Azure SQL Data Warehouse: 2016 年 2 月の更新情報

3月 16, 2016 に投稿済み

Program Manager, SQL Engineering

2 月はあっという間に過ぎてしまいましたが、SQL Data Warehouse にとってはエキサイティングな 1 か月でした。お気付きかもしれませんが、安定性、信頼性、拡張性に関する強化が行われ、お客様のご要望に基づいて機能もいくつか実装されました。ここでは、その機能についてご紹介します。

TSQL で SSMS を実装

皆様から最もご要望が多かったのが、SQL Data Warehouse のクエリと管理に SQL Server Management Studio (SSMS) を使用できるようにしてほしいというものでした。現在 SSMS のサポートを追加できるよう全力で取り組んでいますが、この 2 月に大きな前進があり、SSMS のサポートの一環として、次の TSQL 関数を利用できるようになりました。

  • SET NOCOUNT ON|OFF: TSQL 操作の影響を受けた行数を示すメッセージが返されるかどうかを設定します
  • SET PARSEONLY ON|OFF: コードを実行またはコンパイルせずに、そのコードにエラーがないかどうかをチェックします
  • IS_MEMBER() and IS_ROLEMEMBER(): データベースのユーザーが指定のロールまたはグループのメンバーかどうかを確認するためのクエリを実行します
  • COLLATIONPROPERTY: SQL Server 2016 で指定された照合順序のプロパティを返します
  • @@MICROSOFTVERSION: SQL Database または SQL Data Warehouse のマイクロソフト バージョンを返します

PolyBase パブリック データ セット

個人用ストレージ アカウントからのデータの読み込みに加えて、PolyBase で、パブリック Azure Blob Storage コンテナーに接続し、クエリを実行できるようになりました。その際、データ アクセス用のキーや資格情報を指定する必要はありません。これにより、大量のパブリック データ セットを SQL Data Warehouse にすばやく読み込むことができます。たとえば、これは大量の試用データを読み込む場合に便利です。パブリック データにアクセスするには、資格情報を指定せずに、ストレージを参照する外部データ ソースを作成します。外部データ ソースの最新の構文はこちらでご覧いただけます。

セルフサービス型の地理リストア

SQL Data Warehouse を、サービスによって自動選択されたすべての地理冗長バックアップから復元できるようになりました。データ ウェアハウスは、どの Azure リージョンのどのサーバーにでも復元できます。SQL Data Warehouse は地理冗長バックアップを使用することから、障害によってデータベースにアクセスできない場合でもデータベースを復旧できるため、可用性と信頼性がさらに高まります。

この操作は以前も可能でしたが、最近の更新によって、Azure portal、PowerShell、REST API を使って広範囲にわたってプロセスを容易に利用できるようになりました。

geo_restore

DWU 制限と DWU 使用量の指標

最近よく、「ワークロードと DWU をどう比較すればよいか?」、「DWU の数はどのくらいが適切か?」というご質問をいただきます。

このたび Azure portal で新たに DWU 制限と DWU 使用量という 2 つのメトリックを使用して、ワークロードの DWU を監視できるようになりました。この DWU 制限と DWU 使用量は、使用状況を把握するために設計されたもので、これによりデータ ウェアハウスのサイズをより適切に設定したり、将来的な規模の拡大に向けて計画したりできます。この 2 つのメトリックは次のように設定します。

  • DWU 制限: このメトリクスは、データ ウェアハウスに現在割り当てられている DWU 数を示します。その数が、ワークロードが使用可能な DWU 数の上限です。上限はスケールアップまたはスケールダウンにより増減できます。
  • DWU 使用量/DWU 割合: これらのメトリックは、現在実行中のワークロードが使用している DWU 量を示します。DWU を左右する 2 つのメトリックが IO と CPU の使用量なので、マイクロソフトでは、サービスのすべてのノードを考慮して、この特別に組み合わせられた 2 つの指標を使用します。

これらの指標は SQL Data Warehouse のメトリック セクションとメイン ページに表示されます (以下のスクリーンショットを参照)。以下のワークロードでは 1,000 DWU がプロビジョニングされていますが、データ ウェアハウスは平均で 300 DWU を若干超える程度しか使用していません。しかし前の週で、ワークロードでインスタンスがフルに必要になったことが数回ありました。お客様自身のワークロードでこれを考慮して、スケールアップまたはスケールダウンのタイミングを考えてコストを最小限に抑え、ご自身のデータ ウェアハウスを細かく調節することができます。

DWU_Limit

ドキュメントの更新

SQL Data Warehouse のドキュメントが、さらに明確に、かつ充実した内容になりました。600 以上のリファレンス トピックが MSDN に移動し、オンライン ドキュメントの更新も多数行われています。"APPLIES TO" という新しいマーカーを使うと、SQL Database、SQL Server、および SQL Data Warehouse の構文を簡単に比較できます。以下の図のとおり、CREATE COLUMNSTORE INDEX は複数の製品に適用されますが、SQL Data Warehouse には個別の CREATE DATABASE というトピックがあります。

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SQL Data Warehouse の今後の機能改善にご協力いただける場合は、機能提案をお送りください。また、アンケート調査にもご協力いただければ幸いです。