概要
AI エージェントの監視、制御、セキュリティ保護、ガバナンスを組織全体にわたって行えます
- Foundry Control Plane はエージェント型システムのために作られています。エージェントの実行を、入力、推論ステップ、ツール呼び出し、出力、レイテンシー、待ち時間、コストを含めてエンドツーエンドでトレースできます。事前評価および継続的評価を本番トラフィックに対して実行することで、タスクの遵守状況、ツール呼び出しの精度、安全性、品質を測定できます。しきい値を設定して、アラートをトリガーし、エージェント フリートの拡大に応じてアドホック テストから継続的な監視への移行が可能です。
- エージェント実行のすべての段階にランタイム制御を適用できます。さまざまな介入ポイントをユーザー入力、ツール呼び出し、ツール応答、出力に対して構成し、個人情報や、間接プロンプト インジェクション、タスク不整合、禁止されたアクション、コンテンツ リスクを検出してブロックできます。制御の適用と更新を一元的に実施して、すべてのエージェントに組織の基準を反映させることができます。
- エージェントを、組織に属する一人前の ID を持った主体として扱うことができます。展開された個々のエージェントに Entra エージェント ID を自動的に割り当てて、検証済み ID とガバナンスされたアクセス権を確実に付与できます。脱獄の試みや脅威シグナルを Microsoft Defender で検出し、調査と対応に活用できます。Microsoft Purview のデータ セキュリティとコンプライアンスに関するポリシーの対象を AI のやり取りにまで拡大し、ユーザーやデバイスと同じ保護の下でエージェントを運用できます。
- AI の操作を一元的な制御サーフェイスから実行できます。セキュリティ、ポリシー、コスト、パフォーマンスについてのアクティブなアラートが優先度順に一括表示されます。エージェント実行、成功率、支出をリアルタイムでトラックできます。コンプライアンス状況、阻止された行動、使用状況トレンドを週単位で監視できます。プロジェクト全体のエージェント、モデル、ツールをまとめて確認して管理できるため、要注意事項や次に取るべき行動の対象が明確にわかります。
機能
本番環境でエージェントを実行するための設計
継続的評価、エンドツーエンドのトレース、ランタイム制御、統合セキュリティの下で AI エージェントを運用します。一元化された制御プレーンから、大規模に監視、適用、トラブルシューティングを行うことができます。
本番トラフィックの継続的評価
本番トラフィックに対して継続的評価を実行し、品質、安全性、タスク完了状況を測定します。しきい値を設定して、回帰の発生を自動検出できます。
現実世界のリスクに対応するエージェント固有エバリュエータ
タスク遵守状況、ツール呼び出しの精度、意図の解決、根拠の有無、機微データの露出を測定します。エージェント型システムで、従来型の言語モデル評価では見逃されやすい失敗モードを検出します。
OpenTelemetry によるエンドツーエンドのトレース
OpenTelemetry 標準を使って、推論からツール呼び出しまでのすべてのエージェント実行をトレースします。Azure Monitor および Application Insights と統合し、ドリフト、障害、パフォーマンス ボトルネックを診断します。
ツールレベルのランタイム ガードレール
ガードレールをプロンプトや出力に適用するだけでなく、ツール呼び出しやツール応答にも適用します。エージェントによる実際のアクションが発生する箇所に、リスク、介入ポイント、応答アクションを定義できます。
直接および間接プロンプト攻撃に対する保護
直接および間接プロンプト インジェクション攻撃を、エージェントの実際のアクションが発生する前に軽減します。高度な検出とスポットライト機能を使って、クロス プロンプトの不正な操作を発見し、悪意ある指示をリアルタイムでブロックできます。
エージェントの逸脱行動を防ぐタスク遵守の適用
ランタイムのタスク遵守制御で、意図されたタスクに沿うエージェントの行動を維持します。タスクから逸脱した行動を検出し、入力、ツール呼び出し、出力を横断的に対象とした意図境界を強制的に適用します。
AI レッド チーミング エージェント
敵対的攻撃をシミュレートし、展開前にエージェントを自動的にスキャンして脆弱性を検出します。自動クラスタリングと準備状況レポートでシステム的な弱点を特定します。
Microsoft Entra エージェント ID
すべてのエージェントに、耐久性のある ID を構築時点で割り当てます。Microsoft Entra を使って、ポリシーベースのアクセス制御、条件付き権限、ライフサイクル ガバナンスを適用し、集中化された監視を実現します。
エージェント フリート全体に関する能動的なアラート
評価、ポリシー、セキュリティに関するアラートを検出し、コンテキスト情報、トレース情報への深いリンク、修復ワークフローとともに通知します。受動的な監視から能動的なエージェント運用へ移行できます。
価格
エージェント操作の料金体系は使用量ベースです
Foundry Control Plane の料金は、監視、ガードレール、Microsoft Security サービスの使用量に基づいて課金されます。
関連製品
Foundry Control Plane を接続し、エンドツーエンドでエージェントを保護
Microsoft Foundry と Microsoft Security を使ってエージェントを構築、運用、セキュリティ保護しましょう。監視、ランタイム制御、ID、脅威からの保護、データ ガバナンスを組み合わせて活用できます。
お客様事例
Foundry Control Plane を使ってイノベーションを実現しているお客様の事例をご覧ください
リソース
Foundry Control Plane を展開および運用する方法の説明
AI エージェントのガバナンス、セキュリティ、監視を実装する方法がわかるドキュメント、アナリストの分析情報、リーダーシップ セッションをご利用ください。
FAQ
よく寄せられる質問
- Microsoft Foundry Control Plane は、AI アプリケーションおよびエージェント用のガバナンスおよび運用レイヤーです。開発者向けに設計されており、Foundry で構築されたエージェントやその他のファーストパーティおよびサードパーティ システムをすべて含めた監視、ランタイム制御、セキュリティ統合、フリート管理を実現できます。これは、お客様のチームにおいて AI をエンタープライズ規模で安全に運用するために役立ちます。
- Microsoft Foundry は AI アプリおよびエージェントを構築するためのプラットフォームです。Foundry Control Plane は、構築から本番運用までのライフサイクル全体をカバーする、ガバナンスと運用のためのレイヤーです。開発者のために、制御の適用、評価の実行、動作の監視、セキュリティの統合、システムのスケール拡大に応じたフリート管理に役立ちます。
- Foundry Control Plane と Agent 365 は、組織において異なる役割を担います。
Foundry Control Plane は開発者および AI エンジニア向けに設計されています。さまざまな AI アプリケーションとエージェント全体を対象として、構築から本番までのライフサイクル全体にわたり、深い監視、ランタイム制御、評価、フリート運用を行うことができます。
Agent 365 は IT 部門およびセキュリティ管理者向けに設計されています。エンタープライズ管理インフラストラクチャの対象をエージェントにまで拡大し、テナント内のすべてのエージェントに対して、レジストリ、アクセス制御、ID ガバナンス、および組織全体のポリシーを適用することができます。どちらの機能にも、その実現基盤として、Microsoft Entra、Microsoft Defender、Microsoft Purview を含む Microsoft セキュリティの能力が活用されています。 - Foundry Control Plane は、Microsoft Foundry で構築されたエージェントだけでなく、他のファーストパーティおよびサードパーティ製エージェントもサポートしています。Foundry の外で稼働するエージェントの登録は AI ゲートウェイ経由で行います。AI ゲートウェイは Azure API Management を使ってトラフィックを転送し、安全なルーティング、ポリシー適用、およびテレメトリ収集を実現します。
また、外部エージェントから OpenTelemetry 準拠のトレースを Foundry に送信することも可能であり、異種混在環境全体を統一的に可視化できます。AI ゲートウェイと標準化されたテレメトリの組み合わせにより、異なるクラウドやプラットフォームの上で稼働するエージェントに対し、一元的な制御サーフェイスから監視と管理を実行できます。
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