Microsoft Azure Storage: サービス バージョン削除の更新情報

2016年7月19日 に投稿済み

Program Manager, Azure Storage

2015 年 12 月に、特定のバージョンの Microsoft Azure Storage サービスが 2016 年 8 月 1 日に削除されることをお知らせしました。お客様からのフィードバックに基づき、現在サービスの提供を延長しており、お客様がアップグレードに十分な時間を確保できるよう、非推奨のサービス バージョン (バージョン 2009-07-17 以前) の削除を延期することになりました。

削除対象のバージョンを使用しているお客様には引き続き、新機能の追加やパフォーマンスの改善が施された最新バージョンにアップグレードしていただくことをお勧めします。なお、バージョンの新たな削除日程は、その 12 か月前に皆様にお知らせいたします。

お客様にご対応いただくこと

最新バージョンにアップグレードした後もお客様のアプリケーションが問題なく機能するようにするには、以下の対応を行っていただく必要があります。

アプリケーションで使用しているバージョンの確認

まず、自社のアプリケーションで使用している REST バージョンを確認します。アプリケーションをご自身で管理しており、Azure Storage への呼び出しを行うコンポーネントをすべて把握している場合には、コンポーネントを確認してください。また、Azure Storage への呼び出しを行うコードを自社で作成している場合には、コードを確認してください。

より厳密に確認する場合、またはどのバージョンのコンポーネントがデプロイされているか不明な場合は、ログ記録を有効にすることができます。これにより、お使いのストレージ アカウントに対して行われた要求がログに記録されます。ログには使用された要求のバージョンが含まれており、これを利用して、以前のバージョンを使用して行われた要求かどうかを確認できます。

以下のログ エントリの例では、使用されているバージョンを強調表示しています。ここではバージョンが指定されていない匿名の GetBlob 要求が実行されていて、暗黙的に 2009-09-19 バージョンが使用されています。

1.0;2011-08-09T18:52:40.9241789Z;GetBlob;AnonymousSuccess;200;18;10;anonymous;;myaccount;blob;"https:// myaccount.blob.core.windows.net/thumbnails/lake.jpg?timeout=30000";"/myaccount/thumbnails/lake.jpg";a84aa705-8a85-48c5-b064-b43bd22979c3;0;123.100.2.10;2009-09-19;252;0;265;100;0;;;"0x8CE1B6EA95033D5";Friday, 09-Aug-11 18:52:40 GMT;;;;"8/9/2011 6:52:40 PM ba98eb12-700b-4d53-9230-33a3330571fc"

上の例のように、ログ エントリを見ると古いサービス バージョンへの参照がないかどうかを確認できます。

変更いただく内容

古いバージョンが使用されていることを示すログ エントリが見つかった場合、該当するコンポーネントを特定すると共に、それが引き続き機能することを確認する (暗黙的に使用されるバージョンが上がるだけなので、バージョンを指定しない要求でも引き続き機能する可能性があります) か、使用するバージョンを変更するための適切な手順を実施する必要があります。一般的には、以下の 2 つの手順のいずれかを実施します。

  1. 要求で指定されているバージョンを変更します。クライアント ライブラリを使用している場合は、最新バージョンのライブラリおよびツールに移行します。可能であれば、最も多くの機能強化やバグ修正によるメリットが得られるように最新バージョンに移行します。
  2. 既定のサービス バージョンを最新バージョンに設定し、アプリケーションの動作を確認します。この設定が適用されるのは、明示的にバージョンが指定されていない匿名要求のみです。

アプリケーションを新しいバージョンに移行する場合、更新後にアプリケーションが適切に動作するかどうかを入念にテストしてください。なお、バージョンの更新には、構文上の変更 (要求を行うとエラーが発生するか大きく異なる応答が返される) と意味上の変更 (要求を行うと類似しているが内容が多少異なる応答が返される) の両方が含まれています。

移行後の検証

移行後、ログに以前のバージョンが使用されていないことを確認してください。この作業では、実行頻度の低いタスクやワークロード (1 日に 1 回実行されるスケジュールされたタスクなど) の中に移行前のバージョンを使用しているものが残っていないことを確認するために、十分に長い期間のログをチェックしてください。

まとめ

ユーザーの皆様には、新機能やパフォーマンス向上のメリットを活用していただくためにアプリケーションのアップグレードをお勧めします。また、Storage サービスに対して実行されるすべての要求で、バージョンを明示的に指定しただくことをお勧めします。Azure Storage におけるバージョン管理とベスト プラクティスの詳細については MSDN をご覧ください。