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ここ 5 年間で、既成のオープン ソース製品よりもメリットの多いオープン ソース環境へのシフトが徐々に進んでいます。比較的コストが低く、柔軟性、セキュリティ、パフォーマンス、コミュニティ サポートの面でも優れているという理由から、多くの企業が Linux ディストリビューションを中心としたオープン ソースのオペレーティング システム (OS) に移行しています。マイクロソフトはこうした業界のトレンドを積極的に取り入れ、さまざまなベンダーと緊密に連携しながらオープン ソース コミュニティの強化に取り組んできました。また、主要ベンダーの Linux ベースのプラットフォームに合わせ、頻繁にアップグレードを行うことで、プラットフォーム開発作業をサポートしています。全世界における Linux の普及に伴い、多くの組織がミッションクリティカルなワークロードを Linux ベースのサーバー マシンへと移行しています。

Azure Site Recovery (ASR) は、以前から VMware マシンまたは物理マシン上のすべての主要バージョンの Linux サーバーにオンボードされ、ディザスター リカバリーをサポートしてきました。さらに、ここ 6 か月は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL)、CentOS、Ubuntu、Debian、SUSE、Oracle といった複数ベンダーの最新 OS バージョンのサポートを強化しています。

  • ASR は、2018 年 7 月に RHEL 7.5、2018 年 8 月に 6.10、2019 年 1 月に 7.6 をそれぞれサポートしています。
  • SUSE Linux Enterprise Server 12 (SP3 まで) に関しては、SP2 および SP3 のリリースと基幹ワークロードへの普及を受けて、2018 年 7 月にサポートを開始しました。
  • また ASR は、2018 年 8 月に CentOS 6.10、2019 年 1 月に 7.6 のサポートを開始しました。
  • Oracle Enterprise Linux (OEL) の最新バージョン 6.8、6.9、7.0 ~ 7.5 および UEK Release 5 の最新バージョンは 2018 年 11 月にサポートされました。さらに、2019 年 1 月には OEL のバージョン 6.10 および 7.6 も追加されました。

各社のバージョンアップ リリースに加え、Linux OS のファイル システムとパーティション分割の方法も強化されています。ASR では、こうした機能強化や、VMware および物理的な Linux マシンの業界内での採用動向を注視しています。

  • 2018 年には、多くの実装環境で GUID パーティション テーブル (GPT) への移行が行われ、作成可能なパーティションの数がほぼ無制限となりました。また、ブート データのコピーを複数保持することで、システムをより安全に保護できるようになりました。ASR は 2018 年 8 月より、従来の BIOS 互換モードでの GPT パーティション テーブルをサポートしています。
  • Linux のシステム構造も多様にカスタマイズできるようになりました。サポートされるシナリオの一例として、/boot ディレクトリをディスク パーティション上 (および LVM ボリューム上) で保持できるようになったほか、/ (ルート)、/boot、/usr、/usr/local、/var、/etc の各ディレクトリを、同一システム ディスク上にない、別々のファイル システムおよび別々のパーティションに分けられるようになりました。ASR のカスタム構成のサポートは 2018 年 11 月に追加されています。

次の図は、ASR が 2018 年 7 月以降に VMware マシンと物理マシンでサポートした Linux バージョンとタイムラインです。

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