クラウドへの移行に伴い、IT 運用チームがインフラストラクチャ監視モデルを再設計

監視への分散型アプローチの採用により、IT チームとビジネス アプリ チームの両方がそれぞれの役割により多くの価値をもたらすことができます。

課題: クラウド運用モデルへの適応

Microsoft Core Services and Engineering (CSEO) に属する Manageability Platforms チームが、一元化された監視およびアラート環境でインフラストラクチャを管理していたときには、モデルは明確でした。チームは、ビジネス アプリ チームが使用する自己完結型サービスを提供していました。その後、Microsoft がクラウドに移行し、このモデルは機能しなくなりました。

会社が内部システムとアプリを Azure に移行したため、独自の仮想マシン (VM) を作成したビジネス アプリ チームは、それらを完全に制御することを望んでいましたが、Manageability Platforms チームがそれらの VM の監視と管理に対して引き続き責任を負っていました。責任の分担を試みましたが、問題は解決しませんでした。Manageability Platforms チームは、クラウドへの移行に伴って、ビジネスの日々の監視から脱却し、新しい分散型監視モデルを支持することが、開発チームの希望を実現するという使命を果たす最良の方法であることに気付きました。

"The move to Azure redefined the relationship between business app teams and us … It literally broke how we worked, including our accountability model, and we had to redesign our support services to accommodate the new self-service cloud model."

Manageability Platforms、プリンシパル サービス エンジニア、Dana Baxter

制御の文化の変革

当初、Manageability Platforms チームは、ビジネス アプリ チームが使用する Azure サブスクリプションの独自のプールを作成しようとしていました。しかし、物事を自ら管理することを望むチームにとって、これがいまだにボトルネックとなっていることにすぐに気付きました。Azure Monitor で自動化およびセルフサービス機能が利用できるようになったので、Manageability Platforms チームは集中型モデルを置き換え、監視の責任をビジネス アプリ チームに引き継ぐ機会と捉えました。同時に、抵抗を乗り越えるために、困難な文化的変革を推進しなければならないこともわかっていました。

しかし、まずは新しい DevOps モデルの運用部分が整っていることを確認する必要がありました。チームは多数の古いアラートを約 100 個から 15 個にクリーンアップし、ビジネス アプリ チームが独自のインフラストラクチャを監視する際に役立つ GitHub のツールキットを作成しました。このツールキットにより、Manageability Platforms チームが、長年所有していたものの制御を放棄しなければならないことに伴う不安感を和らげる上で役立つガードレールが確立されました。チームは最後の一押しとして、組織全体にわたる多面的なコミュニケーションとトレーニングへの取り組みに力を注ぎました。

"Our KPIs used to be all about alerts, trouble tickets, time to resolution, and so on. Today they're around things like inventory, security patching, compliance, and other components of enterprise manageability."

Manageability Platforms、プリンシパル サービス エンジニア、Dana Baxter

分散型の監視によって両方のチームを強化

エンタープライズ監視およびレポートの分散型セルフサービス アプローチへの移行は簡単ではありませんでしたが、取り組む価値はありました。現在、Azure Monitor と Power BI によって使用可能になったレポートおよびダッシュボード ツールにより、ビジネス アプリ チームは環境のあらゆる部分を簡単に監視できるようになりました。ビジネス アプリ チームは、アプリを構築して管理する方法に合わせて独自のダッシュボードとアラートを迅速にカスタマイズできるため、ニーズに最適な監視環境を構成できます。開発チームが使用する日々の監視サービスを提供する代わりに、Manageability Platforms チームのメンバーは開発チームとの連携において価値のあるコンサルタントになりました。最も重要なのは、ビジネスにより多くの価値をもたらす、将来を見据えた戦略的なプロジェクト (セキュリティ修正プログラム、インベントリ、コンプライアンスなど) に自由に注力できることです。

チームがクラウド運用モデルに到達するまでの道のりを詳しく見ていきましょう。

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