デジタル ディスラプションは、ビジネスで競争優位に立つためにデータを利用する企業に、無限の可能性を与えてきました。結果として、分析は、企業の最優先事項の 1 つであり続けています。
分析に関しては、最適な価格、パフォーマンス、セキュリティ、プライバシーや、組織全体にわたる強力な分析情報を簡単に提供できるシステムを提供するソリューションが必要であるというお客様の声をいただいています。Azure はこれらを対象にしてきました。Azure の分析は、無比のパフォーマンスを実現していおり、1 つではなく 2 つの個別のベンチマーク レポートでその信じられないような値をご確認いただけます。さらに、分析分野で評判の高いソート リーダーである Donald Farmer 氏が示すように、Azure の分析は、市場で最も高度なセキュリティ機能とプライバシー機能を備えています。また、従業員は、コンカレンシー処理を制限されることなく、素晴らしい Power BI のビジュアルを使用してその企業のすべてのエンタープライズ データから数秒で分析情報を取得できます。Azure の分析では、組織内の全員が分析情報にアクセスできます。
分析でのイノベーション
このたび、分析と分析情報を得る時間を強化する、Azure Data Factory と Azure SQL Data Warehouse の両方の新機能を発表いたします。
Azure Data Factory は、スケーラブルな抽出/変換/読み込みおよび抽出/読み込み/変換 (ETL/ELT) データ パイプラインを開発するためのハイブリッドのデータ統合サービスです。Data Factory を使用すると、クラウド規模のデータ統合を直感的なビジュアル環境内で、コーディングなしで実行できます。Data Factory により、ETL/ELT は、開発者にとってより効率的になり、データ サイエンティストとデータ アナリストにとってよりアクセスしやすくなり、データ ソースとデータ型をまとめて入手できるるため、よりシンプルで迅速な分析情報が可能になります。
Azure Data Factory は現在、マッピング データ フロー を使用した視覚的データ変換をその特色とし、プレビュー版でご利用いただけます。数回クリックするだけで、ユーザーは、コードの記述や管理ではなく、データ モデルの構築に専念できます。マッピング データ フローは、Azure Databricks を使用し、Azure Databricks のコードベースの直接的な手法と同じ処理能力とスケーリングを提供します。Azure Data Factory では、コーディングを好む開発者向けに、Python、.NET、ARM などがサポートされています。
Pragmatic Works など、この新しいイノベーションから既に利益を享受しているパートナーにお目にかかれるのを楽しみにしています。
"Pragmatic Works では、お客様がデータから迅速に価値を得られるように、その支援に専念しています。これが、Azure が当社のプラットフォームとして選ばれた理由です。マッピング データ フローを使用して視覚的なデータ変換を Azure Data Factory に追加することで、お客様は迅速にデータを分析し、より適切にビジネスにおいて意思決定できます"
- Pragmatic Works Consulting、プレジデント、Adam Jorgensen 氏
Microsoft の目標は、SSIS に長期にわたって投資しているお客様に、クラウドを活用する能力をお持ちいただくことです。Data Factory により、再開発を行うことなく、既存の SSIS ETL をクラウドに簡単に移動できるようになったため、かなりの時間と費用を節約できます。Azure のみが、この真のハイブリッドの機能を提供しています。
プレビュー版で利用できる新機能 Wrangling Data Flows は、データを大規模に調査して収集する能力をユーザーに与えます。Wrangling Data Flows により、ユーザーはコードを 1 行も記述することなく、視覚的にデータを発見して調査することができます。
SQL Data Warehouse で半構造化データのサポートが開始され、プレビュー版を利用できるようになったこともお知らせいたします。1 つのサービスで、構造化データ形式と半構造化データ形式 (JSON など) の両方をデータ ウェアハウスから直接分析し、より迅速に分析情報を入手できるようになりました。
SQL Data Warehouse の業界屈指の速度とパフォーマンスの向上に引き続き集中していますが、さらにこのビジョンを実現する 2 つの新機能がプレビュー版で利用できるようになったことを発表いたします。
結果セットのキャッシュにより、以前実行したクエリを、以降のユーザーが即座に実行できるようになり、レポートでの遅延を低減できます。具体化されたビューを使用すると、SQL Data Warehouse で自動的にユーザー クエリを記述しなおしてデプロイしたクエリの結果を活用し、クエリ パフォーマンスを大幅に改善することができます。
複雑な要件を持ち、同じデータ ウェアハウスに複数のユーザーがアクセスする組織向けに、ワークロードの重要度が一般提供されることを発表いたします。この機能は、特に重要なクエリの優先順位が適切に付けられるように、どのワークロードを最初に実行する必要があるのかを決定する機能をユーザーに提供します。
Microsoft は、Azure をデータと分析に最適な場所にすることに常に注力しています。優先事項は、お客様の現在および将来のニーズを満たすことです。この領域に引き続きご注目ください。これらのサービスは、今後さらに拡充されます。
今すぐご利用ください
-
Azure Data Factory の詳細を参照する
-
Azure SQL Data Warehouse を使用開始する