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共有イメージ ギャラリーのパブリック プレビューの発表

2018 年 5 月、共有イメージ ギャラリーの限定プレビューを開始しました。非常に有望な導入実績が観察されており、お寄せいただいたフィードバックに基づいて共有イメージ ギャラリーをさらに改善しました。

2018 年 5 月、共有イメージ ギャラリーの限定プレビューを開始しました。非常に有望な導入実績が観察されており、お寄せいただいたフィードバックに基づいて共有イメージ ギャラリーをさらに改善しました。本日、共有イメージ ギャラリーのパブリック プレビューを発表いたします。

共有イメージ ギャラリーでは、Azure で仮想マシン (VM) イメージのカスタム管理をいっそう容易に行える、Azure ベースのソリューションを提供します。共有イメージ ギャラリーを使用すれば、組織内、リージョン内、リージョン間でアプリケーションを他のユーザーと簡単に共有でき、リージョンの拡大や DevOps プロセスを迅速化することや、リージョン間の HA/DR セットアップを簡素化することなどができるようになります。共有イメージ ギャラリーにより、1 つのカスタム イメージから同時に数千の VM をすばやくデプロイできます。

イメージの管理

共有イメージ ギャラリーでは、顧客イメージの管理に役立つ 3 つの新しいリソースを提供します。階層順に、次のようになります。

  • 共有イメージ ギャラリー
  • イメージ定義
  • イメージ バージョン

共有イメージ ギャラリー

これら 3 つのリソースを使用して、組織で使用する可能性のあるさまざまなカスタム イメージを整理できます。たとえば、定期的に更新されるすべてのバージョンに共通のイメージ定義を定義できます。

サブスクリプション間でのイメージの共有

ロールベースのアクセス制御を使えば、共有イメージ ギャラリーで導入される新しい 3 種類の各リソースを、別のユーザー、サービス プリンシパル、AD グループと共有できます。いったん共有すると、イメージと同じ AD テナント内の任意のサブスクリプションで、VM または仮想マシン スケール セット (VMSS) を作成できます。

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異なる Azure リージョンへのレプリケート

共有イメージ ギャラリーを使用すれば、異なるリージョン間でイメージ バージョンをレプリケートできます。つまり、すべてのイメージ バージョンを 1 つのリージョンに公開し、必要に応じて異なるリージョンに複製することができます。レプリケーションが完了したら、そのリージョンに VM または VMSS をデプロイできます。共有イメージ ギャラリーでは、異なるリージョンにそれぞれ独立してバージョンをレプリケートすることもできます。このシナリオの一例は、次の図に示すように、最新バージョンを常にグローバルにレプリケートしつつ、以前のバージョンを 1 つのリージョンでのみレプリケートして、ストレージ コストを節約する場合です。

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VM/VMSS デプロイの規模

共有イメージ ギャラリーでは、replicaCount の概念を導入しています。これはリージョン内に保持するイメージのコピー数です。これは、同じイメージから同時に数百/数千の VM を作成しようとするシナリオで役立ちます。すべての VM が同じストレージ BLOB からデータを読み取るため、マネージド イメージがボトルネックになることがあります。レプリカを追加すれば、読み取りを別のレプリカに分散させることができるため、単一のレプリカが VM デプロイ セットのボトルネックになる可能性は低くなります。すべてのリージョンの既定値として使用するグローバル レプリカ数と、特定リージョンのリージョン レプリカ数をオーバーライドする方法を指定できます。次の例では、イメージ バージョンのレプリカ数は 5 です。そのため、ここから 50 の同時実行 VM を作成しようとする場合、これらの VM は各レプリカに分散されます。

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利用可能リージョン

共有イメージ ギャラリーでは、「ソース」リージョンと「ターゲット」リージョンの概念を導入しています。

  • ソース リージョン – ソース リージョンではオリジナルのイメージ バージョンが作成されます。
  • ターゲット リージョン – Azure でイメージをレプリケートする対象のリージョンです。イメージ バージョンが作成された後に更新できます。これは、イメージ バージョンから VM または VMSS を作成できるリージョンです。

現在使用できるリージョンは次のとおりです。

ギャラリーの作成場所、つまり「ソース リージョン」 バージョンのレプリケート先、つまり「ターゲット リージョン」
米国中西部 すべての Azure パブリック クラウド リージョン
米国中南部  
米国東部 2  
東南アジア  
西ヨーロッパ  

CLI の概要

共有イメージ ギャラリーはプレビュー段階ですが、使用するには、事前に機能を登録しておく必要があります。共有イメージ ギャラリー機能を登録するには、次のコマンドを実行します。

az feature register --namespace Microsoft.Compute --name GalleryPreview
az provider register -n Microsoft.Compute

機能の登録には数分かかる場合があります。次のコマンドを使用して、進行状況を確認できます。

az provider show -n Microsoft.Compute

イメージ ギャラリーの作成

az group create -n rg -l westcentralus
az sig create -g myGalleryRG --gallery-name myGallery

イメージ定義の作成

az sig image-definition create -g myGalleryRG --gallery-name myGallery --gallery-image-definition myImageDefinition --publisher myPublisher --offer myOffer --sku myLinux1--os-type Linux

イメージ バージョンの作成

az sig image-version create -g sig1 --gallery-name gal1 --gallery-image-definition image1 --gallery-image-version 1.0.2 --target-regions "West Central US" "South Central US=1" "East US 2=1" --replica-count 5 --managed-image <resource-id-of-the-managed-image>

VM の作成

az vm create -g rg -n rg-vm --image /subscriptions/<sub-id>/resourceGroups/rg/providers/Microsoft.Compute/galleries/gallery1/images/gallery-image1/versions/1.0.0

VMSS の作成

az vmss create --resource-group myResourceGroup --name myScaleSet --admin-username azureuser --generate-ssh-keys --image /subscriptions/<sub-id>/resourceGroups/rg/providers/Microsoft.Compute/galleries/gallery1/images/gallery-image1/versions/1.0.0

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