Azure の環境を最適化するには

2019年6月6日 に投稿済み

Program Manager, Azure Advisor

適切なツールと手法がなければ、クラウドの最適化は時間のかかる困難な作業となります。従うべきベスト プラクティスは増えるばかりで、クラウドのワークロードが進化すれば、同じやり方は通用しません。皆様が日々直面している課題や緊急の懸案事項を挙げてみてください。クラウド リソースが適切に稼働するよう先を見越して万全を期すことが、いかに難しいかがわかるでしょう。

Azure は、ワークロードを最適な形で稼働させ、投資を最大限に活用するための方法を多数提供しています。

3 種類の最適化: 体系的、構造的、戦術的なアプローチ

この 3 つは、提供される助言や最適化の次元の違いで区別されます。
戦術的レベルまたはリソース レベルでは、Azure Advisor が便利です。これは、高可用性、セキュリティ、パフォーマンス、コストというカテゴリで Azure リソースの最適化を支援する無料のサービスです。Advisor は、リソースの使用状況と構成をスキャンし、ユーザーに合った推奨事項を 100 個以上も提示します。クラウド リソースを迅速かつ簡単に最適化できるよう、各推奨事項にはインライン アクションも含まれます。

シート ベースの料金を提示している Partner Center の SaaS プラン作成画面

別の切り口から最適化にアプローチする Azure アーキテクチャ センターは、Azure のエキスパートによって作成された無料のガイド集で、体系的なベスト プラクティスと構造的なベスト プラクティスに関する知見を提供することで、ワークロードの最適化を支援します。このガイドは特に、新しいクラウド ワークロードの設計や、既存ワークロードのオンプレミスからクラウドへの移行の際に参考になります。

Azure アーキテクチャ センターのメイン ページ

Azure アーキテクチャ センターのガイドは、クラウドの導入と戦略に対する体系的アプローチについて助言する Azure 向けのマイクロソフト クラウド導入フレームワークから、AI、IoT、マイクロサービス、サーバーレス、SAP、Web アプリなどの一般的なシナリオで推奨されるアーキテクチャと手法を提案する Azure 参照アーキテクチャまで、幅広く揃っています。

小さく始めて、波に乗せる

Azure 環境を最適化する方法はたくさんあります。クラウド導入戦略に沿って組織の体制を整えたり、マイクロソフトが提供する参照アーキテクチャと照らし合わせてワークロード アーキテクチャを見直したり、Advisor を開いてベスト プラクティスが推奨されているリソースを確認したりできます。これらは一例であり、最終的に選択するのは皆様、そして皆様の組織です。

多くの組織では、小さなところから始めて、波に乗せるようにするとうまくいきます。戦術的レベルまたはリソース レベルからスタートし、次にワークロード レベルに移り、最終的に体系的レベルに到達するという流れで、経験を経て方針を立てながら最適化に取り組むと、成功への近道となるようです。

Azure Advisor の利用を始める

Advisor にアクセスすると、環境を最適化するために推奨されるアクションが多数提示されます。私たちからのアドバイスは「推奨事項の多さに圧倒されず、まず 1 歩を踏み出してください」ということです。自分と組織にとって最も意味のあるチャンスと捉え、推奨事項を確認してください。たとえば、VM のバックアップ、VM 作成における一般的なアドバイス、開発テスト環境から運用環境への移行時の注意点など高可用性に関する考慮事項であったり、十分に活用されていない VM を見直すことによるコスト節約案であったりします。

Azure Advisor の推奨事項の詳細画面

適した推奨事項が見つかったら、こちらのビデオ (英語) で説明しているように、改善策の実行に移ります。最適化は継続することが肝心です。決して終わりはありませんが、その 1 歩は間違いなく正しい歩みです。

Azure Portal の Advisor にアクセスして、推奨事項の確認と実行を始めてください。詳細は、Azure Advisor のドキュメントをご覧ください。Advisor についてのご提案がありましたら、ぜひこちらのフィードバック フォーラム (英語) からお寄せください。