Azure Monitor のアプリケーションの変更の分析は現在、パブリック プレビューの段階です
公開日: 5月 28, 2019
複数のチームが関わっている可能性があるため、問題の原因となった変更は、多くの場合特定するのに時間がかかります。
App Service 診断の問題の診断と解決に統合されたため、Azure Monitor の API によって Web アプリの変更内容が一元的に表示されます。Azure Resource Graph を活用することで、問題の原因を示すことにより、トラブルシューティング プロセスを加速させることを目指しています。
ツールによって次の変更が検出されます。
- Resource Manager の変更 (例: IP コンフィギュレーション ルールの変更)
- Web アプリの構成設定の変更 (例: 接続文字列の変更)
- Web アプリのデプロイ ファイルの変更 (例: .dll ファイルの変更、appsettings.json ファイルの変更)
問題をすばやく解決するのにツールがどのように役立つかを次の例で示します。
お客様から Web アプリケーションが突然機能しなくなったことが報告されました。開発者として、何が変更されたのかを確認する必要があります。手順は以下のとおりです。
- Web アプリの [問題の診断と解決] に移動します。
- [Application Changes (アプリケーションの変更)] または [アプリケーションのクラッシュ] の検出機能を選択します。
ステップ 3 に進む前に、「アプリケーションの変更の分析 (パブリック プレビュー)」の手順に従ってください。
- (省略可能) 最新の変更をスキャンします。
このツールは、4 時間ごとにスナップショットを作成します。最新の変更を表示する場合は、[Scan changes now (変更を今すぐスキャン)] ボタンを使用します。
- 変更を表示します。グラフ上の最新の変更をクリックします。IP 制限ルールが変更されたことを確認しました。
- 問題を解決するには、まず [開始者] フィールドを確認して IP 範囲がブロックされた理由を確認し、適切な連絡先にお問い合わせください。その後、問題解決のための適切な手順を踏んでください。
- 変更の分析サービスの有効化:アプリケーションの変更の分析 (パブリック プレビュー)
- 問題の診断と解決ツールの使用方法:App Services 診断の概要 - 変更の分析
- 質問やフィードバックがある場合の連絡先: changeanalysishelp@microsoft.com