コンテナーの Azure Monitor の一般提供開始

2018年12月11日 に投稿済み

Senior Program Manager, Azure Application Platform Container Compute

コンテナーの Azure Monitor の一般提供が開始されたことをお知らせいたします。コンテナーの Azure Monitor は、Azure Kubernetes Service (AKS) でホストされている Kubernetes クラスターのヘルスとパフォーマンスの監視を行います。2018 年 5 月のビルドでパブリック プレビューを公開して以来、お客様から多くの反響がありました。特に好評なのが、コンテナーにログインしたり他のツールを使用したりすることなく、AKS クラスターの作成後すぐに監視を有効にして、Azure で集中管理された場所ですべての監視テレメトリを取得する機能です。パブリック プレビュー以降、お客様からお寄せいただいたフィードバックに基づき、機能を追加し、エクスペリエンスを洗練してきました。最近行われたいくつかの変更を見てみましょう。

マルチクラスター ビュー – 管理すべき AKS クラスターが複数存在することがよくあります。クラスターをすべて一緒に表示して管理できたらいいと思いませんか?マルチ クラスター ビューではサブスクリプション、リソース グループ、ワークスペースにおけるすべての AKS クラスターが検出され、ヘルス ロールアップ ビューで表示されます。監視されていないクラスターを発見することもでき、その場合は数回クリックするだけで監視を開始できます。 

Azure Monitor のマルチ クラスター ビュー

パフォーマンス グリッド ビューでの AKS クラスターのドリルダウン — パフォーマンス グリッド ビューには、ノード、コントローラー、コンテナーのヘルスとパフォーマンスが表示され、ドリルダウンによる詳細分析が可能となります。ノード ビューのタブから、ポッドでノイズの多い近隣ノードの問題を検出し、その問題を抱えているコントローラーの詳細を簡単に調べることができます。コントローラーの制限、要求の設定、実際の使用状況を見て、コントローラーが正しく構成されているかどうかを判断することもできます。詳細を調べるには、そのコントローラーに関連付けられている Kubernetes イベント ログを確認します。

パフォーマンス グリッド ビューでの AKS クラスターのドリルダウン

ライブ デバッグ – 言うまでもなく、アプリケーションが期待どおり動作しているか検証することは重要です。更新プログラムをデプロイした後は特にそうです。ライブ ログを使用すると、コンテナー ログのライブ ストリームがリアルタイムで Azure portal に表示されます。ライブ ストリームを一時停止してログ ファイル内でエラーや問題を検索することができます。Azure Monitor ログとは異なり、ライブ ストリーム データは一時的なものであり、リアルタイムのトラブルシューティングのために使用されます。

Azure Monitor のライブ デバッグ

オンボード – Azure portal とは別の方法で、コンテナーの Azure Monitor を自動化できるようにしました。

  • Azure CLI および ARM テンプレート – アドオンのオプションとして、1 つのコマンドでコンテナーの Azure Monitor のオンボードができます。このコマンドにより、既定の Log Analytics ワークスペースが自動的に作成され、エージェントがデプロイされます。

新しい AKS クラスターの場合:

az aks create --resource-group myAKSCluster --name myAKSCluster --node-count 1 --enable-addons monitoring --generate-ssh-keys 

既存の AKS クラスターの場合:

az aks enable-addons -a monitoring -n MyExistingAKSCluster -g MyExistingAKSClusterRG 

Azure Resource Manager (ARM) テンプレートを使用してコンテナーの監視を有効にすることもできます。詳細については、Azure CLI および ARM テンプレートを使用してオンボードするための詳細な手順をご確認ください。

Microsoft のお客様である北欧の電力会社 Hafslund からいただいた励みとなる言葉で締めくくりたいと思います。最近、このお客様のケース スタディを公開しました。

“コンテナーに対する Azure Monitor の立ち上げは簡単でした。Monitor ボックスの外にあるメトリックとチャートは、クラスターとサービスを迅速に調整し、技術的な問題を解決するうえで申し分ありません”

- Ståle Heitmann、CTO、Hafslund Nett AS

コンテナーに対する Azure Monitor の詳細については、ドキュメント「コンテナーに対する Azure Monitor の概要」をお読みください。 パブリック プレビューにフィードバックをお寄せくださりありがとうございます。コンテナーに対する Azure Monitor にさらに魅力的な機能を追加していきたいと思いますので、引き続きご支援よろしくお願いいたします。