Azure Stream Analytics が IoT Edge で利用できるようになりました

11月 15, 2017 に投稿済み

Principal Program Manager Lead, Azure Stream Analytics

本日、Azure IoT Edge 上で稼働する Azure Stream Analytics のパブリック プレビューを発表いたします。Azure Stream Analytics on IoT Edge により、開発者は IoT デバイスについてのより詳しい、ほぼリアルタイムの分析インテリジェンスを展開でき、デバイスが生成するデータの価値を最大限に活用できるようになります。低待機時間、回復性、帯域幅の効率的な使用、およびコンプライアンスを必要とするお客様を対象に設計されているため、企業は制御ロジックを生産工程に近い場所に展開し、クラウドで実行されるビッグ データ分析を補完できるようになりました。

ASAEdge

分析をデータに近づける理由

企業が Azure Streaming Analytics (ASA) on IoT Edge を使用する場合、データの生成場所に近い場所で複合イベント処理 (CEP) を実行すると、次のようなシナリオでメリットがあります。

  • コマンドと制御の待機時間が短い: たとえば、製造安全システムは、非常に短い待機時間で運用データに応答する必要があります。ASA on IoT Edge を使用すると、異常検出時にセンサー データをほぼリアルタイムに分析し、コマンドを発行して、マシンを停止したり警告をトリガーしたりできます。
  • クラウドへの接続が制限されている: リモート採掘装置、接続された船舶、海洋掘削など、ミッション クリティカルなシステムでは、クラウド接続が断続的なときでも、データを分析し、そのデータに対応する必要があります。ASA では、ネットワーク接続とは関係なくストリーミング ロジックが実行され、さらなる処理や保存のためにクラウドに送信するデータを選択できます。
  • 帯域幅が制限されている: ジェット エンジンやコネクテッド カーによって生成されるデータ量は膨大になる可能性があるため、クラウドに送信する前に、データをフィルター処理または前処理する必要があります。ASA を使用すると、クラウドに送信する必要があるデータをフィルター処理したり集計したりできます。
  • コンプライアンス: 法令順守では、一部のデータについてはクラウドに送信する前に、ローカルでの匿名化または集計が必要になる可能性があります。ASA を使用すると、たとえば、さまざまなソースのデータを収集したり、特定の期間内にデータを集計したりすることができます。

ASA on IoT EdgeIo のプライベート プレビュー段階では、このようなシナリオに対する ASA の有効性を示す好意的なフィードバックが寄せられました。NEC の IT プラットフォーム事業部部長、落合浩之氏は次のように話しています。"Azure Stream Analytics on IoT Edge を使用すると、IoT ソリューションの応答性を向上させながら、IoT Edge 上でローカルにデータを処理することで、データのプライバシーと主権を確保できます。当社の IoT ソリューションにおいても、NEC の Azure Plus コンサルティング サービスをご利用のお客様の IoT ソリューションにおいても、このサービスを使用することに、大きな可能性を感じています。" 

エッジとクラウド間を容易に移動

ASA on IoT Edge では、クラウドとエッジの両方の分析ジョブに同じインターフェイスと同じ SQL のような言語を使用して、お客様の IoT シナリオに合わせて CEP を簡単に利用できます。そのため、分析をエッジとクラウドの間で簡単に移動できます。この SQL 言語を使用すると、時間ベースの結合、ウィンドウ表示の集計、時間ベースのフィルター、およびその他の一般的な操作 (集計、投影、フィルダーなど) が可能です。詳細については、クエリ言語に関するドキュメントを参照してください。

ASA on IoT Edge は、Docker コンテナー上で稼働するクロスプラットフォーム ソリューションを提供しています。このソリューションは、複数のプラットフォーム (Linux または Windows) と複数のアーキテクチャ (Intel または ARM CPU) に展開できます。そのため、ASA は、Raspberry Pi などの占有領域が小さいデバイスから、産業用 PC、専用のフィールド ゲートウェイ、サーバーまで、多様なデバイスで実行できます。

Azure IoT Edge を利用してクラウドから IoT ソリューションをセキュリティで保護、展開、および管理することで、Azure Stream Analytics を何千台ものデバイスに簡単に展開できます。

すぐに始める

ASA on IoT Edge プレビューは現在デプロイされており、2017 年 11 月 17 日金曜日までにはすべてのお客様が利用できるようになります。詳細については、ASA on IoT Edge に関するドキュメントを参照するか、Azure portal に直接アクセスして新しい ASA ジョブを作成し、ホスティング環境として [Edge] を選択してください。クイック スタートについては、包括的なチュートリアルもご利用いただけます。

新しい Stream Analytics ジョブ