概要
オンプレミス、ハイブリッド、およびマルチクラウドの移行を簡素化してデータの活用を進める。
- 大規模なファイル移行のためにインフラストラクチャを管理したりカスタム スクリプトを作成したりする複雑さをなくします。回復性、高可用性、および効率的な管理を保証するフル マネージド サービスでダウンタイムを削減し、運用コストを低減します。
- 単一のペインからグローバルに移行を追跡、監視、管理し、ツールを切り替えずにジョブの進行状況、エラー、エージェント オーケストレーションをすばやく確認します。集中ガバナンスによってリスクを軽減し、コンプライアンスを向上させ、複雑なエンタープライズ移行中の信頼性を維持します。
- 手動スクリプトやポイント ツールを Storage Mover エージェントに置き換えることで構成を最小限に抑えながら予測可能な結果を提供し、時間のかかるロジスティクスや複雑な移行から IT チームを解放します。
- 構造、アクセス許可、属性、およびメタデータを保持するファイル転送により、運用を保護し、移行のコンプライアンスを確実にします。メタデータ限定モードまたは定期同期モードを使用して、日常業務を中断せずに移行の検証、シード、または更新を行います。
ユース ケース
データを移動し、より速くモダナイズし、Azure の価値を最大限に引き出す
マルチクラウド シナリオ用に最適化されたサーバー間アーキテクチャ
エージェントを使用せずにソース クラウドから直接 Azure にコピーすることで、待機時間を最小化し、パフォーマンスを最適化します。
多様なワークロードに対応する、ソースからターゲットへの幅広いプロトコル サポート
サーバー メッセージ ブロック (SMB) 2.x および 3.x、Network File System (NFS) 3 および 4、S3 を含む一般的なオンプレミスおよびクラウド ファイル システムから、Azure Blob Storage または Azure Files に直接データを移行します。
一度限りの移行や定期同期ジョブに対応する柔軟な転送サポート
リフトアンドシフト移行やファイル共有を簡単に実行したり、定期的な転送をスケジュールしたりできます。
テスト、アクセス許可のシード処理、およびコンプライアンスのためのメタデータ限定モード
データを移動せずにテスト移行を実行します。フォルダー構造とアクセス許可のみを転送することで、ステージングを簡単にし、移行計画を改善します。
数百万のファイルとフォルダーにわたるスケールとパフォーマンス
ハイブリッド シナリオで最大 5 億のファイルとフォルダーでテストされた信頼性の高い転送により、大規模なエンタープライズスケールのワークロードで予測可能なパフォーマンスを確保します。
高可用性とディザスター リカバリー オプションを備えた設計上のレジリエンス
ゾーン冗長デプロイとリージョン間の自己回復設計を活用します。自動またはカスタムのクロスリージョン フェールオーバーおよびディザスター リカバリー サポートにより、可用性を維持します。
暗号化および Azure ベースの制御による安全なオンライン データ転送
エンタープライズレベルの暗号化と組み込みのコンプライアンスで移行プロセス全体の機密ワークロードを保護します。
セキュリティ
埋め込みのセキュリティとコンプライアンス
34,000
Microsoft のセキュリティ イニシアティブに専念するフルタイム相当のエンジニアの人数。
15,000
専門的なセキュリティ知識を持つパートナーの数。
>100
50 以上の世界中の地域や国に特化したものを含むコンプライアンス認定数。
価格
無料で利用できる完全な移行機能
現在、すべての Azure Storage Mover の機能は無償で利用可能です。標準的なストレージ、トランザクション、およびネットワークの料金が適用されます。
リソース
データ転送を迅速に行い、競争力を維持するためのリソースを活用する
よくあるご質問
よく寄せられる質問
- Azure Storage Mover は、オンプレミス、AWS S3、その他のクラウド プラットフォームから Azure Storage へファイルとフォルダーを移行するフル マネージド サービスです。ハイブリッドおよびマルチクラウドのシナリオをサポートし、Azure Blob、Azure Files、およびその他のターゲットへの安全でスケーラブルなオーケストレーション転送を可能にします。
- Azure Storage Mover は 2 つの部分で構成されるアーキテクチャにより動作します。
- エージェント: オンプレミスまたはクラウド VM にデプロイされ、データをスキャンしてソースからターゲットへ直接転送します。
- Storage Mover リソース: Azure 上にホストされ、移行ジョブのオーケストレーション、認証管理、進捗追跡を行います。
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- マネージドで安全: カスタム スクリプトや手動オーケストレーションが不要になり、Azure Key Vault と統合し、プライベート エンドポイントがサポートされます。
- スケーラブルなパフォーマンス: 1 ジョブあたり最大 5 億オブジェクトを処理できることが検証されています。
- マルチクラウド サポート: AWS S3 からの移行を可能にし、他のクラウドもサポート予定です。
- 柔軟な移行パス: SMB および NFS から Azure Files および Azure Blob、さらに Azure 間 (プレビュー) のシナリオをサポートします。
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- エージェントを使用して、オンプレミスのソースから直接ターゲット ストレージ アカウントへ、すべての Azure パブリック リージョンにデータを取り込めます。AWS をソースとして使用する場合、データはエージェントなしで AWS から Azure へサーバー間でコピーされます。
- Storage Mover リソースは米国東部、米国東部 2、米国中西部、米国西部 3、北ヨーロッパ、スウェーデン中部で作成可能です。これはターゲット リージョンへの取り込みの制限にはなりません。
- エージェントのデプロイのシステム要件についてはドキュメントでご確認いただけます。
- はい、Azure Storage Mover ではエージェントから宛先ストレージ アカウントへの移行データをプライベート リンク経由でルートするように構成できます。
- はい、メニューから HTTPS プロキシを構成するオプションがあります。構成後はすべての HTTPS 呼び出しがこれを経由してルートされます。
- ファイルやディレクトリの数に制限はありませんが、Storage Mover はオンプレミス シナリオで最大 5 億オブジェクト/ジョブまでテストされています。
- はい、データは HTTPS 経由で転送されます。オプションで、Storage Mover はストレージ アカウントへのプライベート リンクもサポートし、顧客データの安全な転送を実現します。
- いいえ。選択したすべてのターゲット ストレージ アカウントのリージョンで、データは常にソースから直接ターゲット ストレージ アカウントに移動します。オンプレミスから Azure へのデータ移動時には、メタデータのみが Storage Mover リソースのリージョンを経由します。
- いいえ。Storage Mover はオンプレミスから Azure および AWS から Azure へのシナリオで無料で使用できます。トランザクションについては標準的なストレージとネットワークの料金が適用されます。
Azure Storage Mover の概要
ダウンロード センター
Azure Storage Mover エージェントをダウンロード
Azure Storage Mover エージェントは、ファイルおよびフォルダーを Azure Storage に移行できるようにします。
フレームワーク
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クラウドで成功するために必要な戦略を立て、実装するためのガイダンスを入手します。
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