クラウドのためのハードウェア イノベーション

オープンソースのハイパースケール ハードウェア開発に関する業界の "当たり前" を一新

Microsoft では現在、Open Compute Project などの画期的なプロジェクト/コミュニティの協力の下、ハードウェアの設計や開発をオープンにすることによって新たなイノベーションを引き起こし、あらゆる人にメリットをもたらすための取り組みを進めています。

Open Compute Project

Open Compute Project (OCP) は、テクノロジ リーダーから成るグローバル コミュニティです。さまざまな主体が独占的に所有する IT インフラストラクチャの仕組みを解明し、ハードウェアの効率性、柔軟性、スケーラビリティを高め、ユーザーに選択肢の充実、カスタマイズ性の向上、コスト節約という形で還元することを目的としています。

この最先端のオープン開発モデルは、クラウドにデプロイされているグローバル データセンターについて業界の活発なエコシステムをさらに活性化するものです。Microsoft では、あらゆる規模の組織がデータセンターのパフォーマンス、効率性、電力消費、コストを改善できるよう、Azure のハイパースケール クラウドを支えるサーバーとデータセンターの設計の共有を進めています。

クラウド サーバー インフラストラクチャ チームの主任エンジニアである Kushagra Vaid と Azure の最高技術責任者である Mark Russinovich から、最新のお知らせについてお聞きください。ビデオをご覧ください

Project Olympus

Microsoft の次世代ハイパースケール クラウド ハードウェア設計と、オープンソース ハードウェア開発のための新しいモデルで、大規模なイノベーションを実現します。設計に関する仕様はいずれもオープンソースとなっており、OCP にコントリビュートされます。このことが、広く業界にオープン ソースのメリットをもたらす鍵となっています。

Project Olympus では、IT とデータセンターの運用担当者がコミュニティの手によるイノベーションを利用し、定評のあるハードウェア設計を自社の具体的な使用モデルに応じてスケーリングできます。

Cerberus

プラットフォームのセキュリティ確保を目的として OCP コミュニティが力を合わせて開発した新しいオープンソース業界標準です。Cerberus は、サーバー ハードウェアにこれまで足りなかったセキュリティ保護のための重要なコンポーネントを実現するものです。具体的には、プラットフォームのファームウェアに対する攻撃からファームウェアを保護したり、そのような攻撃を検出したり、攻撃による障害から回復したりする機能を追加できます。Cerberus を使えば、データセンターから IoT デバイスに至るまで、業界のあらゆるプラットフォームでファームウェアの実装のセキュリティを強化することができます。さらに、Cerberus の仕様では階層的な信頼のルートがサポートされているため、同じアーキテクチャ原則を使ってプラットフォームのセキュリティを I/O のための周辺機器にまで拡張することができます。

Denali

Denali は合理化されたソリッド ステート ドライブ (SSD) アーキテクチャの一種です。これも新たな業界標準となるもので、イノベーションの促進、信頼性の向上、製品やサービスの市場投入までの期間短縮に役立ちます。ファームウェアがシンプルであるだけでなく、インターフェイスが標準化されているので、コンポーネントに複雑な部分が少なくなることはもちろん、仮想マシンのコスト削減やパフォーマンスの向上にもつながります。Denali を使えば、ドライブの挙動をこれまでよりも詳細にコントロールしたり、特定のワークロードに合わせてドライブをカスタマイズしたりできます。また、新しいテクノロジの検証とデプロイに必要な時間も短縮できます。