Azure IoT Hub Device Provisioning Service - 2019 年 6 月の更新
公開日: 8月 02, 2019
Azure IoT Hub Device Provisioning Service - 2019 年 6 月の更新
Azure IoT Hub Device Provisioning Service の 2019 年 6 月のリリースが利用可能になりました。プロビジョニング エクスペリエンスにおける広範な機能強化と制限の解消に重点を置いています。
- デバイスと DPS 間の追加データ転送のサポート
この機能により、デバイスと DPS 間で相互に追加データを送信できるようになります。DPS では、デバイスを正しい IoT Hub に適切にプロビジョニングするために、デバイスの追加データが必要になる場合があり、データはそのデバイスから提供される必要があります。逆に、DPS では、クライアント側ロジックの処理を進めるためにデバイスにデータを返すことができます。
この機能は、たとえば、ユーザーの介入なしでデバイス モデルに基づいてデバイスを割り当てる場合などに、カスタム割り当ての拡張機能として使用します。登録呼び出しの一部としてモデル情報を報告するようにデバイスを構成します。デバイスの情報が DPS からカスタム割り当て webhook に渡され、関数では、モデル情報を受け取ると、このデバイスをプロビジョニングする IoT Hub を判別できます。同様に、webhook からデバイスに何らかのデータを返す場合は、webhook 応答内の文字列としてそのデータを渡します。
この機能は、C、C#、JAVA および Node.js のクライアント SDK でも使用できます。
- IoT Edge 向けの対称キーのサポート
IoT Edge デバイス向けの対称キーの構成証明が個別登録とグループ登録の両方でサポートされるようになりました。この変更に伴い、対称キーの構成証明で [is IoT Edge device]\(IoT Edge デバイス\) オプションを [true] に設定すると、その登録グループに登録されているすべてのデバイスは IoT Edge デバイスとしてマークされます。
IoT Edge デバイス向けのこの新しい構成証明メカニズムは、より安全なエレメントを選択する前に素早く作業を進める場合など、開発者シナリオで使用することをお勧めします。
- 登録 ID の制限の緩和
登録 ID およびサポートされる大文字についてのいくつかの制限が解消され、登録 ID では大文字と小文字が区別されなくなりました。英数字、小文字、大文字を使用でき、コロン、ピリオド、アンダースコア、ハイフンなどの特殊文字を含めることができます。
ユーザーの皆様には多くのフィードバックやご提案をいただき、心から感謝いたします。マイクロソフトのエンジニアと Azure IoT コミュニティのエキスパートは皆様からのさまざまな質問にお答えします。製品については MSDN フォーラム (英語) を、開発については Stack Overflow (英語) をご利用ください。また、製品のフィードバックや新機能のご要望 (英語) もお気軽にお寄せください。