移行方法

実績のあるクラウド移行手法を使用して Azure にアプリ、データ、インフラストラクチャを移行する方法をご確認ください。さらに、取り組みを加速させて、自信を持って移行させるのに役立つ、クラウド移行のツールとガイダンスを見つけることができます。

移行の取り組みの段階

クラウド移行には、人員、プロセス、テクノロジに関する、組織の大幅な変更管理が含まれます。総合的な手法を採用することによって、取り組みを順調に進めることができるだけでなく、ワークロードがクラウドで実行されたときに、組織が効率性、アジリティ、スケーリングなどの新しいメリットを確実に利用することができます。

戦略を定義する

移行または最新化の手法を決定しましょう。

移行の要因、ビジネスの目標、ワークロードの優先度という 3 つの考慮事項に基づいて、手法を定義します。時間的制約のある要因が存在する場合は、移行します。継続的な投資が見込まれる、対象を絞った、ビジネスに不可欠なワークロードは最新化します。

クラウド移行のセンター オブ エクセレンスを作成するために、主要な利害関係者を関与させましょう。

IT 部門、財務部門、事業主で構成される部門を超えたチームの幅広いサポートを得ることによって、組織の目標を満たす、より円滑で迅速な移行を促進します。

クラウド移行パートナーを利用しましょう。

クラウドのスキルセットを強化し、移行時のリスクを減らします。移行プロセス全体の初めから終わりまでとそれ以降もサポートを提供する、管理サービス プロバイダーと協力します。

移行を計画する

アプリ、データベース、インフラストラクチャを検出して評価できます。

自動化されたクラウド移行ツールを使用して、依存関係に関する分析情報を得ます。インフラストラクチャのインベントリの作成とオンプレミスの環境の評価を行って、適切なサイズ設定のガイダンス、ワークロードレベルのコストの見積もり、パフォーマンスのメトリックを取得します。

移行のためのビジネス ケースを作成するために総保有コスト (TCO) を計算しましょう。

Azure を利用する場合と、それと同等のオンプレミスのデプロイの TCO を計算して比較し、Azure に移行することで期待できるコスト削減効果を評価します。

総合的な移行計画を構築しましょう。

ワークロードの優先度、タイムライン、マイルストーン、リソース、財源を説明します。その後、計画全体を移行プロジェクトに分割して、それぞれに関連するワークロードのグループを含めます。リーダーと新しい移行のセンター オブ エクセレンスの了承を得ます。

リソース

移行に向けて組織の準備を行う

クラウドのスキルを構築しましょう。

IT およびアプリ開発チームがクラウド テクノロジ、移行ツール、運用プロセスについてよく把握できるようにします。事前のトレーニングへの投資は、移行作業をより効率的にスケーリングし、成功できる組織を立ち上げるのに役立ちます。

ワークロードのランディング ゾーンを設定しましょう。

事前に構成済みのランディング ゾーンには、ネットワーク、ID、管理、セキュリティ、ガバナンスの要素が含まれていて、アジリティと組織の標準を両立させることができます。ランディング ゾーンのベスト プラクティスを使用すると、移行の途中と後にガバナンスの問題を避けることができます。

クラウドを導入する

反復的な手法によって、段階的に移行と最新化を行いましょう。

段階ごとに管理しやすいサイズのワークロードのコーホートを選択し、自動化されたツールを使用して移行を実行します。ワークロードの移動先となるクラウド サービス (インフラストラクチャの場合は Azure IaaS、Web アプリの場合は Azure App Service など) を選択します。

リソース

クラウド移行の取り組みは、ワークロードの移行が完了した時点で終わりではなく、今度は IT およびアプリ開発チームが、クラウド環境の積極的な管理、セキュリティ保護、ガバナンスを継続的に行う必要があります。移行後には、組織でその他の最新化の機会を検討することもできます。

ワークロードをセキュリティで保護して管理する

セキュリティ体制を完全に可視化および制御しましょう。

Azure Security Center などのソリューションのインテリジェントな脅威の防止によって、ハイブリッド環境全体で脅威を迅速に検出して対応します。Azure Sentinel などのクラウドネイティブ SIEM ソリューションによって、組織全体を脅威から保護します。

管理をシンプルにする単一のコントロール プレーンを使用しましょう。

Azure Arc などのソリューションを使用して、すべての環境にわたってワークロードを管理します。リアルタイムの分析情報と傾向によって、ワークロードのパフォーマンスを監視します。クラウドのバックアップとディザスター リカバリー ソリューションを利用して、ワークロードが確実に保護され続けます。

クラウド環境のガバナンスとコスト最適化を行う

管理を維持しながらアプリとワークロードを短期間で構築およびスケーリングしましょう。

ランディング ゾーンの作業を踏まえて、標準およびカスタム ポリシーの適切な組み合わせを確立および維持して、準拠し続けられるようにクラウドのサブスクリプションとリソースのガバナンスを行います。

クラウド プロバイダーが提供するツール、オファー、ガイダンスについてよく理解しましょう。

独占的なオファーを利用して、クラウド支出の監視と調整をしたり、運用効率を高めたりします。たとえば、予約インスタンスの割引や、オンプレミスのライセンスをクラウドで再利用できる機能があります。

リソース

移行

リフトアンドシフトによる移行を使用して、コードを変更することなく、最適化された方法で既存のアプリを Azure に移します。アプリをそのままクラウド IaaS (サービスとしてのインフラストラクチャ) へ移行できるので、資本支出を運用支出に切り替え、迅速にアジリティを実現してスケーリングを行うことができます。代表的なプロジェクトは以下のとおりです。

最新化

アプリを変更または拡張して、クラウド アーキテクチャ用にさらにスケーリングと最適化を行います。組み込みのセキュリティ、パッチ適用、高可用性、自動スケーリングなどのサービスとしてのプラットフォーム (PaaS) 機能を活用できます。代表的なプロジェクトは以下のとおりです。

お客様自身で作業を始める

移行に関する専門家のサポートを受ける

Azure 移行プログラム

お客様のすべてのワークロードを確実に移行できるように、移行過程のあらゆる段階で、プロアクティブなガイダンスと専門家による専門的な支援を受けることができます。

よく寄せられる質問

  • Microsoft では、クラウドおよびハイブリッド環境のガバナンス、管理、最適化だけでなく、クラウド移行の計画と実装のための実証済みの方法である、Microsoft Cloud Adoption Framework for Azure の使用をお勧めしています。クラウド アーキテクト、IT プロフェッショナル、ビジネス上の意思決定者が短期的および長期的な目標を無事達成するために必要なベスト プラクティス、ドキュメント、ツールを提供します。
  • 次のようなさまざまなワークロードを移行できます: Windows Server、SQL Server、Linux、.NET および PHP Web アプリ、MySQL や PostgreSQL などのオープンソース データベース、SAP、Dev/Test 環境、仮想デスクトップ インフラストラクチャ。Azure では、特定のワークロードの移行に役立つさまざまなツールが用意されています。これらのサンプルのチュートリアルで、異なる移行シナリオについて把握してください。
  • Azure では、移行のためのワークロードやビジネスの準備状況の評価に役立つ、さまざまなツールとリソースが用意されています。戦略的な移行評価と準備ツール (SMART) を利用すると、ビジネス戦略、ワークロードの準備状況、トレーニングのニーズといったあらゆるものに及ぶ、特定のニーズに関する評価を得ることができます。ほとんどすべてのユース ケースに対応できる、Azure 移行ツールの中央ハブである Azure Migrate にアクセスしてください。