ハイブリッド アプリケーションをクラウド、データセンター、エッジにわたって実行するための Azure Stack ポートフォリオの拡張

2019年11月5日 に投稿済み

Senior Director, Azure Marketing

2017 年に Azure Stack を発表して以来、Microsoft はクラウドをお客様のデータセンターに拡張するための準備をしてきました。ハイブリッド クラウドは、当初から Azure の設計原則の 1 つでした。現在、香港証券取引所、KPMG NorwayAirbusMalta Information Technology Agency などのお客様が、Azure Stack が提供するハイブリッド ソリューションを構築しています。これは、パブリック クラウドと接続して実行することも未接続で実行することもでき、IT アジリティの改善、効率の最大化、新しいビジネス シナリオの実現などを可能にします。   2019 StorageReview アワードのエディターズ チョイスの画像

6 か月前に、Azure Stack ファミリへの Azure Stack HCI の追加を発表いたしました。それ以来、企業は Azure Stack HCI を使用することにより、データセンターの最新化、ハードウェアとストレージの更新と統合、Windows Admin Center を使用した Azure Site Recovery や Azure Backup などの Azure サービスの活用を進めてきました。企業は、ミッションクリティカルなアプリケーションを、カテゴリ最高クラスのパフォーマンスを誇るシステムで実行しています。StorageReview.com は、「数値が示すように、我々がテストしてきた DataON クラスター (Azure Stack HCI 内) は、驚くべき数値をマークしました。これは、中規模の 4 ノード HCI クラスターとしては過去最速です」と述べています。 現在、Azure Stack HCI カタログには、OEM 企業 20 社が提供する 150 を超えるソリューションが掲載されています。

今年、Microsoft は Azure Data Box Edge の一般提供も発表しました。これは、Intel Arria 10 FPGA を搭載した AI 対応のエッジ コンピューティング アプライアンスで、流通業、製造業、政府、その他の産業でよく見られる革新的なエッジ コンピューティング シナリオに対応します。たとえば、販売店は Data Box Edge の Azure Machine Learning 機能を使用して、在庫を追跡したり、消費者の流通エクスペリエンスを最新化したりできます。

Microsoft は、お客様とのエンゲージメントを深める中で、さまざまな要件への対応が求められていることについてもお聞きしています。これには、デプロイ パターン (クラウドネイティブ、コンテナー、仮想マシン (VM)、マネージド サービス)、環境条件、規制環境、レガシ アプリと最新のアプリ、容量のニーズ、採用曲線などが含まれます。

本日、Azure Stack ポートフォリオの新しい投資、機能、フォーム ファクターを発表いたします。これによって、確実に Microsoft のエッジ インフラストラクチャをお客様のソリューションにシームレスに適合させることができます。この発表に伴い、Azure Stack が拡張され、Azure Stack に Azure Stack HCI、Azure Stack Hub (旧 Azure Stack)、Azure Stack Edge (旧 Azure Data Box Edge) から成る製品群のポートフォリオが含まれることになります。

Azure Stack のポートフォリオ

Azure Stack のポートフォリオは Azure の拡張機能であり、これによりデータセンター、エッジ ロケーション、リモート オフィス、クラウドにまたがって一貫した方法でハイブリッド アプリケーションを構築し実行できるようになります。Azure Stack では、お客様のソリューションのニーズに応じた選択肢と柔軟性をご利用いただけます。パブリック クラウドと接続しても未接続でも実行できる Azure Stack Hub を使用した一貫したハイブリッド クラウド オンプレミスから、Azure Stack HCI によるハイ パフォーマンス仮想化オンプレミス、さらに Azure Stack Edge によるインテリジェントなコンピューティングと AI をエッジで利用できる Azure マネージド アプライアンスにまで至ります。

Azure Stack Edge、Azure Stack HCI、Azure Stack Hub を含む Azure Stack のポートフォリオ

Azure Stack Edge

Azure Stack Edge は、Azure のコンピューティング、ストレージ、インテリジェンスをエッジで利用できるようにする Azure マネージド アプライアンスです。これは、Microsoft のファースト パーティ アプライアンスで、お客様のサイトに配送されて Azure サービスを実行します。初期費用は不要です (料金は Azure の請求に月額で含まれます)。お客様は Azure portal を使用して Azure Stack Edge の注文とプロビジョニングを行うことができます。監視と更新の実行には、Azure 管理ツールを使用します。Azure Stack Edge を使用すると、クラウドでもエッジでも、開発者ツールからアクセスの制御、ワークロード管理に至るあらゆるものに、一貫したエクスペリエンスが得られます。Azure Stack Edge ラグド バックパック

また、Azure Stack Edge には、仮想マシン、Kubernetes クラスター、NVIDIA GPU のサポート、高可用性のサポートなど、新しいコンピューティング機能や AI 機能のサポートが間もなく追加される予定です。これらの機能により、Azure Stack Edge は、市場でエッジ コンピューティングをリードする存在へと急速な進化を遂げつつあります。さらに、Azure Stack Edge にマルチアクセス エッジ コンピューティング (MEC) のテクニカル プレビューを追加して、サービスとしてのプライベート携帯ネットワークを有効にする予定です。

現在、Azure Stack Edge では、エンタープライズ データセンターとエッジ ロケーション向けの Commercial シリーズが提供されています。過酷な環境の現場向けのラグド シリーズも間もなくリリースされる予定です。これには、バックパックで携行可能な、発表済みのバッテリー給電式フォームファクターが含まれます。Azure Stack Edge フォームファクターとクラウドで管理されるさまざまな機能の汎用性によって、クラウド インテリジェンスとコンピューティングが販売店、工場の生産現場、病院、現場作業、災害地域、救助活動などでも利用できるようになります。

Azure Stack HCI

お客様が HCI アーキテクチャに関する最も効率のよい選択をできるようにするため、Microsoft は Microsoft Ignite で Azure Stack HCI プログラムの拡張機能を発表しました。Azure Stack HCI 検証プログラムにこの拡張機能が追加されたことにより、HCI アーキテクチャの最も一般的なワークロードの多くで、ソリューションを最適化できるようになりました。ブランチ オフィスとエッジで焦点となるのは、2 ノードから成る回復性がある仮想およびコンテナー化されたアプリケーション、仮想デスクトップのインフラストラクチャによる Bring Your Own Device と企業データの保護、ハイパフォーマンスな Microsoft SQL Server によって実現する仮想環境に最適化されたデータベース操作、信頼されたエンタープライズ仮想化によるハードウェアから OS に至るセキュリティで保護された実装ガイダンスの活用、スケールアウトされたストレージによるリモート ストレージの実装のための高可用ストレージの拡張です。

Azure Stack HCI カタログに含まれるソリューションのうち、これらのワークロードに最適化されたものは、カタログに明示されているため、ご検討中のお客様がご自分のワークロードに最適な選択肢を見つけやすくなっています。これらの各ワークロードは、Windows Admin Center を活用して Azure の付加価値サービスと組み合わせることができます。これにより、Azure Stack HCI で簡単にコネクテッド ハイブリッド ソリューションをデプロイできます。

お客様の要望にお応えして、汎用 Kubernetes など、さらに別のワークロードも開発中です。

Azure Stack Hub

Azure Stack Hub は、引き続き、企業と公共機関のお客様向けのクラウドネイティブなオファリングとなります。パブリック インターネットから切り離されたクラウド環境を運用することや、規制要件やコンプライアンス要件を満たすことに関心をお持ちのお客様に特に適しています。NVIDIA V100 GPU で作動する N シリーズ仮想マシンなど、Azure Stack Hub ロードマップの新しい更新もいくつか発表いたします。また、Azure Stack Hub での Kubernetes の一般提供も発表いたします。Kubernetes クラスターの作成、更新、スケーリングを自動化する Azure Kubernetes Service (AKS) エンジンを使用することにより、Azure Stack Hub 上の Kubernetes クラスターを簡単にプロビジョニングできるようになりました。2020 年の上半期には、Event Hubs と Azure Stream Analytics もパブリック プレビューで提供される予定です。

Azure Arc および Azure Stack ポートフォリオ

Microsoft Ignite で、Azure のサービスと管理を任意のインフラストラクチャで実行できるようにする Azure Arc のプレビューが発表されました。Azure Arc を使用すると、Azure SQL Database を任意の Kubernetes クラスターにデプロイできます。Azure Arc と Azure Stack ポートフォリオは互いに補う関係にあります。Azure Arc と Azure Stack ポートフォリオの利点を組み合わせて、Azure Arc で仮想マシンとコンテナーの管理を行い、Azure Stack ポートフォリオの検証および統合済みシステムで Azure Data Services を実行しつつ、Azure Stack のコンピューティングとクラウド機能を活用できます。

Ignite では、Azure Stack ポートフォリオに特化した 12 のセッション、いくつかの展示ブース、パートナー展示など、役立つ多くの情報を提供しています。Ignite 2019 の展示フロアでは、Intel と提携して、販売店でのインテリジェントなエクスペリエンスのデモを行います。ぜひお越しください。


Azure。目的を持って創造する。