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AI サービスの選定において最も懸念される項目が、セキュリティとコンプライアンスです。厳格な標準への準拠や行き届いた保証に対する期待に応え、耐障害性に優れた堅牢なソフトウェア システムを提供できるかどうかが、AI 運用環境としての信頼性に大きく左右します。

Cognitive Services では現在 14 の製品を一般提供しています。この記事では、お客様のセキュリティとコンプライアンスを強化する現在の Azure における認定取得状況についてご説明します。

新しい業界認定と要件に対応

主要なセキュリティ標準への対応は、大きく進歩を遂げています。Cognitive Services の各種サービスは、過去 6 か月で 31 種類の認定を追加取得しました。2019 年も引き続き対応を進めていく予定です。これにより、医療、製造、金融の各分野でサポートできるユース ケースの数が飛躍的に増加しました。 

新たに取得した認定は次のとおりです。

  • ISO 20000-1:2011、ISO 27001:2013、ISO 27017:2015、ISO 27018:2014、ISO 9001:2015 認定
  • HIPAA BAA
  • HITRUST CSF 認定
  • SOC 1 Type 2、SOC 2 Type 2、SOC 3 認証
  • PCI DSS Level 1 認証

Cognitive Services が対応している標準と要件の詳細については、「Microsoft Azure のコンプライアンスの概要」ページをご覧ください。

データ ストレージに関するコミットメントを強化

お客様のデータの格納場所に関する Cognitive Services の保証事項を拡充しました。Cognitive Services サービスの Microsoft Azure Core Services への昇格に伴い、新たな保証事項を追加しました。Azure Core Service コミットメント (2019 年 1 月 1 日より有効) の対象となる第 1 弾のサービスは、Content Moderator、Computer Vision、Face、Text Analytics、QnA Maker です。

Microsoft Azure Core Services の詳細については、「オンライン サービス条件 (OST)」をご覧ください。

提供リージョンを拡大

さらに、世界中のお客様がデータに近い場所で Cognitive Services のインテリジェントなサービスを利用できるようになります。過去数か月間で Azure データセンターのリージョンは 15 から 25 に増え、Cognitive Services の提供地域が世界規模で拡大しました。

Cognitive Services の提供リージョンの一覧は、Azure 製品の利用状況に関するページでご覧いただけます。

統合 API キーで快適な利用環境を実現

大規模な AI システムを構築するとユース ケースも増えるため、Cognitive Services のさまざまなサービスが必要になります。使用するキーを 1 つに統合することで、効率的にサービスを追加できるようになります。複数サービスのバンドル版のリリースに伴い、Computer Vision、Content Moderator、Face、Text Analytics、Language Understanding、Translator Text など、一般提供中の既存サービスのほとんどで、単一の API キーを利用できるようになりました。 これらのサービスは世界中の 21 の Azure リージョンでプロビジョニングできます1。2019 年は、さらに多くのリージョンと API をこのサービス統合に組み込む予定です。

Azure portal で Cognitive Service リソースを作成してお試しいただけます。詳しくは、統合キーの利用に関する最新ビデオ "今週の Cognitive Services" をご覧ください。

Cognitive Services は、無料で簡単に利用を開始できます。詳しくは Cognitive Services のページをご覧ください。

1 注: 統合キーの対象リソースをプロビジョニングする場合、リージョンが指定されているサービスはそのリージョンにプロビジョニングされます。リージョンが指定されていないサービスについては、統合キーおよび API エンドポイントを使用してアクセス可能ですが、引き続きグローバルにプロビジョニングされます。

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