パブリック プレビュー:App Service での削除の取り消し
公開日: 9月 24, 2018
Azure App Service での削除の取り消し機能のパブリック プレビューが開始されました。削除の取り消しは、すべての App Service プランで利用できます。過去 30 日間に削除されたサイトのみを復元できます。
ユーザーは削除した Web アプリの削除を取り消して、以下を復元できます。
- 削除したアプリのコンテンツ。
- アプリの構成 (コマンドによってアプリの構成の復元をスキップすることもできます)。
- *.azurewebsites.net ホスト名 (まだ使用できる場合)。
現在、削除の取り消しコマンドでは、Windows および Linux を使用する複数のテナントから削除されたアプリの復元がサポートされています。
操作を開始するには、PowerShell モジュールまたは Azure CLI をインストールします。これで、以下を実行できるようになります。
削除したアプリの一覧を表示する
Azure CLI で次のコマンドを使用して、削除したアプリの一覧を表示できます。オプション パラメーターを使用して、特定の名前のアプリや、特定のリソース グループまたは App Service プランに属するアプリをフィルター処理します。削除したサイトの ID を記録してください。これはアプリを復元する際に使用します。
az webapp deleted list --name <削除したアプリの名前>
削除したアプリを復元する
Azure CLI では、既存のアプリ名またはアプリの復元先となるアプリ スロットを指定する必要があります。
Get-AzureRmDeletedWebApp -name <削除したアプリの名前>
PowerShell では、削除したアプリの名前とリソース グループを指定し、ターゲット アプリの情報を提供します。復元先の App Service プラン名を指定できます。このコマンドでは、削除したアプリと同じ *.azurewebsites.net ホスト名を使用して、アプリの復元が試行されます。
Restore-AzureRmDeletedWebApp -ResourceGroupName <削除したアプリのリソース グループ> -Name <削除したアプリの名前> -TargetAppServicePlanName <アプリの復元先となる App Service プラン名>