IoT プラグ アンド プレイがプレビューで利用可能になりました

2019年8月22日 に投稿済み

Principal Program Manager, Azure IoT

本日、IoT プラグ アンド プレイがプレビューで利用可能になったことを発表いたします。2019 年 5 月の Microsoft Build で、IoT プラグ アンド プレイについて発表し、IoT Central とシームレスに連携する方法を説明しました。ソリューション開発者がデジタル ツイン定義言語で定義されたデバイス機能モデルを使用して IoT デバイスと接続および対話できるようにすることで、IoT プラグ アンド プレイがデバイス統合を簡素化する方法について説明しました。また、IoT プラグ アンド プレイ対応のデバイスとソリューションを発売した一連のパートナーも発表しました。IoT プラグ アンド プレイ認定デバイスは、Azure Certified for IoT デバイス カタログに記載されています。

本日の発表によって、ソリューション開発者は、Azure IoT Central または Azure IoT Hub の使用を開始して、IoT プラグ アンド プレイで有効になっている IoT デバイスとシームレスに統合するソリューションを構築できます。また、デバイス認定の提出プロセスを効率化してすばやくデバイスを Azure IoT デバイス カタログに掲載することに関心をお持ちのデバイス パートナー様向けに、新たに Azure Certified for IoT ポータルも開設されました。

この記事では、ソリューション開発者が IoT ソリューションで IoT プラグ アンド プレイ デバイスを使用する方法、およびデバイス パートナーがカタログに掲載される製品を構築および認定する方法について説明します。

ソリューション開発者向けのより高速なデバイス統合

Azure IoT Central はフル マネージド IoT のサービスとしてのソフトウェア (SaaS) オファリングであり、IoT デバイスや製品を接続、監視、管理することが簡単になります。Azure IoT Central を使用すると、IoT ソリューションの初期セットアップを容易に行えるほか、一般的な IoT プロジェクトにおける管理の負担、運用コスト、オーバーヘッドを抑えることができます。Azure IoT Central と IoT プラグ アンド プレイの統合によってソリューション開発者は埋め込みコードを作成せずにデバイスを統合できるようになり、効果をさらに一歩進めることができます。IoT ソリューションの開発者は、多数の IoT プラグ アンド プレイ認定デバイスから希望のデバイスを選択して、独自の IoT ソリューションをエンドツーエンドで迅速に構築およびカスタマイズできます。ソリューション開発者は、デバイス カタログの認定デバイスから始めて、表示名や表示単位の編集など、デバイスのエクスペリエンスをカスタマイズできます。ソリューション開発者は、ソリューション オペレーター用のダッシュボードを追加して、データを視覚化することもできます。この新しいリリースの一部として幅広い視覚化の機能セットが提供されるので、開発者はそこから選択することができます。また、ダッシュボードと視覚化を自動生成して、迅速に稼働させるオプションもあります。ダッシュボードと視覚化が作成されると、ソリューション開発者はデバイス カタログの実際のモデルに基づいてシミュレーションを実行できるようになります。開発者は、IoT プラグ アンド プレイ機能モデルによって公開されているコマンドやプロパティと統合して、オペレーターがデバイス群を効率よく管理できるようにすることもできます。IoT Central は、あらゆる認定デバイスの機能モデルを自動的に読み込み、本当のプラグ アンド プレイ エクスペリエンスを実現します。

さらにカスタマイズしたい開発者向けの別のオプションとしては、Azure IoT Hub および IoT プラグ アンド プレイ デバイスを使用した IoT ソリューションの構築があります。本日のリリースによって、Azure IoT Hub は IoT プラグ アンド プレイのデバイス機能モデルおよびインターフェイスを公開する RESTful デジタル ツイン API をサポートするようになりました。開発者は、プロパティを設定してアラームのしきい値などの設定を構成したり、デバイスのリセットなどの操作コマンドを送信したり、テレメトリをルーティングしたり、特定のインターフェイスをサポートしたりするデバイスを調べるためにクエリを実行したりできます。最も便利なのは Azure IoT SDK for Node.js を使用する方法です (他の言語は近日公開予定です)。また、Azure Certified for IoT デバイス カタログで IoT プラグ アンド プレイが有効になっているすべてのデバイスは、IoT Central と連携するのと同じように IoT Hub と連携します。

認定デバイスの閲覧ページの画像。

効率化されたデバイス パートナー向けの認定プロセス

Azure Certified for IoT デバイス カタログを使用すると、顧客は適切な Azure IoT 認定デバイスを迅速に見つけて、IoT ソリューションの構築を迅速に開始できます。自社の製品が IoT プラグ アンド プレイ互換であるとの認定を受ける面でデバイス パートナーを支援するため、新しいポータルと提出プロセスが導入されて、Azure Certified for IoT プログラムが改善され、効率的になりました。Azure Certified for IoT ポータルを使用すると、デバイス パートナーは、Azure Certified for IoT デバイス カタログに掲載する新製品を定義し、物理的寸法、説明、利用可能地域などの製品の詳細を指定できます。デバイス パートナーは、会社モデル リポジトリで IoT プラグ アンド プレイ モデルを管理できます。これにより、従業員と一部のパートナーのみにアクセスを制限できます。また、公開モデル リポジトリも管理できます。デバイス パートナーはポータルを使って、自社の製品の認定を受けるために自動検証プロセスへの提出を行うこともできます。すると、デジタル ツイン定義言語が正しく実装されているかや、必要なインターフェイスの実装が検証されます。

MXChip 認定のデバイス ページの画像。

デバイス パートナーは、IoT プラグ アンド プレイをサポートする開発者ツールへの投資からも恩恵を受けるでしょう。VS Code 向けの Azure IoT Device Workbench 拡張機能では、IoT プラグ アンド プレイ デバイス モデルの簡単な作成のための IntelliSense を追加します。また、コード生成により、IoT プラグ アンド プレイ モデルを実装する C デバイス コードを作成できるようにもなります。さらに、IoT Central に接続するためのロジックが提供されるため、顧客はプロビジョニングや IoT Device SDK との統合について心配する必要がありません。

さらに、新しいツール機能はモデル リポジトリ サービスと統合し、デバイス モデルのシームレスな公開を実現します。デバイス開発者は、Azure IoT Device Workbench に加え、Azure IoT エクスプローラーや Azure コマンド ライン インターフェイス用の Azure IoT 拡張機能などのツールを使用できます。デバイス コードは Azure IoT SDK for C および Azure IoT SDK for Node.js で開発できます。

Azure IoT エクスプローラーの画像。

Windows および Linux ゲートウェイ上のセンサーを Azure に接続する

Windows または Linux ゲートウェイ デバイスを使用しており、かつ既にそのゲートウェイに接続されているセンサーがある場合、JSON 構成を編集するだけでセンサーを Azure で使用できるようになります。この技術を IoT プラグ アンド プレイ ブリッジと呼んでいます。このブリッジを使用すると、Windows および Linux 上のセンサーは、IoT ゲートウェイから IoT Central または IoT Hub にブリッジ接続することで、Azure と連携することができます。IoT ゲートウェイ デバイスで、センサーのブリッジは、ダウンストリームのセンサーに接続するために OS の API と OS のプラグ アンド プレイ機能を活用し、Azure 上の IoT Central および IoT Hub と通信するために IoT プラグ アンド プレイ API を使用します。ソリューション ビルダーは、IoT デバイスで列挙されたセンサーの中から容易に選択し、それらを IoT Central または IoT Hub に登録できます。Azure で利用可能になったセンサーは、リモートからアクセスして管理することができます。MCU または組み込みデバイスからのセンサー データを管理および取得するための Modbus および単純なシリアル プロトコルがネイティブでサポートされています。また、MQTT などの他のプロトコルのネイティブ サポートが引き続き追加されています。Windows では、カメラに加え、OS が認識できるデバイス (USB 周辺機器など) について、デバイス稼働状況の一般的な監視もサポートしています。独自のアダプターを使用してブリッジを拡張して、他の種類のデバイス (I2C/SPI など) と通信できます。また、より多くのセンサーとプロトコル (HID など) のサポートの追加に取り組んでいます。

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