新しい Azure Migrate の概要:移行ニーズを満たすハブ

2019年7月11日 に投稿済み

Principal PM Manager, Azure Compute

クラウドへのオンプレミス アプリおよびデータの移行は、お客様の移行過程の重要なステップであり、Microsoft は、このプロセスの簡略化に取り組んでいます。今年既に、複数の新しい移行機能のプレビューにご参加いただくようお客様をご招待しました。本日、Azure Migrate の最新の進化について発表いたします。すべての移行ニーズを 1 か所で満たせるよう、Microsoft とパートナーのツールから成る簡素化された包括的なポートフォリオをご用意しました。

Azure Migrate の一般提供 (新しい統合パートナーのエクスペリエンスや、Server Assessment、Server Migration、Database Assessment、Database Migration を含む) により、お客様にとってクラウド利用がより簡単になるよう努めています。Azure Migrate は、インフラストラクチャからアプリケーションやデータに至るまで、すべての移行ニーズとツールの中央ハブとして機能します。Microsoft は、ガイダンスと選択を通して移行プロセスを真に民主化しています。

新しい Azure Migrate 統合エクスペリエンス

新しいエクスペリエンスは、Microsoft と ISV のツールへのアクセスを提供し、移行シナリオに適切なツールの特定を支援します。大規模なデータセンター移行やクラウド変換のプロジェクトを支援するため、エンドツーエンドの進捗追跡も追加されました。

Azure Migrate の概要が表示された Microsoft Azure portal

以下の新機能が導入されました。

  • サーバーとデータベースの移行、Data Box を使用した Azure へのデータ移動、Azure App Service へのアプリケーションの移行などの最も一般的な移行シナリオ向けのガイド付きエクスペリエンス
  • 移行プロセスの標準フェーズ (検出、評価、移行) 向けの Microsoft とパートナーのツールを、機能に基づいて分類および選択
  • 継続性を保証し、データセンター資産の一貫したビューを備えた統合エクスペリエンス

Carbonite、Cloudamize、Corent、Device42、Turbonomic、UnifyCloud は既に Azure Migrate に統合されています。 

強力な Server Assessment 機能と Server Migration 機能

新しい Azure Migrate:Server Assessment サービス オファリングと VMware サーバーの検出および評価を組み合わせれば、次のことができるようになります。

  • 移行対象の VMware データセンターの大規模な検出および評価を実施します。お客様は、35,000 台の仮想マシン (VM) を検出して評価できるようになりました。これは、以前の 1,500 台の VM の制限からの大幅なスケール改善です。
  • 移行対象の Hyper-V データセンターの大規模な検出および評価を実施します。お客様は、最大 10,000 台の VM を使用して Hyper-V ホストをプロファイル化できるようになりました。また、同じ Azure Migrate プロジェクトで VMware と Hyper-V からすべてのインベントリを取り出すこともできます。
  • VMware と Hyper-V の両方で、パフォーマンスベースの規模の最適化、アプリケーション依存関係分析、移行コスト計画、準備状況分析が行えます。Server Assessment で検出と評価を行うためにエージェントは必要ありません。

Server Assessment の概要が表示された Microsoft Azure portal

Azure Migrate:Server Assessment は、すべての Azure のお客様に無料で提供され、まもなく、物理サーバーの検出と評価に対するサポートが追加されます。

VMware、Hyper-V、Amazon Web Service (AWS)、Google Cloud Platform (GCP) の仮想マシンと物理サーバーを Azure に移行する現行の機能の上に構築された、新しい Azure Migrate:Server Migration では、次のことが行えます。

  • VMware VM の Azure へのエージェントレス移行 (プレビュー)。VMware VM 向けの新しいエージェントレス移行方式を使用することにした場合は、検出、評価、移行に同じアプライアンスを使用できます。1 回オンボードして、プロセス全体をシームレスに実行します。Azure プラットフォームでサポートされるクライアントまたはサーバーの OS (Windows や Linux など) の移行を支援する、OS に依存しないサポートも受けることができます。これは、一般提供されているエージェントベースの移行機能を補完するものです。
  • Hyper-V VM の Azure へのエージェントレス移行と、Amazon Web Service または Google Cloud Platform 上で実行中の物理サーバーと VM の Azure へのエージェントベースの移行。
  • Azure で仮想マシンを作成するのに似た、簡略化されたエクスペリエンス。VM の移行を開始すると、評価の推奨事項が自動的に適用されます。特に、サイズ選択の推奨事項はサーバーの最適化とコストの節約に役立ちます。この機能と連動する評価は、実行元が Azure Migrate:Server Assessment のものだけでなく、Cloudamize や Turbonomic などの任意の統合パートナーのものが含まれます。
  • 確実な移行計画を支援する、影響を及ぼさない移行テスト。Azure へのアプリケーションの移行時のデータ損失が皆無にもなります。

Server Migration の概要が表示された Microsoft Azure portal

Azure Migrate:Server Migration は、すべての Azure のお客様が無料でご利用いただけます。お支払いいただくのは、Azure サブスクリプションで消費したコンピューティングとストレージの料金だけです。

提供地域

Server Assessment、Server Migration、Microsoft とパートナーのツールの統合セットを含む Azure Migrate エクスペリエンスは、アジア太平洋、オーストラリア、カナダ、ヨーロッパ、インド、日本、英国、米国でご利用いただけます。選択した地域で Azure Migrate プロジェクトを作成すれば開始できます。Microsoft とパートナーのシナリオに関連付けられたメタデータは、選択された地域の Azure データセンターで保持されることが保証されています。どの地域でもプロジェクトを使用して、選択した Azure リージョンへの移行を実施できます。

下の動画で、新しい Azure Migrate、Server Assessment、Server Migration が動作している様子を確認できます。

Microsoft は、お客様が Azure の最先端の機能を体験できるように、かつてない速度で革新を進めています。Azure Migrate を使ってみてください。