本日、ワイオミング州シャイアンのシャイアン ビジネス パークウェイとバイソン ビジネス パークに 2 つの Microsoft データセンターを新設することをお知らせします。これにより、米国中西部のデータセンター リージョンにおけるデジタル サービスの成長と需要に対するサポートが実現します。シャイアンは、2012 年から Microsoft のクラウド インフラストラクチャ サービスの拠点となっており、今回の拡張により、既存および新規のお客様に継続してサービスを提供できるようになります。

この 2 つの新しいデータセンターは、持続可能な設計と運用を念頭に置いて建設されており、Microsoft のカーボン マイナスへの取り組みに貢献します。Microsoft は水資源の保護に力を入れており、シャイアンの水資源の保護は私たちにとって最優先事項です。現行および新規データセンターでは、気温が華氏 85 度以下のときに水の代わりに外気を使って冷却する断熱冷却が採用される予定です。このプロセスでは、他の水冷式冷却システムに比べて、電力消費量が少なく、水の使用量も最大で 90% 削減できます。また、ワイオミング州の自然環境の保護に貢献している地元の団体には、すでに 50 万ドル以上の持続可能性助成金を提供しています。その中には、地域の重要な流域を促進、強化、回復、活性化することを目的とした「Crow Creek Revival」も含まれています。

Microsoft のデータセンターは、持続可能性を最優先して建設されているだけではありません。ワイオミング州での Microsoft の存在は、住民の皆様に経済的、地域的な影響も与えています。現在、Microsoft はこの地域で 200 人以上の従業員とベンダーを雇用していますが、今回の拡張により、建設のピーク時には、700 人以上の雇用を含め、地域社会にさらに多くの雇用を創出することができます。Microsoft はデータセンターの建設に加えて、上下水道や道路のインフラストラクチャに新たに投資し、バイソン ビジネス パークへのアクセスを容易にすることで、ワイオミング州での新規事業の成長もサポートしていきます。

「ワイオミング州におけるデータセンター産業の成長は Microsoft が主導してきたもので、我々の経済の多様化が進む中で重要な意味を持つようになってきています。Microsoft のワイオミング州へのコミットメントに感謝するとともに、我々の経済のさまざまな分野に利益をもたらしてくれたことに感謝します。」とワイオミング州知事 Mark Gordon 氏は述べています。「ミード知事は、2012 年に Microsoft のデータセンターを州内に初めて導入するきっかけを作ってくれました。この列車を動かす奨励策が機能しています。これは、成長を続ける我々の経済の中で、さらに勢いを増している分野です。ワイオミング州に建設を希望する企業は、今後ますます増えていくでしょう。」

「データセンターの増設は、シャイアンとララミー郡全体にとって大きな利益となります。」とシャイアン市長の Patrick Collins 氏は語ります。「それによって、より多くのハイテク機会、熟練した労働力がもたらされ、Microsoft が既に持つ経済効果を我々のコミュニティに拡大することができます。」

ワイオミング州で Microsoft のデジタル機能を拡張することで、同地域の新規および既存のお客様の需要に応えることができます。また Microsoft は、同州の多様なビジネスの成長を引き続き支援し、雇用創出と経済機会を促進できるような取り組みを、州や地域のリーダーと協力して進めていきたいと考えています。

コミュニティへの投資

Microsoft TechSpark と Datacenter Community Development プログラムを通じて、Microsoft はワイオミング州の組織と密接に協力し、州の利益につながるソリューションを生み出しています。

• K12 向けコンピューター サイエンスの機会: Microsoft はワイオミング州教育省との提携により、州内の 30 以上の学区でコンピューター サイエンスのトレーニングを継続的に実施しており、6 万人以上の K-12の学生に影響を与えています。また、Code.org やワイオミング大学と協力して、州内の数千人の学生にコンピューター サイエンス教育を提供できるよう、数百人の K-12 教師の能力を高めています。また、Microsoft の高校生向けコンピューター サイエンス プログラム「TEALS」は、ワイオミング州の 6 つの高校と提携し、ララミー、ジレット、ダグラス、キャスパー、バッファローの約 500 人の生徒に質の高いコンピューター サイエンス教育を提供しています。
• 質の高い雇用の創出: Microsoft は、ワイオミング州の技術部門を整えるために 50 万ドル以上を投資し、雇用創出、労働力開発、ワイオミング州の新興企業コミュニティの育成に力を注いでいます。"gBETA Cheyenne" というスタートアップ アクセラレーターを通じて、Microsoft はワイオミング州のスタートアップ企業 15 社が 300 万ドル近い投資資金を調達し、企業の成長と地域のテクノロジ関連の雇用を創出できるよう貢献しています。また、ララミー、シャイアン、ウィンドリバー保留地でスタートアップ企業コンテストを開催し、ワイオミング州の新進のスタートアップ企業に注目を集め、指導を行っています。
• ブロードバンド アクセスの強化: Microsoft は、コミュニティがインターネットにアクセスしやすくなることで、教育や経済的な機会が増えることを目指しています。そのため、Microsoft は 35 万ドル以上を投じて、Downtown Cheyenne Depot、COMEA Shelter、2 か所の Laramie County Public Library など、地域の主要なコミュニティの場所で無料 Wi-Fi を開始し、年間 10 万人以上の訪問者や住民が接続できるようにしています。また、Microsoft の Airband プログラムを通じて Vistabeam と提携し、これまでブロードバンドにアクセスできなかった農村部の人口 19,000 人を含む 116,600 人のワイオミング州の皆様に強力なブロードバンド アクセスを提供しています。
• スキルアップの機会: Microsoft は COVID-19 の課題に対応するため、100 万ドル以上を投じて 3 つの成人向けスキルアップ プログラムを立ち上げました。ララミー コミュニティ大学の Microsoft Datacenter Academy、Array School of Technology and Design の技術実習プログラム、そして Upskill Wyoming プログラムです。これらの機会によって、ワイオミング州の市民の皆様に奨学金やスキルアップの機会が提供され、遠隔地や地域内でより賃金の高い仕事に就くことができます。

さらに学ぶ

Microsoft は、新しいデータセンターとクラウド サービスの可用性の拡大を通じて、ワイオミング州とその地域のお客様やコミュニティの皆様に引き続きサービスを提供できることを嬉しく思います。Microsoft Azure と米国中西部のデータセンター リージョンでの機会については、Microsoft Azure グローバル インフラストラクチャの Web サイトでさらに詳細にご覧いただけます。