今月、Azure Storage Explorer の新しいバージョン、1.10.0 をリリースしました。この最新バージョンの Storage Explorer では、いくつかの新しい機能が導入されており、既存の機能に対する重要な更新も行われています。これらの機能と変更はすべて、ユーザーが Azure Storage、CosmosDB、ADLS Gen2、さらに 1.10.0 からはマネージド ディスクを使用する際に、より効率的で生産的になれるようにすることを目的としています。Storage Explorer を使用したことがないなら、製品ページから Windows、macOS、Linux 向け製品をダウンロードしてください。
Storage Explorer にマネージド ディスクのサポートが追加
オンプレミスの仮想マシン (VM) を Azure に移行する際の最も困難な部分の 1 つは、これらの VM のデータを Azure に移動することです。Storage Explorer 1.10.0 ではマネージド ディスクのサポートが追加されるため、このプロセスがずっと簡単になります。マネージド ディスク向けに追加された新しい機能では、使いやすい Storage Explorer GUI を使用して、VM ディスクの作成と管理を行えます。Storage Explorer を使用すると、ワークフローが非常に効率的になります。VHD をマネージド ディスクにアップロードすると、Storage Explorer は AzCopy v10 の性能と速度を活かし、データを迅速に Azure に移動します。マネージド ディスク向けの Storage Explorer のサポートには、マネージド ディスクのスナップ ショットの作成、マネージド ディスクのコピー、ダウンロード、削除が含まれます。 最新のディスク サポート機能についての詳細は、最新のブログをご覧ください。
Storage Explorer に新しいユーザー設定が導入
Storage Explorer が最初にリリースされて以来、Storage Explorer の挙動を構成するための様々な設定がユーザーからリクエストされました。多くの設定が追加されるにつれ、これらの設定を管理したり見つけたりすることがますます難しくなってきています。この問題を緩和するために、一元化された設定ユーザー インターフェイス (UI) を発表いたします。 この UI から、プロキシやアプリケーション テーマなど、Storage Explorer の多くの既存の設定を構成することができます。また、終了する際にログアウトする設定や、データ エクスプローラーの更新モードを切り替える設定も追加されています。
ユーザーからリクエストされた多くの設定はまだ実現されておらず、今後の更新で設定 UI に追加されていきます。他にも追加してほしい設定の提案がある場合、GitHub リポジトリで イシューを開いてご意見をお寄せください。
Storage Explorer が Snap Store で利用可能に
1.10.0 での重要な変更のうち最後に強調したいのは、Storage Explorer が Canonical Snap Store に追加されたことです。Linux に Storage Explorer をインストールするのはユーザーにとって簡単ではありませんでしたが、Snap Store からインストールすると、他のプラットフォームにインストールするのと同じくらい簡単になります。Snap プラットフォームではすべての依存関係が自動でインストールされ、Storage Explorer が最新で安全なものに維持されます。Snap Store から Storage Explorer をインストールしたい場合、ストアのここをご覧ください。
今後の展望
今後の数か月で、さらに多くの新機能が Storage Explorer に追加されていく予定です。近い将来、AzCopy がすべての BLOB 転送の既定の転送エンジンとなり、ファイル共有にも AzCopy を使用するようになる予定です。また、Storage Explorer の他の言語へのローカライズにも取り組んでおり、世界中のより多くの人々が本製品を効率的に使用できるようになります。Microsoft は改善を続け、強化された ACL 管理や BLOB 機能とのパリティの向上などの追加機能を ADLS Gen 2 に加えていきます。もちろん、GitHub で新しい機能に関するユーザー リクエストも確認しますので、追加してほしい機能がありましたらぜひイシューを開いてください。
Storage Explorer を今すぐインストール
今すぐ Storage Explorer 1.10.0 をダウンロードして、すべての新しい機能を活用してください。フィードバックがありましたら、GitHub リポジトリで新しいイシューを開いてください。この製品を使用する際にうまくいかないことがある場合は、ここにある手順に従ってサポート チケットを開いてください。