ミドルウェアとは
ミドルウェアとは、オペレーティング システムとその上で実行されるアプリケーションとの間に存在するソフトウェアのことです。ミドルウェアは実質的に、隠れた変換レイヤーとして機能し、これによって分散型アプリケーションの通信とデータ管理が可能になります。2 つのアプリケーションが互いに接続されて、データとデータベースの受け渡しが "パイプ" 間で簡単にできるようになることから、プラミング (配管) と呼ばれることもあります。ミドルウェアを使用することで、ユーザーが Web ブラウザーでフォームを送信する、またはユーザーのプロフィールに基づく動的な Web ページを返すことを Web サーバーに許可するといった要求を実行できるようになります。
一般的なミドルウェアの例としては、データベース ミドルウェア、アプリケーション サーバー ミドルウェア、メッセージ指向ミドルウェア、Web ミドルウェア、トランザクション処理モニターなどがあります。それぞれのプログラムは一般的にメッセージング サービスを備えているため、異なるアプリケーション間で簡易オブジェクト アクセス プロトコル (SOAP)、Web サービス、Representational State Transfer (REST)、JavaScript Object Notation (JSON) などのメッセージング フレームワークを使用して通信することができます。すべてのミドルウェアで通信機能を実行できますが、企業がどの種類を採用するかは、使用されるサービスと、通信で必要な情報の種類によって決まります。これに含まれるものとしては、セキュリティ認証、トランザクション管理、メッセージ キュー、アプリケーション サーバー、Web サーバー、ディレクトリなどがあります。ミドルウェアは、データをやり取りするだけでなく、アクションがリアルタイムに発生する分散処理にも使用できます。