変化する世界の中で Azure Data を使用して機敏性を実現する

2020年9月23日 に投稿済み

Corporate Vice President, Azure Data

私たちは厳しい時代に生きており、そして変化はこれまで以上に早く起こっています。データは常に変化する状況に対し重要な分析情報を提供してきました。しかし、急速に進化する状況をうまく乗り切るには、AI が意思決定を進めてエッジで予測分析を適用することで新たな可能性を引き出すという、インテリジェンスのレイヤーを追加することがきわめて重要です。

Microsoft Ignite では、変化する世界での組織の再構築を支援するための、いくつかの発表を行いました。2019 年 11 月の Azure Arc の発表に続き、Azure Arc 対応データ サービスのプレビュー開始を発表します。このプレビューにより、お客様は、お好みのハードウェア上で Kubernetes を使用して、データ センター、エッジ、または任意のクラウドにまたがるあらゆるインフラストラクチャで Azure データ サービスを提供できるようになりました。現在プレビュー中のデータ サービスには、SQL Managed Instance と PostgreSQL Hyperscale があります。データ ソースは多種多様なインフラストラクチャに分散していることが多く、それがデータ主権、待機時間、規制コンプライアンスの問題につながります。お客様は、常に最新の SQL、弾力的なスケーリング、統合管理エクスペリエンスなど、どのようなインフラストラクチャ上でも実行できる Azure のイノベーションのメリットを活用できるようになりました。

また、Azure SQL Edge の一般提供開始も発表しました。これにより、IoT ゲートウェイやエッジ デバイスで最も安全な SQL エンジンを利用することができます。Azure SQL Edge は、アクションが発生した場所での AI による予測インテリジェンスをサポートします。データ ストリーミングとストレージが組み込まれており、500 メガバイト以下の小さな占有領域のコンテナーにまとめられ、接続されている環境、接続されていない環境、半接続環境での ARM および x64 ベースのデバイスで動作します。業界をリードするセキュリティ、使い慣れた開発者エクスペリエンス、そしてお客様が既にご存知の、SQL Server と Azure SQL の信頼できるツールをすべて備えています。

Fugro は、世界をリードする地理データのスペシャリストで、エネルギーおよびインフラストラクチャ部門の顧客が Azure IoT Edge と Azure SQL Edge を使用して重要な分析情報を得られるよう支援し、効率性とイノベーションのスピードを向上させています。以前はレポートをまとめるのに 2 週間かかっていましたが、これが今は 8 分になりました。

「私たちはこの地理データを利用して、急速に変化するこの地球上で建設や運用を行う際に、それを安全かつ持続可能な方法で行えるように努めています。」 - Pim Peereboom 氏 (統合海洋管理グローバル プロジェクト マネージャー、Fugro)

Microsoft Ignite での Azure SQL の発表

Microsoft は、Azure Virtual Machines 上の SQL Server、Azure SQL Managed Instance、Azure SQL Database など、SQL クラウド データベースの Azure SQL ファミリにも引き続き投資しています。Microsoft は SQL Managed Instance のいくつかの新機能を発表し、Azure でのシームレスな移行やアプリの最新化が実現します。これには、複数の SQL Managed Instance 間の分散トランザクションに対する今後のサポートや、R と Python 分析のための Azure Machine Learning Services のプレビューなどが含まれています。グローバル VNet ピアリングの一般提供が開始されたことで、さまざまなリージョンの仮想ネットワークを簡単かつ高パフォーマンスな方法で接続し、事業継続とディザスター リカバリーのオプションを強化できるようになりました。サインアップして、Azure SQL 仮想イベント『Azure SQL を使用してアプリケーションを変革する』で詳細をご確認ください。 

また、あらゆるクラウドで最高の開発者エクスペリエンスを提供するためのコミットメントを続けていくことについても発表しました。現在プレビュー中の Azure Cosmos DB サーバーレスでは、最小値のない使用量ベースの価格が提供されるため、コスト効率よく、サービスを開始したり、軽量トラフィックの小規模アプリケーションを実行したりすることができます。

Flexible Server は、Azure Database for PostgreSQL および Azure Database for MySQL 向けにプレビュー中の新しいデプロイ オプションで、ネイティブ Linux との統合を伴う新しいアーキテクチャを構築することで、より高いパフォーマンスと管理性を備えた選択肢を開発者に提供します。また、開発者はガイド付きエクスペリエンスを使用することができ、エンドツーエンドのデプロイを簡素化し、停止と開始の機能でコストを削減することができます。

Azure Synapse、Azure Cosmos DB、Azure Cache for Redis

Azure Cache for Redis のプレビューに 2 つの新しい製品レベル、Enterprise および Enterprise Flash が追加されました。Redis Labs との提携により開発されたこれらのレベルは、主要なクラウド プラットフォーム上で初めて Redis Enterprise オファリングの機能を統合したもので、キャッシュをより大きく、より信頼性の高いものにすることで、データ分析などの新たなユース ケースを開拓するための新たなデプロイ オプションを提供します。

分析に関して言えば、Azure ではこれまで以上にサービス間がさらに緊密かつ有意義な方法で統合されており、他の追随を許しません。 英国の大手小売業者である Marks & Spencer (M&S) にとってこの統合は、使用しているデータ プラットフォームを Azure Synapse の機能で大幅にアップグレードすることを意味し、これにより大量の非構造化データを一度に処理できるようになります。このソリューションは、オンプレミスの Cloudera HDFS クラスターに保存されたデータを引き出して Azure Data Lake Storage に保存します。Marks & Spencer も Azure Databricks を変換に使用しているため、データ サイエンティストはそのデータを直接 Synapse にプッシュして視覚化を実行し、ダッシュボードを作成することができます。 

「迅速な対応が必要な要件がある場合があります。あるいは、持っているデータの種類に合わせて低コストで拡張性のあるものが欲しいと思うかもしれません。Azure を使えば、さまざまなテクノロジから選択して全体のソリューションを形成することができます。」 - Aaronpal Dhanda 氏 (データ テクノロジ担当責任者、M&S Digital and Data)

Azure Synapse Link for Azure Cosmos DB を使用することで、運用データについてほぼリアルタイムの分析を実現することができています。抽出、変換、読み込み (ETL) パイプラインを使用せず、そしてトランザクション ワークロードのパフォーマンスに影響を与えることなく、ワンクリックで Azure Cosmos DB 内の大量の運用データをほぼリアルタイムで分析できるようになりました。

地平線の彼方には、ビジネスを今一度創造し直し、データで俊敏性を実現することで、非常に大きな機会が広がっています。皆様のデータにはもっと可能性があります。皆様がどのような成果を挙げられるか楽しみにしています。


Azure。目的を持って創造する。