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地球を観測するために収集されたデータは、気候変動などの地球規模の課題に対処し、科学的発見とイノベーションを促進するのに役立っています。クラウドは、遠隔操作や宇宙からの膨大な量のデータの収集、処理、配布を行う現代のコミュニケーション シナリオの中心的な役割を果たしています。

本日、Azure Orbital のプレビューの開始をお知らせします。この新しい地上局サービスを利用することで、衛星オペレーターは Microsoft Azure と直接通信して衛星を制御し、データを処理し、運用をスケーリングできるようになります。Azure Orbital を使用すると、地上局、ネットワーク、手順などの地上部門が Azure に統合され、これが多くのパートナーによって補完されるデジタル プラットフォームになります。

AmergintKratosKSATKubosViasatUS Electrodynamics INC. が Azure Orbital のパートナー エコシステムに参加しており、それぞれが独自の価値と専門知識を提供してお客様の利益創出に貢献しています。

Microsoft は、地理空間データの収集、送信、処理において、お客様のニーズをサポートするための重要な役割を果たしています。現在 Microsoft は、60 以上の公表済みクラウド リージョン、高度な分析、AI 機能と、世界最速で最も回復力のあるネットワークの 1 つを組み合わせてインテリジェント クラウドとエッジ戦略を拡大しています。そして、セキュリティとイノベーションが、そのすべての中核となっています。
Azure Orbital のテクノロジの概要とパートナー エコシステム

Azure Orbital のシナリオ

地球の観察と IoT

衛星画像は多くの業界で使用されています。特に気象学、海洋学、農業、地質学、防衛などの分野では、低地球軌道 (LEO) や中地球軌道 (MEO) などの非静止軌道 (NGSO) 衛星をよく利用します。衛星が軌道を周回しているため、データを地球にダウンリンクするためには、特定の時間枠内にかなりの数の地上局がコンタクトを確立する必要があります。

Azure Orbital を使用すると、衛星オペレーターが自社の宇宙船とのコンタクトをスケジュールし、使用している Azure の仮想ネットワーク (VNet) にデータを直接ダウンリンクすることができます。Azure Virtual Networks は分離され、高度にセキュリティ保護されており、アプリケーションとデータセットをカバーする、Microsoft の 90 以上のコンプライアンス認定によって統制されています。

Azure Orbital は、お客様のデータを Azure に直接転送します。これにより、市場をリードするデータ分析、地理空間ツール、機械学習、Azure AI サービスを使用して即座に処理することができます。

コンタクトのスケジューリングは、Microsoft が所有し、運営する X、S、UHF 周波数帯の地上局で、共用の高利得アンテナを介して実行されます。また、Azure との直接統合の利点を維持しながら、Microsoft パートナーの地上局ネットワークと Microsoft のグローバル ネットワークを直接相互接続することで、お客様のお好みのテレポート オペレーターと簡単にスケジューリングすることができます。

Microsoft の地上局を使用するか、パートナーの地上局を使用するかにかかわらず、アンテナからクラウドへのデジタル化された無線周波数 (RF) 信号は、VITA Radio Transport (VRT) 形式 (VITA-49) を使用して送信され、その後、プラットフォームが提供するカスタム モデムまたはクラウド モデムを使用して復調することができます。

 衛星から地上局へのデータフローのダイヤグラムと Azure での処理

グローバルなコミュニティ

機内接続 (IFC)、海上、コネクテッド クルーズ、モビリティ、ビデオ ブロードキャストなどは、宇宙産業が対応する通信シナリオの一例です。Azure Orbital を活用することで、衛星オペレーターは、マネージド サービスの構築を加速させ、ネットワーク容量の販売を増やすことができます。Azure Orbital は、お客様の既存の地上局の相互接続と、Microsoft のネットワーク PoP やデータセンターの近くにある専用アンテナのコロケーションを提供しています。Orbital を使用すると、Microsoft のグローバルなネットワークとサービス インフラストラクチャをフルに活用して、エッジ、5G、SD-WAN、AI を活用した新製品のオファリングやサービス チェーンを構築しながら、お客様の運用と占有領域を継続的に最適化することができます。

Azure Orbital を使用したコミュニケーション シナリオのテクノロジ ダイヤグラム

SES は、次世代通信システム SES O3b mPOWER の地上局 (テレメトリ、トラッキング、コマンド システムを含む) のコロケーションに Microsoft Azure を選択しました。SES はクラウドスケールの運用環境を設計し、Azure Orbital をコア プラットフォームとして活用し、マネージド サービスのスケールアップと構築、そして受注とサービス提供の管理プロセスの効率化を図っています。

「当社は過去 12 か月から 18 か月間、お客様のクラウド導入計画を促進することに重点を置いてきました。Microsoft の新しい Azure Orbital システムで、理想的なパートナーを見つけることができました。今回の提携は、両社のノウハウ、つまり SES の衛星インフラストラクチャでの経験と Microsoft のクラウドの専門知識を活用したものです。そしてこれは、将来のための新しい革新的なソリューションを開発するためのビルディング ブロックです。」と、SES Networks の CEO である JP Hemingway 氏は述べています。「次世代 O3b mPOWER ゲートウェイを Microsoft のデータセンターと一緒にコロケーション、デプロイ、運用できることになり、大変喜ばしく思っています。この、リモート サイトからクラウドへのワンホップ接続により、当社の MEO をご利用のお客様は、クラウド アプリケーションのパフォーマンスを向上させ、ビジネスの運用を最適化すると同時に、新しい市場の拡大に必要な柔軟性と俊敏性を得ることができます。」

地上部門は、すべての衛星オペレーターの投資の重要な部分です。Microsoft のマネージド サービス プロバイダー (MSP) プログラムにはパートナーのエコシステムが参加しており、さまざまなサービスやテクノロジ統合により、充実したプラットフォームとなっています。Azure 向けに最適化されたクラウド モデムである Mission Control Operations は、ビジネスに必要なときにオンデマンドでプロビジョニングされる、サードパーティ製のクラウドネイティブ サービスの例です。

Azure Orbital は現在プレビュー中です。プレビューに参加するための質問やフィードバック、またはご興味がある場合は、MsAzureOrbital@microsoft.com にお問い合わせください。製品ドキュメントをご覧ください。詳細を確認したり、フィードバックを送信したり、プレビューへの参加に関心があることを表明したりすることができます。

Azure Orbital の詳細情報


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