ゾーンにピン留めした Azure Virtual Machines の他のリージョンへのディザスター リカバリー

2018年12月6日 に投稿済み

Senior Program Manager, Cloud + Enterprise

Azure Availability Zones は Azure リージョン内の障害から分離された物理的な場所で、独立電源、ネットワーク、冷却機能が備わっています。各可用性ゾーンは 1 つ以上のデータセンターのインフラストラクチャで構成されていて、データセンターの障害に対するフォールト トレランスにより高可用性を備えたミッション クリティカルなアプリケーションをサポートしています。Azure Virtual Machines 上で実行される IaaS アプリケーションでは、1 つのリージョンの複数のゾーンで複数の仮想マシン (VM) をデプロイすることにより、ビジネス継続性戦略に高可用性を組み込むことができます。そのようにすると、VM はゾーンにおいて物理的に分離した状態になり、各サイトでロード バランサーを使用して仮想ネットワークが作成されます。これらの場所は高可用性レプリケーションのために十分に密接しているため、物理的な場所で問題が発生しても、アプリケーションは実行したままの状態を保つことができます。

まれに、自然災害などの大きなインシデントのためにリージョン全体が利用不可になる可能性があります。一時的ではない大規模な障害の場合、高可用性 (HA) 機能の対応能力を超え、完全なディザスター リカバリー (DR) が必要になることがあります。本日、Azure Site Recovery (ASR) を使用した、Availability Zones にデプロイされた仮想マシンの別のリージョンへのディザスター リカバリーに関するサポートについて発表いたします。Azure Site Recovery を使用して、地理クラスター内の他のリージョンに、ゾーンをピン留めした仮想マシンをレプリケートし、フェールオーバーできるようになりました。この新機能は、Availability Zones をサポートしているすべてのリージョンで一般公開されています。可用性セットと Availability Zones を併用することにより、Azure Site Recovery では Azure Virtual Machines で実行されているアプリケーションに対して継続的な回復性を実現します。

継続的な回復性のダイアグラム

ゾーンにピン留めされた VM の DR 構成はとても簡単です。開始するには、ご使用の VM を参照し、[ディザスター リカバリー] を選択し、対象の [ターゲット リージョン] を選択し、設定を確認して、[レプリケーションを有効にする] をクリックします。ターゲット リージョンが可用性ゾーンをサポートしている場合には、ゾーンにピン留めされた VM としてターゲット VM をデプロイするよう構成できます。サポートしていない場合、ターゲット VM を単一インスタンスとして、または可用性セットでデプロイするよう構成できます。ターゲット リージョンにフェールオーバーしてから、ソース リージョンにフェールバックすると、ソース リージョン内の元のゾーン構成がそのまま維持されます。これにより、サポート対象のターゲット リージョンが指定した DR の可用性ゾーンをサポートしているかどうかに関わらずシームレスにターゲット リージョンにフェールオーバーし、ソース リージョンの構成に影響を与えることなくフェールバックできます。

Azure Site Recovery におけるディザスター リカバリーの構成

この機能は、ASR を使用できるすべての Azure リージョンでご利用いただけます。Azure Site Recovery を今すぐ開始してください。

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