B12、B16、B20 を導入 - より大きい VM サイズで CPU 使用率が柔軟な新しい B シリーズ
公開日: 7月 01, 2019
お客様からより大きなサイズの B シリーズに関するご要望をいただきました。そこで、7 月より B シリーズに 3 つの新しいサイズをリリースしました。B12ms、B16ms、B20ms です。これは低コストの VM で CPU 使用率が柔軟です。
対象のワークロード
他の B シリーズ オファリングと同様、使用パターンに「山と谷」があるワークロードでは、この新しいサイズで提供できるコスト削減を最大限に活用できます。ビルド サーバーなどのワークロードではビルドの実行中には 100% の CPU 使用率を必要としますが、その他の時間にはサーバーはずっと低い CPU 使用率で実行できます。B シリーズを使用することにより、ビルド サーバーをコストダウンしながら、同時に開発者の満足度を維持できます。他のワークロードには、開発およびテスト環境や、顧客エンゲージメント パターンを備えた Web サーバーなど、バーストの影響を受けるものがあります。
一方、ログイン率が定常的な Web サーバーには B シリーズ VM はあまり適合しません。このような種類のワークロードでは、100% 一貫性のある CPU アクセスを提供する D シリーズ仮想マシンが最適です。
利用できる構成およびリージョン
サイズ |
vCPU |
メモリ GiB |
一時ストレージ (SSD) GiB |
VM のベース CPU パフォーマンス |
VM の最大 CPU パフォーマンス |
初期のクレジット |
1 時間に蓄積されるクレジット |
蓄積できるクレジットの最大値 |
データ ディスクの最大数 |
キャッシュが有効な場合の一時ストレージの最大スループット:IOPS/MBps |
キャッシュが無効な場合の最大ディスク スループット:IOPS/MBps |
最大 NIC 数 |
米国西部での Linux の 1 時間あたりの使用料金 |
Standard_B12ms |
12 |
48 |
96 |
202% |
1200% |
360 |
121 |
2909 |
16 |
6480/75 |
4320/50 |
6.00 |
$0.596 |
Standard_B16ms |
16 |
64 |
128 |
270% |
1600% |
480 |
162 |
3888 |
32 |
8640/100 |
4320/50 |
8.00 |
$0.794 |
Standard_B20ms |
20 |
80 |
160 |
337% |
2000% |
600 |
203 |
4860 |
32 |
10800/125 |
4320/50 |
8.00 |
$0.993 |
詳細については、負荷の急増に対応できる VM サイズに関するページを参照してください。B シリーズのクレジット システムに関するわかりやすいドキュメントも更新しました。