Power BI Embedded 容量のロード テストを自動化するための新しいツールの提供開始
公開日: 8月 14, 2019
Power BI Embedded 容量のロード テストを自動化するためのツールが最近リリースされました。このツールにより、使用時にお客様の容量で処理できるユーザー ロードを把握できます。 このツールでは、PowerShell を使用して容量に対する自動ロード テストを作成し、テストするレポートおよびシミュレートする同時ユーザー数を選択できるようにします。
このツールは、サービスに対してツールを認証するために必要なトークンの期限が切れるまで、(レポートのキャッシュによって非現実的に優れたパフォーマンスが得られるのを避けるために) 新しいフィルター値を使用して各レポートを継続的にレンダリングすることによって、容量に対するロードを生成します。
新しいツールを使用して、容量管理者は、特定の期間にその容量で処理可能なユーザー数をより適確に把握できます。また、Power BI Desktop パフォーマンス アナライザーで測定されたパフォーマンス向上によるユーザー ロードの効果を把握することを希望するレポート作成者もこのツールを使用できます。
ツールの実行中に、ユーザーはブラウザーでリアルタイムで発生するレンダーを表示することも、SQL Server Profiler で測定中の容量のXMLA エンドポイントに接続して、クエリの発行時にその実行を確認することもできます。
また、ロード テストの実行時に、Premium 容量メトリック アプリの [データセット] ページにその結果を表示できます。容量管理者は、このツールを使用してロードを生成し、このロードの表示を確認できます。必ず事前に、メトリック アプリでのオーバーロードの特定について、Premium デプロイのホワイトペーパーのセクションをお読みください。このホワイトペーパーで分析されているシナリオは、Power BI Embedded 容量にも適用されます。
テストの実行後にメトリック アプリでロード テストの結果を確認するには、管理者は、メトリック アプリのランディング ページにある [Datasets](データセット) タブを展開し、[refresh now](今すぐ更新) をクリックしてオンデマンド更新を開始します。テストによってロードが生成されてからメトリックでロードが表示されるまでに、最大 15 分の遅延を見越しておいてください。
このツールおよび今後のその他のツールやユーティリティをホストするために、新しい GitHub リポジトリを作成しました。このリポジトリ全体がオープンソースであり、ユーザーからの協力、Power BI Premium and Embedded 容量に関連する他のツールやリポジトリの追加、および既存のツールの改善を行えます。
容量における既存のロードに注意を払い、使用量が最も多い時間帯にはロード テストを実行しないようにしてください。
このツールの使用に関するフィードバックと、リポジトリへの参加をお待ちしております。