データ パイプラインの価格

価格の詳細

Azure Data Factory: データ パイプラインの価格

データ パイプラインの価格は、次の情報に基づいて算出されます。

  • パイプラインのオーケストレーションと実行
  • データ フローの実行とデバッグ
  • Data Factory の操作 (パイプラインの作成やパイプラインの監視など) の数。

Data Factory パイプラインのオーケストレーションと実行

パイプラインは、アクティビティと呼ばれる複数の別々のステップの制御フローです。データ パイプライン オーケストレーションの料金は、アクティビティの実行と、統合ランタイムの時間ごとのアクティビティの実行に基づいて発生します。統合ランタイムは、Azure ではサーバーレス、ハイブリッド シナリオではセルフホステッドであり、パイプライン内のアクティビティを実行するために使用するコンピューティング リソースを提供します。統合ランタイムの料金は分単位に切り上げて按分請求されます。

たとえば、Azure Data Factory のコピー アクティビティを使用すると、各種データ ストア間で安全確実かつスケーラブルに効率よくデータを移動することができます。データ量やデータのスループットに関するニーズの高まりに合わせて、統合ランタイムでスケールアウトし、これらのニーズに対応できます。

Type Azure Integration Runtime の料金 Azure マネージド VNET 統合ランタイムの料金 セルフホステッド統合ランタイムの料金
オーケストレーション1 $-/1,000 実行 $-/1,000 実行 $-/1,000 実行
データ移動アクティビティ2 $-/DIU 時間 $-/DIU 時間 $-/時間
パイプライン アクティビティ3 $-/時間

$-/時間

(最大 50 の同時パイプライン アクティビティ)

$-/時間

外部パイプライン アクティビティ4 $-/時間 $-/時間

(最大 800 の同時パイプライン アクティビティ)

$-/時間
  1. オーケストレーションとは、アクティビティの実行、トリガーの実行、デバッグの実行を指します。
  2. Azure データセンターからデータを送信するためにコピー アクティビティを使用すると、ネットワーク帯域幅の追加料金が発生します。これは、別個の送信データ転送の明細項目として請求書に記載されます。送信データ転送の価格の詳細を参照してください
  3. パイプライン アクティビティは統合ランタイム上で実行されます。パイプライン アクティビティには、検索、メタデータの取得、削除、作成中のスキーマ操作 (接続のテスト、フォルダー リストとテーブル リストの参照、スキーマの取得、データのプレビュー) などが含まれます。
  4. 外部パイプライン アクティビティは統合ランタイム上で管理されますが、実行はリンクされたサービス上で行われます。外部アクティビティには、Databricks、ストアド プロシージャ、HDInsight のアクティビティなど多くが含まれます。外部アクティビティの完全な一覧については、こちらをご覧ください。Mapping Data Flow アクティビティについては、以下の「Data Factory Data Flow Execution and Debugging (Data Factory Data Flow 実行とデバッグ)」セクションを参照してください。

Data Flow の実行とデバッグ

Data Flow は、Data Factory の内部で視覚的に設計されたコンポーネントであり、大規模なデータ変換を可能にします。仮想コア時間あたりの Data Flow クラスターの実行時間とデバッグ時間に対して課金されます。Data Flow を実行するための最小クラスター サイズは 8 仮想コアです。実行とデバッグの料金は分単位で切り上げて按分請求されます。

Type 料金
コンピューティングの最適化 仮想コア時間あたり $-
汎用 仮想コア時間あたり $-
メモリの最適化 仮想コア時間あたり $-

メモ:Data Factory の Data Flow では、Data Flow の実行とデバッグに必要なマネージド ディスクと BLOB ストレージにも課金されます。また、ラングリング データ フロー機能はパブリック プレビュー段階ですが、この機能の使用では、上記の表に記載されている価格から 50% の割引が適用されます。

Data Factory の操作

Type 料金 例 
読み取り/書き込み* $-/50,000 変更エンティティまたは参照エンティティ Azure Data Factory 内でのエンティティの読み取り/書き込み*
監視 $-/50,000 取得実行レコード パイプライン、アクティビティ、トリガー、デバッグの実行の監視**

*Azure Data Factory エンティティの読み取り/書き込み操作には、作成、読み取り、更新、削除が含まれます。エンティティには、データセット、リンクされたサービス、パイプライン、統合ランタイム、トリガーが含まれます。

**監視操作には、パイプライン、アクティビティ、トリガー、デバッグの実行の取得と一覧表示が含まれます。

非アクティブなパイプライン

トリガーに関連付けられていないか、1 か月間で一度も実行されなかったパイプラインは、非アクティブであると見なされます。非アクティブなパイプラインについては、月額 $- の料金がかかります。

よく寄せられる質問

  • 読み取り/書き込み操作には、Azure Data Factory エンティティの作成、読み取り、更新、削除が含まれます。エンティティには、データセット、リンクされたサービス、パイプライン、統合ランタイム、トリガーが含まれます。
  • 監視操作には、パイプライン、アクティビティ、トリガー、デバッグの実行の取得と一覧表示が含まれます。
  • アクティビティはパイプライン内の 1 ステップです。各アクティビティを実行することを実行と呼びます。
  • 統合ランタイムとは、異なるネットワーク環境間で以下のデータ統合機能を提供するために Azure Data Factory によって使用されるコンピューティング インフラストラクチャです。

    • データ移動:パブリックおよびプライベート (オンプレミスまたは仮想プライベート) ネットワーク内での、データ ストア間のデータ移動です。組み込みコネクタ、形式変換、列マッピング、高性能でスケーラブルなデータ転送をサポートします。
    • アクティビティのディスパッチ:Azure HDInsight、Azure Machine Learning、Azure SQL Database、SQL Server などのさまざまなコンピューティング サービスで実行される変換アクティビティのディスパッチと監視です。
    • SQL Server Integration Services パッケージの実行:マネージド Azure コンピューティング環境での SQL Server Integration Services パッケージのネイティブな実行です。
  • トリガーとは、パイプラインの実行をいつ開始する必要があるかを決定する処理単位です。トリガーの実行とは、トリガーが実行されることを表します。条件を満たしていると、アクティビティの実行が発生することがあります。
  • デバッグの実行とは、反復開発中にユーザーが実行できるテスト実行です。変更がデータ ファクトリに発行される前に、パイプライン内のステップが意図どおりに動作していることを確認できます。
  • 非アクティブなパイプラインとは、トリガーに関連付けられていないものや、過去 1 か月間で一度も実行されなかったものを指します。料金は、一度も実行されなかった 1 か月間が過ぎた後に発生します。
  • パイプライン実行アクティビティ (Azure 統合ランタイムのデータ移動アクティビティ、パイプライン アクティビティ、および外部、並びにセルフホステッド統合ランタイムのデータ移動アクティビティ、パイプライン アクティビティ、および外部) は、上記の 1 時間あたりの料金で課金されます。パイプライン実行の料金は分単位に切り上げて按分請求されます。

    例えば次が挙げられます。2 分 20 秒の操作を実行した場合、3 分に相当する料金が課金されます。

  • シナリオベースの価格の例は、Azure Data Factory のドキュメントのページでご覧ください。
  • Azure Data Factory の優位性に関するページで、ADF コストを計画および管理する方法に関するガイダンスをご覧ください。

価格の詳細

Data Factory の使用料金は、次の要素に基づいて計算されます。

  • アクティビティの頻度 (高または低): 低頻度アクティビティは、1 日 2 回以上実行されることはありません (1 日 1 回、週 1 回、月 1 回などです)。高頻度アクティビティは、1 日 2 回以上実行されます (1 時間に 1 回、15 分に 1 回などです)。詳細については、「アクティビティのオーケストレーション」セクションを参照してください。
  • アクティビティの実行場所 (クラウドまたはオンプレミス): データ移動」セクションを参照してください。
  • パイプラインがアクティブかどうか: 非アクティブなパイプライン」セクションを参照してください。
  • アクティブの再実行の有無: アクティビティの再実行」セクションを参照してください。

アクティビティのオーケストレーション

低頻度 高頻度
クラウドで実行されるアクティビティ

(例: Azure BLOB から Azure SQL データベースにデータを移動するコピー アクティビティ、Azure HDInsight クラスターで Hive スクリプトを実行する Hive アクティビティ)
$-/アクティビティ/月 $-/アクティビティ/月
オンプレミスで実行される、セルフホステッド IR に関連するアクティビティ

(例: オンプレミスの SQL Server データベースから Azure BLOB にデータを移動するコピー アクティビティ、オンプレミスの SQL Server データベースでストアド プロシージャを実行するストアド プロシージャ アクティビティ)
$-/アクティビティ/月 $-/アクティビティ/月

注:

  • 1 か月に 100 アクティビティを超える使用量については、頻度の低い場合と頻度の高い場合の両方で 20% 割引になります。
  • 頻度の低いアクティビティは、1 か月に 5 アクティビティまで、クラウドとオンプレミスの両方で無料になります。

データ移動

Azure Data Factory を使用すると、各種データ ストア間で安全確実かつスケーラブルに効率よくデータをコピーすることができます。Azure Data Factory では、データ量の増加や、データ移動のスループットに関するニーズの高まりに合わせたスケールアウトが可能です。データ移動単位を活用してデータ移動のパフォーマンスを高める方法については、コピー アクティビティのパフォーマンス ガイドに関する記事を参照してください。

クラウド データ ストア間でのデータ移動 $- / 時間
オンプレミス ストアを使用したデータ移動 $- / 時間
注:
データ転送の料金が発生する場合があります。これは、別個の送信データ転送の明細項目として請求書に記載されます。Azure データ ストアの外部にデータを移動する場合は、送信データ転送料金が適用されます。詳しくは、「Data Transfers (データ転送) の料金詳細」を参照してください。

非アクティブなパイプライン

Azure Data Factory にデプロイするパイプラインごとに、日時の範囲 (開始時間と終了時間) を使って、アクティブなデータの処理期間を指定する必要があります。指定された期間の間は、実際にはアクティビティが実行されていなくてても、パイプラインはアクティブとみなされます。その他の期間はすべて非アクティブとみなされます。

非アクティブなパイプラインについては、月額 $- の料金がかかります。

パイプラインが 1 か月間ずっと非アクティブである場合、その月は、該当する "非アクティブなパイプライン" のレートで課金されます。パイプラインが 1 か月の一部だけ非アクティブである場合、非アクティブだった期間については、その月でパイプラインが非アクティブだった時間数に基づいて時間単位で課金されます。たとえば、パイプラインの開始日時が 2016 年 1 月 1 日 の午前 12:00 であり、終了時刻が 2016 年 1 月 20 日の午前 12:00 である場合、パイプラインはこの 20 日間だけアクティブとみなされ、残り 11 日間は非アクティブになります。非アクティブなパイプラインの料金 ($-) は 11 日分請求されます。

アクティブなデータの処理期間 (開始時間と終了時間) が指定されていないパイプラインは、非アクティブと見なされます。

再実行アクティビティ

アクティビティは、必要に応じて再実行できます (スケジュールされた実行中にデータ ソースを利用できなかった場合など)。アクティビティの再実行にかかる料金は、アクティビティが実行される場所によって異なります。クラウドでのアクティビティ再実行の料金は、1,000 回の再実行あたり $- です。オンプレミスでのアクティビティ再実行の料金は、1,000 回の再実行あたり $- です。

1 つのデータ パイプラインで、次の 2 つのアクティビティが 1 日 1 回実行される (低頻度) とします。

  1. オンプレミスの SQL Server データベースから Azure BLOB にデータをコピーするコピー アクティビティ
  2. Azure HDInsight クラスターで Hive スクリプトを実行する Hive アクティビティ

オンプレミスの SQL Server データベースから Azure Blob Storage へのデータ移動には、1日 2 時間かかるものとします。次の表に、このパイプラインにかかる料金を示します。

1 番目のアクティビティ (オンプレミスから Azure へのデータ コピー)
データ移動料金 (1 か月あたり) 1 か月あたり 30 日
1 日あたり 2 時間
$-
$-
アクティビティのオーケストレーション料金 (1 か月あたり) $-
小計 (1 か月あたり) $-
2 番目のアクティビティ (Azure HDInsight での Hive スクリプトの実行)
データ移動料金 (1 か月あたり) $-
アクティビティのオーケストレーション料金 (1 か月あたり) $-
小計 (1 か月あたり) $-
合計アクティビティ (1 か月あたり) $-

上記シナリオの場合の料金について、Data Factory の料金計算ツールを使用して計算することもできます。

注:

  • クラウドとオンプレミスを合わせた最初の 5 回のアクティビティは無料です。上記の料金は、その月に (別のパイプラインで) クラウドとオンプレミスで合わせて 5 回のアクティビティを既に使用している場合のものです。
  • Azure Storage サービスと HDInsight サービスについては、個別にサービスごとの料金で課金されます。

サポートおよび SLA

  • 請求およびサブスクリプション管理サポート (無償)。
  • 柔軟なサポート プラン ($29 ~/月)。プランを探す
  • Data Factory リソースに対する操作の実行要求を 99.9% 以上の時間、正常に処理することを保証します。
  • すべてのアクティビティの実行が、99.9% 以上の時間において、スケジュールされている実行時刻の 4 分以内に開始されることを保証します。
  • SLA の詳細については、SLA ページを参照してください。

FAQ

  • アクティビティは、データに対して実行される操作を定義したものです。各アクティビティでは、0 個以上のデータセットを入力として受け取り、出力として 1 つ以上のデータセットを生成します。アクティビティは、Azure Data Factory におけるオーケストレーションの単位です。

    たとえば、コピー アクティビティを使用すると、データセット間でデータをコピーすることができます。同様に、Hive アクティビティを使用すると、Azure HDInsight クラスターに対して Hive クエリを実行してデータを変換または分析できます。Azure Data Factory には、幅広いデータ変換アクティビティとデータ移動アクティビティが用意されています。また、カスタムの .NET アクティビティを作成して独自のコードを実行することも可能です。

  • パイプラインは、アクティビティを論理的にグループ化したものです。パイプラインは、ユーザーが指定した期間 (開始時間と終了時間) だけアクティブにできます。その他の期間では非アクティブになります。
  • はい。アクティビティで HDInsight などの Azure サービスが使用されると、それらのサービスは個別にサービスごとの料金で課金されます。

  • データのコピーを実行すると、2 種類の料金が発生します。最初に、コピーを実行するのに使用されたコンピューティング リソースが、データ移動メーターによって表されます。データ移動メーターにはクラウド バージョンとオンプレミス バージョンがあります。オンプレミスのデータ移動の方が、コピーに関連したコンピューティングの一部がオンプレミス リソースによって実行されるため、低価格になります。データ移動の料金は分単位で切り上げ請求されます(たとえば、データ コピーでコンピューティング時間が 41 分 23 秒かかった場合、42 分間分の料金が請求されます)。

    さらに、データ転送の料金が発生する場合があります。これは、別個の送信データ転送の明細項目として請求書に記載されます。Azure データ ストアの外部にデータを移動する場合は、送信データ転送料金が適用されます。詳しくは、「Data Transfers (データ転送) の料金詳細」を参照してください。

リソース

Azure サービスの月額料金を概算できます。

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