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クラウド ストレージがより手頃な価格に: Azure Archive Storage の一般提供を開始

2017年12月13日 に投稿済み

Principal Program Manager, Azure Storage

2019 年 8 月 5 日現在、一部のリージョンで Azure Archive Storage の価格が最大 50% 値下がりしています。詳細については、ブログ記事「新たに価格を下げて Azure Archive Storage をより良くします」をご覧ください。

本日、最低価格がギガバイトあたり月額 0.002 ドルという業界屈指の価格で Archive Blob Storage の一般提供が開始されました。昨年、アクセス頻度の低いデータをクール層へ階層化することによってお客様がストレージのコストを削減できるように、Cool Blob Storage が開始されました。今回の Archive Blob Storage のリリースによって、めったにアクセスしないデータをアーカイブ アクセス層に保存し、さらにストレージ コストを抑えられるようになりました。さらに、BLOB レベルの階層制御も一般提供が開始されます。この機能によって、お客様はデータのライフサイクルをこれらの層全体においてオブジェクト レベルで簡単に管理して、ストレージ コストを最適化できます。

近年の爆発的とも言えるデータ量の増加は、スタートアップから大企業に至るまで、あらゆる業界における大きな悩みの種です。データの量は膨大ですが、ごくまれにしかアクセスしないのにもかかわらず、ビジネスの継続性やコンプライアンス上の要件を満たすために長期にわたって保存しておかなければなりません。データの種類としては、従業員の個人データ、医療記録、顧客情報、財務データ、バックアップなどです。また、近年は人工知能やデータ分析が進化し、今まで重要とされていなかったデータの価値が新たに認識され始めています。どの業界のお客様もそうした大量のデータを長期にわたって保管しておきたいと考えていますが、そのためには拡張性とコスト効率に優れたソリューションを用意する必要があります。

「当社では Azure チームの協力を得て、数か月にわたり自社のクラウド アーカイブ サービスでの Archive Blob Storage の利用を評価してきました。  私が気に入っているのは、1 つの API から簡単に既存オブジェクトのストレージ層を変更できる点です。これにより、当社のアプリケーション ロジックに直接、情報ライフサイクル管理機能を組み込むことができました。また、Azure Storage のコスト全体も Archive Blob Storage を利用することで大幅に削減できます」

– BP、イネーブリング ソリューション担当ディレクター、Tom Inglis 氏 BPP_Rlbg

Azure Archive Blob Storage

Azure Archive Blob Storage は、アクセス頻度がきわめて低くレイテンシ要件も柔軟な (数時間単位) データの格納に適した、耐久性、高可用性、安全性を備えた低料金のストレージです。詳細については、「Azure Blob Storage: ホット、クール、アーカイブ ストレージ層」をご覧ください。

Archive Storage には以下のような特長があります。

  • コスト効果: アーカイブ アクセス層は、アクセスがほとんどない長期保存のための最低価格のストレージ オファリングです。2018 年 2 月いっぱいはプレビュー価格が継続されます。2018 年 3 月 1 日より有効になる新しい価格については、Azure ブロック BLOB の価格をご覧ください。
  • シームレスな統合: お客様は、アーカイブ層のオブジェクトに対して、ホットおよびクール アクセス層のオブジェクトと同様の慣れ親しんだ操作を使用できるので、新しいアクセス階層を自社アプリケーションに容易に統合できます。
  • 耐久性: アーカイブを含むすべてのアクセス層は、お客様が Azure Storage に期待する高い耐久性と、現在利用できるデータ レプリケーション オプションと同じものを提供できるよう設計されています。
  • セキュリティ:アーカイブ アクセス層内のすべてのデータは、現在利用できる最強のブロック暗号の 1 つである 256 ビット AES 暗号化を使用して保存時に自動的に暗号化されます。
  • グローバルな展開: 現在 Archive Storage は 14 のリージョン (米国中北部、米国中南部、米国東部、米国西部、米国東部 2、米国中部、米国西部 2、米国中西部、北ヨーロッパ、西ヨーロッパ、韓国中部、韓国南部、インド中部、インド南部) で利用できます。 利用対象リージョンは引き続き拡大していきます。Archive Storage が利用できる最新のリージョンをご覧ください

BLOB レベルの階層制御: データを動かすことなくストレージ コストを簡単に最適化

データのライフサイクル管理を簡素化するために、オブジェクト レベルでデータの階層を制御できるようにしました。お客様は使用パターンの変化に応じて、オブジェクトごとにアクセス層をホット、クール、アーカイブの間で簡単に変更できます。この際、データをアカウント間で移す必要はなく、この 3 つのアクセス階層に保存されているすべての Blob は、同一アカウントに共存させることができます。

柔軟な管理

Archive Storage と BLOB レベルの階層制御機能は、Blob Storage アカウント (新規および既存) と General Purpose v2 (GPv2) アカウントの両方で利用できます。GPv2 アカウントは新しいアカウント タイプで、Azure Storage の最新機能をすべて利用でき、ブロック BLOB、ページ BLOB、ファイル、キュー、テーブルがサポートされています。General Purpose v1 (GPv1) アカウントをお持ちのお客様は、ワンクリックで簡単にアカウントを GPv2 に変更できます (Blob Storage アカウント変更のサポートは近日提供予定)。GPv2 アカウントは GPv1 アカウントと価格モデルが異なっていて、請求内容が変わる可能性があるため、お客様は GPv2 を使用する前に価格を確認する必要があります。GPv2 に関する詳細 (どのような場合にどのようにして使うかなどを含む) については、Azure Storage のオプションに関する記事をご覧ください。

Archive Storage および BLOB レベルの階層制御機能は、Azure ポータル (図 1)、PowerShell、CLI ツールからアクセスできます。CLI ツールの場合は、REST API、または .NET (図 2)、Java、Python、Node.js の各クライアント ライブラリを使用できます。

画像
図 1:ポータルで BLOB のアクセス層を設定する

 

CloudBlockBlob blob = (CloudBlockBlob)items;
blob.SetStandardBlobTier(StandardBlobTier.Archive);

図 2:.NET クライアント ライブラリを使用して BLOB のアクセス層を設定する

パートナーとの統合

マイクロソフトは幅広いパートナー エコシステムと連携し、共同でソリューションをお客様に提供しています。Archive Storage をサポートしているパートナー企業は以下のとおりです。

画像Commvault の Windows および Azure 中心のソフトウェア ソリューションは、ストレージに依存しない、多種多様な企業データ管理を単一のソリューションで実現します。Commvault は Azure をネイティブにサポートしており、「Azure 認定」を初めて取得した初の Windows ISV という実績もあることから、Azure へのデジタル トランスフォーメーションを検討しているお客様に大きなメリットを提供してきました。また、Commvault はマイクロソフトと 17 年以上にわたって緊密な協力関係にあり、統合や互換性の確保について連携して取り組んでいます。これには、コスト効果高く、迅速かつ効率的にデータを Azure へ移行すると同時に、"Azure Archive" などの Azure へ送信されたデータをお客様が積極的に活用できるようインデックスを作成することが含まれます。今回 Archive Storage の一般提供が開始されたことで、Azure のサービスがさらに強化されました。このサービスが Commvault とマイクロソフトの双方にとって、新たな機会を広げる重要な要素となることが期待されます。

画像NetApp® AltaVaultTM クラウド統合ストレージでは、お客様がクラウドの経済性を活用し、データを Microsoft Azure クラウド ストレージに安全にバックアップでき、オンプレミスのソリューションと比べてコストを最大 90% も削減できます。AltaVault の最新のストレージ アーキテクチャは、業界最高クラスの重複除去、圧縮、暗号化の機能によってデータを最適化します。必要な WAN 帯域幅を抑えつつ、データの安全性を最大限に確保しながら、最適化されたデータが Azure Blob ストレージに書き込まれます。1 日目からの Azure Archive Storage のサポートが追加された AltaVault では、最もコスト効果の高い Azure Blob ストレージ層へのアクセスが組織に提供されるので、アクセスがほとんどない長期バックアップおよびアーカイブ データセットのコストが大幅に削減されます。AltaVault の 90 日間の無料試用版をお試しになって、Microsoft Azure Archive クラウド ストレージがどのくらい簡単に活用できるかを今すぐお確かめください。

画像HubStor は、オンプレミスのファイル サーバー、Office 365、メール、その他の非構造化データ コンテンツのソースの長期保有とデータ保護を集約したクラウド アーカイブ プラットフォームです。Azure クラウド プラットフォーム専用の SaaS (サービスとしてのソフトウェア) として提供されており、多くの IT チームが HubStor を導入して、分類、インデックス作成、WORM 保存、削除、階層化の各ポリシーに沿って、Azure 内の大量のデータの整理、保護、管理を行っています。この投稿で詳しく説明されているように、お客様は HubStor の組み込みファイル分析とストレージ階層化ポリシーを新しい Azure Archive Blob Storage 層で適用して、適切なデータを情報ライフサイクル内の最適なタイミングで最適な層に配置できます。Enterprise Strategy Group による HubStor のラボ検証レポートが最近完了しました (ここからダウンロードできます)。

画像Microsoft Azure 向け CloudBerry Backup は、Microsoft Azure クラウド ストレージへのデータ アップロードの自動化を目的としています。この製品は、ユーザーが定義するパスワードを使用して、データがアップロードされる前に圧縮と暗号化を行い、その後、スケジュール設定に従うかまたはリアルタイムで、安全にクラウドへデータを送信します。また、CloudBerry Backup ではファイル システムおよびイメージに基づいたバックアップ、SQL Server および MS Exchange のサポート、柔軟な保持ポリシー、差分バックアップがサポートされています。バックアップおよびアーカイブ データを格納するために、CloudBerry Backup で Microsoft Azure Archive Blob Storage がサポートされるようになりました

画像インテリジェント データ管理およびコンプライアンス対応アーカイブ ソリューションである Archive2Azure では、Azure のネイティブ アーカイブ アプリケーションが提供されます。Archive2Azure を使用すると、企業は自社の Azure テナント内のコンプライアンス データ、使用頻度の高いデータ、使用頻度の低いデータ、使用されていないデータの長期保管に対応した自動でのデータ保持、オンデマンドでのインデックス作成、暗号化、検索、レビュー、アーカイブ作成を行えます。Archive2Azure のアーカイブ機能とデータ管理機能を Azure クラウドと組み合わせることで、企業は待ち望んでいたクラウド ベースのセキュリティおよび情報管理ソリューションを実現できます。Azure の待ち望まれていた Archive Storage オファリングの一般提供により、データの長期的なアーカイブと管理のために必要なセキュリティと低コスト化が可能になりました。新しい Archive Storage オファリングが利用できるようになったことで、Archive2Azure で Azure のあらゆるストレージ層を提供できるようになったので、ユーザーにはストレージのパフォーマンスとコストの幅広い選択肢が提供されます

cohesity-ロゴ-透過-背景---web[アーカイブのサポートは近日開始予定] Cohesity は、世界初となる企業データ向けハイパーコンバージド ストレージ システムを提供しています。Cohesity ではセカンダリ ストレージ内の断片化された非効率な記憶領域を、無限の拡張性を備えた無制限のストレージ プラットフォームに集約できます。このプラットフォームはオンプレミスとパブリック クラウドのどちらでも運用できます。Cohesity は最新の Web スケール分散システム テクノロジで設計されており、即座にアクセス可能な統合ストレージ プールを作成することで、既存のバックアップ、ファイル共有、オブジェクト、開発/テスト用のストレージのサイロ状態を根本から解消します。次のお客様のユース ケースにおいて、Cohesity プラットフォームで Azure Archive Storage がサポートされます: (i) コスト効果の高い低価格の BLOB ストレージを必要とする、アクセス頻度の低いデータの長期データ保有、(ii) ホット、クール、アーカイブのすべての層における BLOB レベルの階層制御機能、(iii) データが存在する Azure BLOB 層に関係なく、クラウドからオンプレミスへのデータの簡単な回復。Azure Blob Storage は、Cohesity のポリシー ベースの管理ポータルから簡単に登録でき、Cohesity プラットフォームで実行されている任意のデータ保護ワークロードに割り当てることができます。

画像Igneous Systems は、大規模ファイル システムの処理のために構築された業界初のセカンダリ ストレージ システムを提供しています。サービスとして提供されている Igneous Hybrid Storage Cloud は、クラウド ネイティブなアーキテクチャを採用しているため、管理インフラストラクチャを必要とせずに、拡張性の高い最新の手法によってデータセンターとパブリック クラウド間で非構造化ファイル データを管理できます。Igneous では非構造化ファイル データを Azure Archive Blob Storage にバックアップおよび長期間アーカイブすることがサポートされているので、組織で従来のバックアップ ソフトウェアとターゲットをハイブリッド クラウドの手法に置き換えることができます