Azure でのメッセージング サービス
モダンなアプリケーションどうしを接続します。どの言語で書かれ、どこでホストされているかにかかわらず、Azure の包括的な一連のメッセージング サービスを使用して接続できます。
メッセージング サービスを使用してハイブリッド アプリケーションを確実に接続する
Azure でのメッセージング サービスを使用すると、コンポーネントやアプリケーションの相互接続が可能になります。書かれている言語が異なっていても、同じクラウド、複数のクラウド、オンプレミスのどれでホストされていても接続することができます。メッセージ キューまたはトピックを使用して、コンシューマー側の可用性にかかわらずメッセージを送信することができ、変動するワークロード スループットのバランスを取るのにも役立ちます。
ISO/IEC Advanced Message Queuing Protocol (AMQP) やメッセージ キュー テレメトリ転送 (MQTT) などの一般的な業界およびオープンプロトコルのサポートを使用して、オンプレミスのエンタープライズ メッセージング ソリューションをクラウドに簡単に移行できます。
Azure でのスケーラブルなメッセージング サービスを使用すると、お客様の拡大するビジネスの需要に応じることができます。インフラストラクチャの管理や運用を気にすることなく、数百万ものメッセージとイベントを取り込むことができます。
オンプレミスとマルチクラウドのリソースには引き続き、ファイアウォール経由の直接接続によってアクセスでき、セキュリティが損なわれることはありません。Azure でのメッセージング サービスでは、コンシューマーから要求を送信するという方法でハイブリッド接続がサポートされています。
Azure からの、またはお客様自身のアプリケーションからのイベントを使用してモダンなリアクティブ マイクロサービスを構築できます。イベントドリブン型アプリケーションは、イベントがサーバーレス コンポーネントにプッシュされたときにのみ実行されるため、時間と複雑さを縮小できます。
Azure でのメッセージング サービスのための製品の詳細情報
Service Bus
オンプレミスとクラウドベースのアプリを、エンタープライズ メッセージ キューとパブリッシュ/サブスクライブのプラットフォーム上でオープン プロトコルを使用して接続できます。
Event Grid
Azure とサードパーティのサービスを接続するイベントドリブン型アプリを、フル マネージドのパブリッシュ/サブスクライブ サービスを使用して構築できます。
Event Hubs
リアルタイムの分析とアプリのために、数百万ものイベントのストリームの取り込み、ルーティング、格納を行うことができます。Apache Kafka のワークロードがサポートされています。
Azure Relay
複雑なネットワークレベルのソリューションは不要で、さまざまなサイトやデータセンターの間でネットワーク境界を越えてアプリを相互接続することができます。
Queue Storage
きわめて大容量のシンプルなキューを使用してコンポーネントどうしを分離させることができます。
Azure SignalR Service
リアルタイム機能を Web アプリに追加できます。チャット ルーム、共同編集、ライブ ダッシュボード、インスタント ブロードキャストなどが実現します。
HDInsight
ネイティブの Apache Kafka ディストリビューションをマネージド環境で実行することで、Kafka の構成と設定を最大限に制御できます。
Notification Hubs
パーソナライズされたプッシュ通知をどのモバイル プラットフォームにも、どのバックエンドからでも送信できます。
Azure IoT Hub
IoT デバイスと Azure との間の双方向通信を可能にします。
Azure Web PubSub
リアルタイム メッセージング Web アプリケーションを、WebSocket とパブリッシュ/サブスクライブ パターンを使用して簡単に構築できます。
Azure でのメッセージング サービスのソリューション アーキテクチャ
お客様のインフラストラクチャをシンプルにしてスケーリングするためにメッセージング サービスがどのように役立つかを、さまざまなエンタープライズ ユース ケースでご紹介します。
メッセージ キューとイベントを使用した Azure でのエンタープライズ統合
メッセージ ブローカーを使用する非同期通信ソリューションによって、バックエンド プロセッサのスケーラビリティ、負荷の平準化、アプリケーションの分離を実現します。
Azure Stream Analytics を使用したストリーム処理パイプライン
アプリ、デバイス、システムから絶えずデータが送り出されます。毎秒数百万ものイベントをデータ ストリームとして取り込むことで、分析、永続化、視覚化が可能になります。
Azure でのイベントベースのクラウド オートメーション
イベントドリブン型アプリケーションでサーバーレス コンピューティングのスケーラビリティを活用することで、多種多様なシステムからの離散イベントを処理できます。
建設業での IoT とデータ分析
Azure IoT Hub を使用すると、モノのインターネット (IoT) アプリケーションと、その管理対象デバイスとの間で安全な双方向通信を実現できます。
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よく寄せられる質問
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メッセージはコンポーネント間で意図や状態を伝達するものですが、イベントは何が起きたかについての観察報告です。 詳細については、こちらをご覧ください。
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メッセージ キューは、非同期 FIFO (先入れ先出し) のポイントツーポイント通信チャネルです。トピックでも非同期の FIFO 通信が可能ですが、トピックを利用すると、プロデューサーがメッセージをパブリッシュしてこれを 1 つ以上のコンシューマーがサブスクライブすることもできます。
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イベントの配布とは、離散イベントの配布です。離散イベントは、パブリッシャーによって行われた特定のアクションを表します。イベントのストリーミングでは、継続的にパブリッシュされるストリームの要素として情報データ ポイントが伝送されます。