものとなります。Microsoft のクラウドベース生産性ソリューションである Office 365 は、2019 年の第 3 四半期までに利用可能になる予定です。また、次世代型インテリジェント ビジネス アプリケーションである Dynamics 365 は、第 4 四半期の提供開始を予定しています。

新しい南アフリカでのクラウド サービスと、Azure リージョンおよびサービスの全世界での提供状況について詳しくは、リンク先でご確認ください。

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