Foundry Tools の Azure Vision

Azure Vision は、Azure AI Foundry Tools (旧称 Azure AI Services) に含まれる強力なツールの 1 つです。Azure Vision は、アプリケーションやエージェントで視覚情報を基にした世界解釈を可能にする事前構築済み API のセットを提供します。Vision には、画像解析、物体検出、空間認識、光学式文字認識 (OCR) などの能力があります。これらのツールにより、開発者は、ビジュアル コンテンツをリアルタイムに "見て" 理解するインテリジェントなソリューションを構築できます。""

Azure Vision は、Azure AI Foundry プラットフォームの構成要素として、統合 Foundry プラットフォームに組み込まれ、エージェント型 AI エクスペリエンスをサポートします。 

Azure Vision (旧称 Azure AI Vision) は、機械学習の詳細な専門知識を必要とせず、インテリジェントなエージェントやアプリケーションの開発を加速するように設計されています。

はい。Azure Vision (旧称 Azure AI Vision) は Azure AI Foundry Tools スイートの構成要素になりました。この変更は、各種のサービスがインテリジェントなエージェント型アプリケーション構築用のモジュール型ツールとして開発者に利用されることが増えている状況に合わせ、プラットフォームを Azure AI Foundry ブランドの下に統合する広範な施策の一環です。

Foundry Tools の Azure Vision に以前から備わっている、画像分析、物体検出、OCR、空間認識などの強力な機能は今後も同様に提供されますが、位置づけが変更され、エージェント ワークフローやマルチモーダル AI シナリオをサポートする一体感を持ったツールキットの一部としての扱いになります。このリブランディングは、Vision が Foundry エコシステムの中で担う役割を明確化し、発見、調整や、他のエージェントおよびツールとの統合を容易にするものです。

この施策のポイントは、開発者に、視覚的な状況把握、解釈、行動の能力を備えた AI エージェントの構築に適した統一的な環境を提供することにあります。

いいえ。Microsoft は、処理後にはお客様の画像やビデオを自動的に削除します。また、基礎モデルを強化するためにお客様のデータを使ってトレーニングすることはありません。ビデオ データは、ユーザーのプレミスから外には持ち出されず、コンテナーが実行されているエッジには格納されません。プライバシーと使用条件の詳細をご確認ください。

いいえ。空間分析では、検出された個別の人物を取り囲む境界ボックスを使用して、ビデオ映像や出力に含まれる人物の存在の検出と位置特定が行われます。AI モデルにより、顔が検出されたり、個人の ID や人口統計が判断されたりすることはありません。

空間分析 AI モデルでは、人体境界ボックスによって 1 人以上の人物の存在を識別するアルゴリズムに基づいて、ビデオ フィード内の動きを検出して追跡します。カメラの視野のゾーン内で検出された人物と境界ボックスそれぞれについて、AI モデルはイベント データを出力します。これには、人体の境界ボックスの座標、イベントの種類 (ゾーンの出入り、方向の線の交差など)、境界ボックスを追跡する仮名識別子、検出の信頼度スコアなどが含まれます。このイベント データは、Azure IoT Hub のお客様独自のインスタンスに送信されます。

はい。モデルのカスタマイズはシナリオに合わせてカスタマイズするように設計されているため、モデルをトレーニングするためのラベル付きデータを提供する必要があります。

このサービスのモデル カスタマイズ機能は、画像間の主な違いをすばやく認識するように最適化されています。このため、モデルのプロトタイプ作成には少量のデータを使って着手できます。ラベルごとに画像を 1 つだけでも初められます。ラベル付きの画像が多くお持ちの場合、追加できます。問題の複雑さと必要な精度に応じて、ラベルごとに画像を追加し続けて、モデルを改善できます。

Azure Vision のモデル カスタマイズ機能は、Custom Vision の次世代版であり、精度が向上し、少数ショット学習機能が備わっています。お持ちのトレーニング データを移行し、Azure Vision のモデル カスタマイズ機能を使ってモデルのトレーニングをし直すことをおすすめします。