最新のアプリケーションは、コンテナーを利用して構築される傾向が高まっています。コンテナーは依存関係や構成と共にパッケージ化されたマイクロサービスです。そのため、多くの企業が、既存のアプリケーションをコンテナー化するか、複数のコンテナーで構成される複雑なアプリケーションを新たに構築しています。

アプリケーションが複数のサーバーに展開され、複数のコンテナーで構成されるため、その運用が複雑化しています。これらのコンテナーの大規模な展開と管理を行うためのオープン ソース ソフトウェアである Kubernetes は、この複雑さに対処するために、コンテナーを実行する方法と場所を制御するオープン ソース API を提供しています。

Kubernetes Certified Service Provider

Microsoft サービスは、Kubernetes Certified Service Provider (KCSP) (英語) になりました。KCSP プログラムでは、Kubernetes をうまく導入できるよう企業を支援してきた豊富な経験がある、厳しい事前資格審査を通過したサービス プロバイダーに資格が与えられます。KCSP パートナーは、Kubernetes のサポート、コンサルティング、専門サービス、およびトレーニングを Kubernetes の取り組みを開始する組織に提供します。

マイクロソフトは、数百名のコンサルタントを対象に Kubernetes に関するトレーニングを実施し、Kubernetes に関する包括的なサービス オファリングを開発して、世界中のあらゆる業界の数多くのお客様に Kubernetes のエンゲージメントを提供する取り組みを成功させてきました。

マイクロソフトは、グローバルな展開とエコシステムを活かし、お客様がイノベーションを実現し、戦略的なビジネス成果をもたらし、クラウド テクノロジの価値を最大限に高めて成功を促進できるよう継続的にサポートしています。

Microsoft サービスは、お客様が Kubernetes などのコンテナーの機能やフレームワークを活用し、最新テクノロジを採用して、スピードと俊敏性を向上させながら制御と適切なガバナンスを維持できるよう支援するパートナーです。

Azure Workloads for Containers オファリング

マイクロソフトは、お客様がセキュアなインフラストラクチャの課題や要件に対応できるよう支援する必要性を認識しています。マイクロソフトは、単なるコンテナー オーケストレーション レイヤーではなく、ネットワーク、ストレージ、シークレット、およびコードとしてのインフラストラクチャを含むコンテナー インフラストラクチャの実現を考えています。

Microsoft サービスは、Azure Workloads for Containers (英語) という完全な Kubernetes オファリングを提供しています。このオファリングは、お客様との関連性が最も高いアクティビティや成果に焦点を置いた複数のワークストリームで構成されています。これらは、それぞれを個別に選択し、特定のプロジェクトの固有のニーズを満たすようにカスタマイズできる十分な柔軟性を備えています。

これらのワークストリームの詳細は以下のとおりです。

Kubernetes の基礎

• Azure Kubernetes Service (AKS) クラスターと共有サービスの設計および計画
• AKS クラスターと共有サービスの実装
• AKS へのアプリケーションの展開
• アプリケーションのテスト
• 実稼働環境へのロールアウト​

コンテナーの移行

• 移行の評価、設計、および計画
• コンテナーベースのアプリケーションの移行
• 移行されたアプリケーションのテスト
• 実稼働環境へのロールアウト

Kubernetes のセキュリティ強化

• AKS 向けのセキュリティ制御のリファクター
• CI/CD パイプライン (DevSecOps) の保護
• コンプライアンス義務を果たすための AKS 環境の強化
• サードパーティのセキュリティ製品の統合の支援

Kubernetes の脅威モデリング

• AKS クラスターおよび AKS クラスターで実行されるアプリをベースにした脅威モデルの構築
• 脅威と軽減策の特定
• 明確な脅威軽減アクションの作成

アプリケーションのコンテナー化

• 1 つ以上のアプリケーション向けのコンテナー イメージの作成
• コンテナーとして実行されるアプリケーションのテスト
• 実稼働環境の AKS クラスターへのアプリケーションの展開

このオファリングは、マイクロソフトの Cloud Adoption Framework for Azure に準拠しており、主に Kubernetes 向けのクラウドの行程における採用: イノベーションの原則に焦点を置いています。

詳細

詳細については、Azure Workloads for Containers (英語) のデータシートを参照してください。