Azure Service Fabric

常時接続可能なスケーラブルな分散アプリを構築し、運用します。

ミッションクリティカルなアプリケーションに適した、信頼性と実績を備えたプラットフォーム

お客様はアプリケーションとビジネスロジックの構築に専念し、信頼性、スケーラビリティ、管理、待機時間といった分散システムの難題の解決は Azure におまかせください。Service Fabric は Azure のコアインフラストラクチャのほか、Skype for Business、Intune、Azure Event Hubs、Azure Data Factory、Azure Cosmos DB、Azure SQL Database、Dynamics 365、Cortana などの Microsoft サービスを支えるオープンソ－スプロジェクトです。Azure Service Fabric は可用性と信頼性に優れたサービスをクラウド規模で配信できるように設計されているため、アプリケーションの利用可能なインフラストラクチャとリソースに関するニーズ、自動スケーリングの有効化、ローリングアップグレード、障害発生時の自己回復機能を本質的に備えています。

さまざまな生産性の高いプログラミングモデルと、.NET Core 2.0、C#、Java などの言語から選択して、マイクロサービスやコンテナーベースのアプリケーションを作成しましょう。 Service Fabric クラスターを Azure にデプロイすることも、フルマネージドのマイクロサービスプラットフォームである Azure Service Fabric Mesh (現時点ではプレビュー版) を使用することもできます。Windows Server 用の Azure Service Fabric も無料ダウンロードとして入手でき、Service Fabric クラスターをオンプレミスまたはその他のクラウドで作成できます。

マイクロサービス開発とアプリケーションライフサイクル管理をシンプルに
ステートフルなコンテナーまたはマイクロサービスにより低待機時間、高スループットのワークロードに対応したデータ認識型プラットフォーム
どこでも実行可能 – Azure やオンプレミス、他のクラウドにある Windows/Linux をサポート

コンテナーとマイクロサービスを確実にスケーリングし調整
あらゆるものを実行 - 言語やプログラミングモデルを自由に選択可能
最大で数千台のコンピューターに合わせてスケーリング可能

マイクロサービスアプリケーションの構築と管理をシンプルに

製品化までの時間を短縮: 基盤インフラストラクチャの信頼性、拡張性、管理、待ち時間などの問題を処理する追加コードの設計と作成に手間をかけることなく、アプリケーションにビジネス価値を付与する機能の作成に集中できます。
コンテナーとサービスオーケストレーションを同一環境内に: Docker コンテナーを Linux または Windows 上に配置し、他のワークロードやサービスと合わせて大規模かつ確実に実行できます。Azure Service Fabric ではコンテナーホスティング、クラスターリソース管理、ワークロードオーケストレーションなどの各機能を利用可能です。
選べるアーキテクチャ: ステートレスまたはステートフルなマイクロサービスを作成できます。マイクロサービスとは、独立してバージョン管理される小規模なサービスを組み合わせて複雑なアプリケーションを構築するアーキテクチャ上のアプローチです。Azure Service Fabric ではこれを活用して、短い待ち時間が求められ、かつ大量のデータ処理を行う複雑なシナリオに対応し、クラウド内へ、あるいはクラウド全体にわたって拡張することが可能です。お客様に適したプログラミングモデルと言語として、コンテナーとゲスト実行可能ファイルからマイクロサービスとアクターまで、さまざまな組み合わせが可能です。
マイクロサービスによる俊敏性: 細分化したマイクロサービスアプリケーションを設計することで、継続的な統合と開発が可能になり、新機能を迅速にアプリケーションに配信できます。
IDE 統合: シングルボックス、テスト、運用の各環境で Service Fabric アプリケーションの構築、テスト、デバッグ、デプロイ、更新を迅速かつ容易に実行できます。Visual Studio、Eclipse、コマンドラインサポートなど、お好きな IDE ツールを利用して行ってください。
どこでも実行可能: 一貫性のあるプラットフォームサービスにより同一のアプリケーションコードをパブリッククラウド、ホステッドクラウド、プライベートクラウド上へ柔軟にデプロイし、各クラウド上で同じアプリケーションプログラミングモデルを利用できます。また、ホストオペレーティングシステムとして Windows Server あるいは Linux (Ubuntu または RHEL) を選択可能です。

低待機時間と優れた効率を最大規模で実現

配信を高速に行いながらダウンタイム無しで安全にアップグレードでき、運用環境の自動スケーリングや正常性監視の統合、障害からの自動復旧が可能です。マイクロサービスとコンテナーベースのアプリを調整してアプリケーションの正常性とパフォーマンスを詳細に確認するとともに、待機時間を抑え、スケーリングが可能で回復性の高いサービスの開発を実現できます。

障害の確実な検出とフェールオーバー、リーダーの選定、状態の管理、サービスの検出、ローリングアップグレード、アプリケーションの移植性、環境の抽象化、リソースの管理と制御、構成の管理といった分散システムが抱える難しい問題を解決できます。また、アプリケーションのライフサイクル管理機能が備わっているため、使用率が増大しても開発者がアプリケーションを設計し直す必要がありません。マルチテナント型の SaaS アプリケーション、ミッションクリティカルな基幹業務アプリケーション、IoT データの収集/処理ワークロード、ゲームを始め、多様なアプリケーションとワークロードを開発し、配信可能です。