サンプル クエリは、Log Analytics エクスペリエンスを開始するための優れた方法です。

リソースまたは問題に関する瞬時の分析情報を提供するクエリを事前に作成して、Log Analytics の使用を開始するのにかかる時間を短縮し、KQL の学習と使用を開始するための便利な方法を提供できます。

Microsoft は、すばやく価値を提供できるように設計された、250 を超えるサンプル クエリの収集と編集に取り組んできました。

サンプル クエリの数はますます増えており、より適切に調整されたサンプルが追加されています。

サンプル クエリ ダイアログ

初めて Log Analytics を使用するときは、まったく新しいダイアログ エクスペリエンスを使用できます。これには、すぐに使用できるサンプル クエリが豊富に含まれています。

各サンプル クエリはカード別で表されます。これにより、ユーザーはクエリをすばやく見渡し、必要なものを見つけることができます。

このクエリは、ダイアログから直接実行することも、クエリ エディターに読み込んでさらに微調整を行うこともできます。

コンテキスト内クエリ

新しいサンプル クエリ エクスペリエンスは、コンテキストで設計されています。

選択したスコープごとに、システムによってサンプル クエリが自動的にフィルター処理され、使用したスコープに関連するクエリのみが表示されます。

たとえば、上の画面は、Key Vault インスタンスの [ログ] 画面です。表示されているサンプル クエリは、リソースの種類に応じてフィルター処理されており、Key Vault 関連のサンプルのみが表示されています。

これは、すべての Log Analytics スコープで機能します。

必要なことをすばやく検索

新しいクエリ エクスペリエンスでは、適切なコンテキストに従ったクエリのみがフィルター処理されます。いつでもフィルターを削除して、すべてのクエリを表示するようにすることもできます。

グループ化

新しいクエリ エクスペリエンスでは、クエリを整理する方法を選択できます。[グループ化] ドロップダウン リストをクリックして、クエリのグループ化を変更することもできます。

[Filter] (フィルター)

また、前述の値に基づいてクエリをフィルター処理することで、クエリの範囲を絞り込み、必要なものを簡単に見つけることもできます。

グループ化とフィルターの組み合わせ

フィルターとグループ化機能は、連携して動作するように設計されています。これにより、クエリの調整方法の柔軟性が大幅に向上します。

たとえば、複数のリソースを持つ 1 つのリソース グループを使用している場合は、1 つの特定のリソースの種類にフィルターを適用し、結果のクエリをトピック別に並べ替えることをお勧めします。

お気に入り

頻繁に使用するクエリをお気に入りにすることができます。

これにより、クエリのサブセットにすばやくアクセスできます。

サイドバー エクスペリエンス

ポップアップをオフにする

KQL の使用に慣れている方で、クエリ エディターを使用したい場合は、ダイアログ エクスペリエンスをオフに切り替えることができます。

ポップアップへの再アクセス

クエリ ダイアログ エクスペリエンスには、Log Analytics の上部のバーにある [サンプル クエリ] ボタンからいつでもアクセスできます。

 

サイドバーのクエリ エクスペリエンス

新しいクエリ エクスペリエンスは、[サイドバー] でも使用できます。

ダイアログのすべての機能には、Log Analytics の左側の クエリ ペインからアクセスできます。

クエリ名をポイントすると、クエリの説明と追加機能が表示されます。

クエリ エクスプローラー

ユーザーが生成したクエリを保存して共有するためのクエリ エクスプローラー エクスペリエンスは、当面は変更されません。

クエリ エクスペリエンスを進化させながら、新しいエクスペリエンスでクエリを保存および共有する機能を追加し、ユーザーが Log Analytics でより多くのことを達成できるように取り組んでまいります。

概要とフィードバック

新しいクエリ エクスペリエンスでは、ユーザーが Log Analytics の使用を開始するための、新しく効率的な方法がコンテキストで提供されます。

高品質で非常に多彩なサンプルがますます追加されており、ユーザーの皆様がそれを利用して Log Analytics からよりすばやく強力な分析情報を得られることをお祈りしています。

フィードバックをお寄せいただき、ありがとうございました。ご質問またはご提案がありましたら、メールでお問い合わせください。